06/12/16 15:31:04
ふとした事から、人形者の彼女と知り合った。
ガンプラ者の俺は、彼女にいいかっこしたい気持ちから、ＳＤのメイクを請ける事となった。
俺は激しく後悔した。カンプラやガレキの塗装技術では、ＳＤのメイクを彼女が満足出来るレベルに施せなかったからだ。
俺はＭＧサザビーとガレキ高町なのはを未完で放置し、ＳＤのスキル集めに時間をつぎ込んだ。
ネットで情報を集めまわった。宝だった綾波胸像を練習台にもした。
そしてついに彼女が満足出来るメイクを施すことが出来た。ヲタな俺でも、彼女を喜ばせることができて嬉しかった。
その後も、ライン消しだの、メイク直しだの、新しい子のメイクだのを依頼された。
利用されているだけだとは感じていたが、それでも良かった。
俺は彼女と年末イベントの約束をした。24日のためにプレゼントを購入した。ヤフーのバーゲン品のバックだが。
数年ぶりの一人ではないクリスマスに、期待をふくらましていた。
そこにテンボスの招待状がきた。
彼女は約束を破棄し、ＳＤとテンボスに行くと言い出した。俺は仕事で行けないのに、それはないだろうと答えたら
「貴方の分身と行くんだよ。この子は貴方で貴方はこの子なの」と言われた。
本当に寒気がした。
彼女と別れれば、俺は今後、女と縁のない人生を送るかもしれないが俺は彼女と距離をおくことを決意した。
もう二度とＳＤにはかかわりたくない。
俺は人形よりも劣るのかと悩み、昨晩は深酒してしまった。だが、過ぎた事はしょうがない。
今晩は1年ぶりに、ガレキなのはを製作してみようと思う。