07/02/07 01:10:58 eLANBHm+
小田原厚木道路を走り、20分程度で終点の風祭まで達する。
一瞬だけ一般道を通り、給油した後、箱根ターンパイクへ…はじめて走る道。今日は贅沢に有料道路三昧。
ターンパイク前の小さなパーキングで小休止した。
「ふ~フグタ、結構飛ばすじゃないか?」
と、耳栓をはずしながら言う英一。
「東名だろ?危なっかしかったか?」
「いや、異常と言えば異常だけど…まあ絶対に無理な速度ってわけじゃなかったし、路面もよくて交通量も少なかったからな。
後ろから見ていても不安は感じなかったよ」
苦笑気味に言う英一。
「だけど、フグタさ、免許とってから4ヶ月しかたってないだろ?僕なんかそのころは怖くて200キロなんて出せなかったからな!」
「俺だって、怖くないわけじゃないけど、まあ、ちょっと遊んでみたくてさ。
新しくつけたステダンの高速域での動きも確認しておきたかったしね。
それに初心者と言ったって、俺もう7千キロは走ってるぜ?」
そう、怖くなかったわけじゃないが、なんとなく大丈夫であることが”わかって”いた。あくまでなんとなくで、理由は無いが…
「そか、で、ターンパイクはどうする?フグタが前走る?」
「いや、英さん先走ってよ。俺は先輩殿のラインを盗ませていただきますだよ。ただ…ちんたら走ってると…ぶち抜くぜ?」
セブンスターを咥えてニヤリと笑って見せた。
「…おう、やって観やがれ!小僧っ子がっ!」
カルピスサワーを口に当てながら英一が返す。
彼はタバコを吸わない。