07/01/17 01:01:32 UaQ84fnl0
だが、コックリさんは女の子の名前ではなく「さ」「む」「い」と繰り返す。
「なんだよこれ!」
「・・・気持ち悪いな」
何か嫌な空気が流れはじめる。
そのうち肩が重く、軽い頭痛がしはじめた。
俺は「もうやめよう!」と思わず叫んだ。
皆もそれに頷く。
だが、コックリさんは帰ってくれない。
最後は強引に止めてしまった。
Aは「俺ん家が呪われたらどうすんだよ~」と半泣きになったが、Bが「ちゃんとコップを割って紙を燃やしとけば大丈夫」とはき捨てるように言い皆逃げ出すようにその場を去った。
その三日後だった、その家の側の海岸に女性の水死体が見つかったのは・・
冬の海で寒かったのだろう・・
幸いにして俺を含めた全員に祟りと思われる現象は起きなかったが。