07/08/24 06:44:07
個人的にはマリアナ敗北時点で降伏すべきだと思うが、その点は無視して、あと人道も度外視して、有効性に限って論じると
優秀なパイロットを養成して、それを大事に反復使用し、練度の高いパイロットが揃っている状態にするのが本筋だと思う
その意味では、戦争に突入する前にもっとパイロットを養成しておくべきだった
結果論で言えば、空母のパイロットなどは、対米戦になれば消耗が激しいのだから、搭載する数倍は予備戦力を用意しておくべき
とはいえ、そもそも空母機動部隊を主戦力とする海戦なんて世界でも類が無かったのだから、そこまで考えよというのは無理があるのかも
そして、遂に熟練パイロットが払底した時、練度の極めて低いパイロットを特攻に使うのは、純軍事的にはベターな方法だったと思う
特攻の成功率は10~20%だったと言われているが、通常の攻撃方法で同じ成功率を得るのは難しかったのではないか
マリアナでは、開戦時に比べれば練度が低いとはいえ、南方でそれなりに訓練を積んだパイロットが七面鳥にされたのだから
また、米兵に対する心理的効果も、確かにあった
ただ、兵士の尊い犠牲の上に特攻を敢行するなら、もっと特攻に適した機体を使う事はできなかったのか
特攻用に開発された飛行兵器が桜花だけというのは、いかがなものであろうか
例えば、遠距離飛行が可能で、突入直前に加速する、プロペラ&ロケットのミックス機などは出来なかったのか
潜水艦から発艦し、離陸後はフロートを投棄して高速度を発揮するような機体はできなかったのか
又は、超低空飛行に適し、レーダーに映りにくいように工夫された機体は作れなかったのか
いくらなんでも、戦闘機として開発されたゼロ戦が、特攻機に最適化された機体とはいえないと思う