06/09/26 13:40:44 Kd9J3orw0
このスレ初めて来たので記念に書き込んでみる
うちのじいさん(明治の終わりの生まれ)の話。
じいさんとばぁさんからちょくちょく話を聞いていたが
じいさんの父方の家と母方の家は文句無くでかい家だったらしい
で、じいさん兄が父方を継ぎ、跡継ぎのとだえそうな
母方を次男のじいさんが継ぐという話になっていた。
だがじいさんは、東京の学校に来てそのまま
分家のいとこだった許婚のばぁさんと結婚し、田舎との
関わりを一切絶ってしまったんだそうな。
そんなで俺はずっと都会暮らしで、田んぼや
護岸工事されてない川なんか見たことなかったから
じいさんの小さいころ育った母方の大きな家と
自然に溢れた場所でのやんちゃを楽しく聞いていた。
蛇をつかまえた話、家よりもでかい木から落ちて
納屋の屋根に穴を開けた話、刈り取った後の稲穂に
火をつけて怒られた話、中庭をかこむ回り廊下を
ぞうきんがけしてた女中さんを池に突き落とした話など
じいさんは跡継ぎということで甘やかされていたようだ。
で、俺は一度「そんなにいい所なら一度遊びに行きたい」と
じいさんにだだをこねたら黙られた、それを怒られたと
思った俺はじいさんの昔話をせがむこともなくなった。