07/06/22 04:27:59
>>607
驚くのは無理もないが、それはこの縫って着るの1スレから出てる話でなぁ。
多分、いろんな理由があるんだと思う。
日本では「平面で製図して型紙を作る」っていう変則な形がずーっと通って来たから、
戦後の洋裁雑誌の最初の頃では、恐らくそんなことはなかったと思う。
というか、逆に、既製服がそんなになかっただろうし(だからこそみんな自力で作ってた)、
存在してた既製服も、文化式なりドレメ式なり田中式なり(ryの手法で型紙が
作られてただろう。
で、そこであまりにも洋裁学校方式が知られてすぎて、みんなあれが型紙作りの
正しいw方法だと思い込んだ。
そうこうする間に、いつの間にか「洋裁学校の型紙作りの方法」(本当は変則)と、
企業の使う「既製服の型紙作りの方法」(本当はふつうの方法)が完全に分離してた。
デザイン見れば引ける、という通念があるから、型紙なんて企業秘密が
外に出るわけない、という感覚にはなりようがない。
ホームソーイングやる人間は、その狭間でウロウロさせられてるわけよ。
戦後からの伝統wで言えば、「型紙なんて自分で引く(平面ってことだ)もんでしょ」であり、
かといってその方法では、今の既製服みたいなものが作れる型紙にはならない。
洋裁学校も、そういう「趣味としてカコイイ自分の服を作る」という部分をフォローする
伝統も機能も持ってない。
でも「型紙は買うもの、それなりに手がかかっているから高くて当然」という認識も
なかなか浸透しないし、引いて当たり前と思ってる人が多い分、大きい市場にならない。
何にせよ、自分は2chがあってありがたかった。
そうでなけりゃ、とてもここまでは来られなかったと思う。