07/05/22 14:23:35 J1HzQ6Ag0
Last-Modified: Mon, 21 May 2007 01:51:46 GMT
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5月21日 自動車の寿命は10年/10万kmくらいという認識が強い。
そんなことから車検証に走行距離が記入されるようになって、
下取り車の査定は大幅に下がってしまった。なぜか?
査定のベースになるのは年式と走行距離だけれど、
今まで走行距離についちゃ多少甘いブブンがあったと思う。
実際、高速道路主体で3年間乗った6万kmと、6年間でチョイ乗りばかり
繰り返した3万kmなら圧倒的に前者の傷みは少ないですから。
そこで中古車業者は仕入れたクルマのコンディションを優先し、
メーターの巻き戻しなど行って相場を維持してきたのだった。
「クルマの耐久性の向上をメーターの巻き戻して調整してきた」と言い換えてもよかろう。
さて、このところ5年目の乗り換えが普通になり、走行距離も伸びる傾向。
中古車を買う人からすれば「可能な限り走行距離は少ない方がいい」。
そんなことからどんなにコンディション良くても、
走行距離5万km以上は極端に下取り価格が下がってしまう。
「新車に乗り換えようと下取り査定に出してみたら走行距離多いと言われ
安さに愕然とした」方も少なくないだろう。
もちろん車検証の走行距離の表示を止めよ、と主張したいのではない。
このあたりでクルマの寿命の認識を変えていかないと、
結果的に「下取りに出すと安いから長く乗ろうか」と、
新車の売れ行きが落ち「走行距離の多い売り物しかないから中古車はやめておこう」
と中古車の売れ行きも落とすことになると思う。
私はクルマの寿命を倍くらいに考えてもいいんじゃないかと考えます。
社会体験少ないだろう役人の考えは、いつもながら「奥行き」がありません。