07/02/28 00:03:05 HCJdzcfj
今日の早朝、スカイパーフェクTVでアメリカの動物虐待防止協会(ASPCA)のお話をやっていました。
これを見て、私は「日本と違うなぁ・・」と強く思ったので紹介しておこうと思います。
この団体は、虐待があるとの通報を聞くと、警官のような服を着た協会員がそこに車で向かいます。
その早さは目を見張るもので、日本のように何日も
置いてとかそういった事はありません。
今回の映像では、悪質ペットショップから犬を助けるお話が流されていました。
そのペットショップではろくに餌も食べさせてもらえず、
排泄物にまみれたやせ細った犬が3匹。
そしてすでに息を引き取っている犬が7匹いました。
協会員は何とか3匹の犬を救おうとすぐに獣医に連れて行きます。
もちろんショップには承諾がどうかなんて考えません。
ボランティア団体がショップの犬を無許可で保護する・・・
日本じゃ考えられなくありませんか?
通報から様子を見て、虐待だと分かった瞬間、犬の命を第一に
非常に素早い行動をとっていました。ところがそこからがすごかったのです!
団体には提携獣医と提携しつけスペシャリスト、それに提携里親探しグループなど。
全ての流れが出来上がっていたのです。
つまり虐待の発見→有無を言わさず保護→獣医による治療→里子に出せるようなしつけ
→里親探しという完全な流れが出来上がっているのです。
それも全てボランティアで!
これら全ての費用を出そうとすれば、おそらく相当な金額が必要となるでしょう。
一つの会社を運営しているようなものですからね。その運営に関する寄付金も半端じゃないんです。
ところが運営が成り立っている→それだけの寄付金が集まっているってことですね。
動物虐待阻止の考え方が、基本的に日本と違うと思います。
こういった活動にはじゃんじゃんお金の寄付が集まります。
日本の方はボランティアについて、まず騙し・詐欺で無い事を
確認しなければなりません。そして、ボランティア団体がショップの犬を許可無く引き取るのも難しいでしょう。
たとえ虐待が起こっていてもです・・・
さらに公的な機関もこれだけの行動力を持って虐待を防止したりは
出来ていないでしょうね。
日本とアメリカの、動物愛護に関する根本的な違いを見た気がします。
早く日本も動物に対する意識レベルの向上が起こって欲しいものですね。