06/06/16 02:27:08
>>3さん
こんばんは。
三八稽古のような宗匠の稽古で頂かれた「茶カブキの記」を表装され、
記念にとっておかれる方はけっこうおられるようですね。
このような、道具として格が伴わず、用途が稽古時や寄付に限られるような本紙の場合、
風帯は略すのが通例です。
とは言え、道具の格はご自身の思い入れが左右する側面もありますから、
そのあたりは3さんご自身の判断で表具屋さんにお願いをされたらよいと思います。
ちなみに、禅宗の一行は茶席で最も格の高い道具のひとつですが、
禅における侘びの精神から、風帯を略すことも多いです。
お家元の道具を拝見しても、風帯を略した掛物は多数見受けられます。
表装の代金は使う裂地の面積と値段にほぼ比例しますから、
大横物が最も高くなります。
3さんが記念品に頂かれたものはたぶん縦一行だと思いますが、
いまの表具を外す手間もなく、表装するだけですのでそんなに値は張らないのでは。
技術をお持ちでないのなら、ご自分で表装というのはお勧めできません。
仮にそのときは上手く出来ても、後々表具を誂えなおすときに不自由が生じるかもしれません。