07/08/12 02:47:20 5im0+oEV0
>>427
>化学物質の塊である電池を大量に積み、希土類金属(レアメタル)や銅をモーターに、
>さらに変圧や電力制御系にも多量に使う。作るのにもエネルギーや資源を消費し、
>解体再生はまだまだ難しい。
とすると、この世に存在する電気製品は全て上記の過程を経て製造されているので、
電気製品をこの世から廃絶しない限り、環境破壊は免れないことになる。
世界中で年間で製造されているニッケル水素電池はプリウスの総生産で使用される
ニッケル水素の数千倍以上に達し、モーターや基盤、基板上のパーツ、配線類も
相当な量が生産され、製品の代替によって廃棄処分、または再生利用されている。
また、使用されているレアメタルや銅の量についても、プリウスは1500ccエンジンで
あるが、その倍以上の排気量の車では、使用される金属は異なるが、プリウスの
倍以上の金属量がエンジン構成で使われており、これを精製生産したり成型するのにも
プリウスよりエネルギーを使い、エンジンやパーツの運搬運送時にも燃料を消費する。
また、定期的に交換されるパーツ類も、エンジンオンリーの車であれば、エンジン内の
オイル消費や消耗品交換、エアクリーナー交換、点火プラグ劣化による交換、バルブ
交換で消耗品をプリウスより多く排出し、タイヤやブレーキパッドの消費も多いので、
これらの消耗品の放出により、資源の浪費と廃棄が激しくなる。
車両に搭載されている電気製品の量も、排気量が大きく高級車になるほど多くなる
傾向があるので、全ての電気製品で使われている半導体やプラスチック製品、筐体の
原料を比較すると、プリウスよりその搭載量は多いと言える。
上記の点で考えると、その車の生涯で浪費して放出される消耗交換品の総量と、廃車時に
発生する廃棄物の総量で比較すると、エンジンオンリー車の方が遥かにプリウスより
発生する廃棄物が多く、処理エネルギーもかかる場合があることが判る。
これにプリウスより多い消費ガソリン量を加算すると、エンジンオンリー車がそんなに
エコにはなっていないことがわかり、>>427の「トータルの「環境影響」は低減される
どころか、かえって増えてしまうこともありえる。」という理論が間違っていることが判る。