07/04/17 23:05:46 h9up055x
メタカリも亜硫酸ソーダもハイポの分解阻止という役割は代わらないよ。
だが一般の定着液では酸性であることが望まれるていてメタカリは水に
溶かした後は弱酸性になるので処方が簡単になるのと分解して不快な
亜硫酸ガスをほとんど出さないので都合がいいのでよく使われる。
一方亜硫酸ナトリウムは水溶液は弱アルカリで、酸性にすると
亜硫酸ガスが結構出て不快だし耐久性もアルカリ環境下より劣る。
酸性硬膜定着液だと硬膜剤であるカリ明礬が硬膜性を発揮するには
さらに酸性度を上げないといけず酢酸などが使われるのだが、
そうなるとメタカリでも結構分解しやすいのでいっそのことコストの
安い亜硫酸ナトリウムを多めに使ってるのだと思う。
アルカリ定着液はtokyo-photo.netさんに載ってた処方。
URLリンク(www.tokyo-photo.net)
ハイポに亜硫酸ソーダ、ニワルクの簡単な処方です。
富士やコダックのフイルムならこれで大丈夫と思う。
でも東欧とかのちょっと古い設計のフイルムには酸性硬膜定着液を
素直に使うのをお勧めします。
参考までに酸性硬膜定着液を作る時は酢酸を加えたあと1,2分十分に攪拌
すると失敗が防げます。計量自体は料理用の量りでがさっと量って大丈夫だよ。
あとメタカリは亜硫酸塩にしては高いよ。試薬の500gの奴か、エヌエヌシーの
500が安いよ。ハイポはヨドバシカメラで買いましょう。