07/06/25 19:08:21
だがしかし伍長閣下の強運に勝てる人間も少ないだるう。
①兵役逃れで越境するが、何ら罰はなし、国に戻り検査すると失格になる。
②自ら志願した独軍では驚異的活躍をする。仏人大量生け捕りは、度胸だけでは済まないモノ。
③毒ガスで目をやられるが、奇跡的に回復、かつ病院で覚醒者となる。
④戦後の辛い時期を陸軍人として切り抜けた。
⑤演説会に共産党が殴り込みに来たときは、弾雨のなか演説台に立ち続け、無傷であった。
⑥プッチの際は最前線で気勢をあげていたが、腕を組んでいた隣の人が弾雨のなか死亡、肩を脱臼。
しかしそれにより下がったことで、死の危機を免れる。
⑦演説会で共産党員が爆破テロをするが、その日の気分で演説を少し早めに切り上げており、無傷。
⑧奇跡的に大統領から全権を獲得する方法を大統領の病没の寸前で獲得。(当時は未だ力関係で、大統領の方が強力だった)
⑨二度目の爆破テロの際も奇跡的に死を免れる。
⑩大戦末期のベルリンで、なぜか伍長閣下に深く関わる人間は無傷で官邸を出入りしている。
ほかにも色々あるため、伍長閣下存命説に深みを与えている。
世界に天命は存在するのではないか、とさえ疑いたくなるものだ。
聞いた話によると、彼は戦争末期、官邸脱出せざるを得なくなった際、痛い火傷を負い顔が変わってしまった(鬼瓦、といわれる)ため、
まったく本人とは分からず、長い地下生活に衰弱していたためかつての閣下像と合わず、気付かれぬままに、
戦傷兵士として墺に戻り、母方の親戚を頼って86才まで隠遁農家として暮らした、という伝説がある。