07/05/20 22:50:23 6GXvPUVR
初日と東京千秋楽の2回観劇した感想(舞台と主役二人)。
初日は全体的に無難で、全てが淡々としてた。
だから余計に、無理に現代の設定にしなくても・・と訳や演出に違和感を感じた。
正直どこが面白いのか良く分からず、最後の方で社員の日和見主義に笑った程度。
主役フィンチを筆頭に、男性陣のセリフが全体的に聞き取りづらかった。
東京千秋楽では、とにかくセリフを噛んだり間違えが多かった。
役者みんな走りすぎて、舞台のリズムを崩してしまった印象。
セリフの聞き取りは少し改善されてた感じ。(二度目の観劇のせいかもしれないが)
役者でいうと、大塚ちひろが、初日と東京千秋楽では成長著しかった。
フィンチと出合った場面や、フィンチが花をミスジョーンズにあげてしまった場面など、
初日では、ただ普通に立ってたり、興味なさげに見てるだけだったのが、
東京千秋楽では、出合った時の衝撃(バカっぽいけど)や、ムカついてる表現を出していた。
それ以外の細かなところでも、ローズマリーとしての表現が増えていて驚いた。
その相手役:主役西川は、一人コントは置いといて、人と向き合った時の情動的な場面、
つまりローズマリーとの絡みが最後までいまいちだった。
何時どこでローズマリーが気になって、いつ好きになったのか?
食事に行くのは、「気晴らしがしたい」からなのか、「ローズマリーと一緒にいたい」からなのか?
”気になる人”と腕を組むときの、ドキドキ感や躊躇いはフィンチからは感じられなくて
ただ「脚本に書いてあるから、腕を組んだ」ようにしか見えない。
2幕で街をうろついて戻ってきた後のローズマリーとの対面シーンも、
間の撮り方やセリフ(なぜこのセリフを強調?)、振り向くタイミングなど一人で演技してる印象。
相手がローズマリーでなく案山子であったとしても同じ気がする。
以上。