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飛行機が人を轢く”という前代未聞のゴードン事件
ひたちなか市阿字ヶ浦町のすぐ後背地は、旧陸軍水戸飛行場が敗戦によって米軍
に接収され、七三年まで米軍の射爆撃場となっていました。そのため、ひたちなか市
史には記載されていない死傷事故を含めて数多くの事件や大事故が起こっている。
その一つが私にとって忘れられないゴードン事件です。
一九五七年八月二日、超低空飛行の米軍機が県道を自転車で通行中の母子を
飛行機の車輪で轢き殺傷しました。(この時の操縦士の名がゴードン)。
小学生だった私は海水浴場から家に帰る途中で、大勢の大人たちが
「飛行機が人を轢いた」と言いながら慌てたように走っていくのを見て、赤いふんどし
のまま大人たちに付いて行きました。現場に行ってみると、家の畑の隣のさつまいも
畑が飛行機の車輪でなぎ倒され、被害者の体がばらばらに散らばり、警察か消防
の人が長火箸で肉片を拾っていました。息子さんはその時は重症ながら生きて
いましたが、あたり一面さつまいもの葉が真っ赤な血で染まり直視できないほどでした。
いまもその時の光景が目に焼きついています。