秀吉による朝鮮役の軍事分析4【日本・明・朝鮮】at ARMY
秀吉による朝鮮役の軍事分析4【日本・明・朝鮮】 - 暇つぶし2ch201:名無し三等兵
07/07/08 21:51:00
李水軍による日本軍の西進阻止と海上輸送の遮断

> 賊将の平〔小西〕行長は、平壌に到達するや、書簡を寄せて「日本の水師十余万が、また西海から到来する。
> 大王(朝鮮国王)の竜御(串輿)は、ここからどこへ行かれるというのか」といってきた。
> 
> (これにより日本軍の意図は)おもうに、賊はもともと水陸の軍勢を合わせて西下(西進)しようとしたのであるが、この一戦
> (文禄元年の5月から6月にかけての一連の海戦)によって遂に賊の片腎(水軍)を断ち切ったので、〔小西〕行長は、平壌城を
> 獲得はしたものの、その勢力は孤立しており、敢えてそれ以上前進しなかったのである。
> 
> 〔こうして我が〕国家は、全羅、忠清道ばかりでなく、さらに黄海、平安道沿岸二帯に及ぶまでを確保し、〔これによって〕軍糧を調達し、
> 命令を伝達させて、ふたたび勢力を興起させることができたのである。
> 
> そして遼東の金、復、海、蓋、さらに天津などの(中国の)地が騒動にまきこまれず、明の救援兵が陸路から来援して賊を
> 撃退することができたのも、みな〔李舜臣の〕この一戦の功績である。ああ、天の助けでなくて何であろう。
> 
> 〔李〕舜臣は、こうして〔慶尚、全羅、忠清の〕三道の水軍を率いて閑山島に駐屯し、賊が西方を侵犯する路を遮ったのである。
> 
> 〔懲比録〕 東洋文庫 P142


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