07/02/05 21:21:55 g02RKzJh0
結局そのままの形で、一昼夜ぶらさがったままだった。
このままでは餓死する、と覚悟したとき、小さな猿が現れバナナをくれた。
その後十二日間、ジョーンズ氏が痩せて、体を動かして紐を切ることができるようになるまで、
猿はバナナを運び、ときには竹の若枝をもってきて、どうやって食べるのかを教えてくれた。
「この十二日間、生きるか死ぬかの運命は、完全にこの猿が握っていた」
とジョーンズ氏は回顧する。
猿に命を助けられたジョーンズ氏は、動物こそ人間を助ける心をもっているとかたく信じているのだった。