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好況愛知の明と暗
求人倍率日本一、労災死全国2位
2月7日11時25分配信 中日新聞
【愛知県】自動車産業を核とした愛知の好況をめぐり、
明暗両面を示す統計調査が、愛知労働局から発表された。
「明」は有効求人倍率で、県内の2006年平均、
同年12月速報値ともほぼ2倍と、断トツで全国1位の好調さ。
一方で「暗」となったのが労災事故で、
県内の昨年の死者数は全国で2番目に多い94人だった。
「明」の有効求人倍率を支えているのは
「自動車関連や機械器具関連を中心とした好況」(同局)だ。
06年平均は前年比0・18ポイント増の1・85倍で、全国平均の1・06倍をはるかに上回り、2位の東京都(1・58倍)や三重、福井県など(1・42倍)から突出。昨年12月の速報値でも1・91倍で、2位の岐阜県(1・45倍)などを寄せ付けず、
全国トップの座はほぼ3年連続となった。
ところが「暗」の労災事故多発の背景にも
「好況がもたらす繁忙さがあると推測される」(同局)。
昨年の県内での労災事故死者は、前年より51・6%も増えて94人に達し、
大阪府(99人)に次ぐ状況に陥った。
交通事故や転落事故、機械への巻き込まれ事故などが大半を占めることもあり
「荷物取扱量や解体工事の急増、工場稼働率の上昇といった要因が
増加につながっている可能性がある」と同局はみている。
今年は例年以上に各業界への指導、監督を強化する方針という。 (梅本秀基)