06/12/10 21:09:51
第2幕、草刈民代さんが登場して会場が沸きました。
草刈民代さんはやっぱりスター。
濃いピンクのチュチュがよく似合い、登場したとき、キラキラしてまぶしいほどで、
上品でプリマになる為に生まれてきたというような「華」のある人でした。
ただ、踊りは、マイムはとても優雅で美しかったのですが、ちょっと足が弱い感じがして、
パ・ド・ドゥのヴァリエーションは特にそれが気になってしまいました。
アダージョは逸見さんのサポートに助けられて、とても優雅に踊っていましたが、
アラベスクで高く上げた足が幾分曲がって見え、美しさを損なっている感じが残念でした。
それに、草刈さんのトゥシューズの音が、結構大きいのも気になりました。
もう少し静かに着地して欲しかった。
最後の決めのポーズの時に少しグラッとしてひやっとさせられましたが
それは経験豊富な草刈さん、すぐに建て直し次のパへ繋いだのはさすがでした。
逸見さんは、アダージョでの草刈さんのサポートは丁寧でしたし、
素晴らしいヴァリエーションを見せて、会場を湧かせました。
また、コーダでは、やや二人の息が合わないようなところもありました。
でも、最後のフィッシュダイブ、飛び込んでくる草刈さんを、
逸見さんはしっかり受け止め、大きな拍手を受けました。
それまであまり表情が優れなかった草刈さんも、
思わず「やった!!」というような笑みがこぼれました。
草刈さん、以前観た映像に比べると、やや調子が悪かったのかもしれませんが、
あらためてプリマの貫禄を感じました。