06/09/30 16:39:03
こんなん見付けた↓
●「磁気は血行を良くする」はウソ!?
日本工業新聞 1999/4/22より
「酸素放出促しコリほぐす」桐蔭横浜大が原理解明
市販の磁気発布剤が肩凝りに効くのは「血行促進」というより、血液中の
酸素放出を促すためだった。桐蔭横浜大学工学部の川久保達之教授ら
は、肩凝りなどに貼って効くとされる発布剤などの磁気治療器の基本原
理を解明した。従来は、磁場によって血液の循環が促進されると考えら
れていたが、川久保教授らは、磁場をかけた場所で血液中のヘモグロビ
ンが酸素を盛んに放出する事を初めて突き止めた。酸素を体に急激に供
給することで、凝りなどの体の不調が緩和されるとみなされる。これまで
磁気治療器に関する研究は、磁力の弱い磁気治療器を体に貼って一晩た
ってから体温や血流の変化を比較する臨床的な事例が多かった。だが、
こうした方法では、他の要因による体調変化の影響も大きく、物理的に現象
を捕らえるのは難しかった。そこで、川久保教授らは磁気治療器の約十倍の
強さがある1.2テスラの磁石を、親指と人差し指との間の皮膚の薄い部分に置
き、血液中にあるヘモグロビンのなかの酸素を捕そくしている率(酸素結合度)
を光透過率から測定した。対照試験したアルミ片を当てた場合はほとんど変
化がなかったが、磁石を置いたときは酸素結合度が急激に減少した。ヘモグロ
ビンは、肺で酸素を取り込み、全身にその酸素を供給する役割を持っており、
川久保教授らは磁場によってヘモグロビンが酸素を放出している事を確認した。
川久保教授は「ヘモグロビンの中にある鉄イオンと酸素が、何らかの磁気的な
結合をしている可能性があり、外部からの磁場によってこの結束が解除される
メカニズムが考えられる」と説明する。ただ、メカニズムが解明されても副作用
がないとは断言できないため、現時点では「効能があるとは言い切れない」とし
ている。