07/05/20 23:20:48 GCAKuUxZ
お釈迦様の言葉に「天上天下唯我独尊」という言葉があります。
ふつう、唯我独尊というと‘世の中で自分ほどえらいものはいない’
という意味で使われますが、本来はそうではありません。
それでは、本当はどういう意味なのでしょうか。
明治36年生まれ、26歳の若さで亡くなった天才童謡詩人、
金子みすずさんの有名な詩に次のようなものがあります。
『私と小鳥とすずと』
‘わたしが両手をひろげても、お空はちっともとべないが
とべる小鳥はわたしのように、地面をはやくは走れない
わたしがからだをゆすっても、きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのようにたくさんな歌はしらないよ。
すずと、小鳥と、それからわたし、みんなちがって、みんないい’
お釈迦様のいう唯我独尊とは、この世の中で、みんなそれぞれにお互い自分というのは、
かけがえのない尊い存在であり、かけがいのない尊い命であるということです。
‘みんなちがって、みんないい’
お互いにみんなそれぞれ尊い存在です。お互いの違いを認め理解し合うことが大切ですね。
↑この板を利用する上で心に刻んでおきましょう。