07/09/11 00:21:16
>>440
>国民の側に自己犠牲を貴いと思う土壌がなければ
それはイデオロギーとは呼ばないんだよ。国民性と呼ぶべきもの。
戦前・戦中にわたって七生報国が強調されたことも事実だし、殉国する
こともプロパガンダされたが、イデオロギーというには違和感がある。
>でも、ロシア人だってバカじゃなかった
>バカだったら、ぜったいにドイツ軍には勝てなかっただろう
ロシア人は、強大な権力で平民が押さえつけられていた歴史が長い。
ヨーロッパで農奴制度が最後まで残っていたのはロシアだった。
王室というカリスマから権力を奪取した新興勢力の共産党が、国民に忠誠を
誓わせる基本原理として「共産主義」というイデオロギーを利用したのであって、
強権力が平民を奴隷のように支配する構造は、実はまるで変わっていないんだよ。
従って、ソ連の将兵もまた、イデオロギーのために戦ったのではない。
あくまで戦争の駒として戦かったということ。
政治将校にチクられたり粛清に怯えたりしながら、将官・将校も任務をこなしたということ。
あと、米英の援ソ物資やレンドリースがあったことは忘れられないな。