07/04/10 23:20:53
すばらしいっていうより、
歴史的に保存価値があるものなの。
すっごくはしょって説明すると、昔のボリショイの版のなごりなのさ。
定番のイワノフ版があるよね。
んで、サンクトのプティパ―イワノフのつくったものに、
手を入れまくったモスクワ側のひととして、
ゴールスキーというひとがいるよね?
代表的なものはドンキの群舞。
つまり幾何学的美に対して、猥雑演劇的エネルギーという好みね。
こういう流れで改作された、ボリショイのゴールスキー版白鳥を、
短縮して導入しているのがいまの東バの白鳥コールドなんだと。
本家のボリショイは、その後イワノフ系統の2幕に回帰した版になったので、
ここにしか名残が残っていない。
これを東バに伝えた指導者が、ぜひこれを残してねといったとか。
ニホンジンは義理堅いから、佐々木さんがいるあいだは残るでしょ。
ドンキ群舞を作った人の白鳥群舞かとおもうと、
わりとなるほどなと思うところがあるよ。たぶん写実嗜好なんだね。