07/04/16 12:36:14
一寸乱暴ではあるが、エンジンが一定の出力を発揮するとき、一定の発熱量がある。
液冷の場合、この発熱によりエンジンが壊れることが無いように、冷却液を
ラジエータで冷やす。バランスが取れれば、筒内の温度は一定に保たれる。
一般的には筒内の温度が高いほど燃焼効率が良くなるので、この点に関してのみ着目
すれば、筒内温度は高い方が良い。然しながら、エンジンを構成しているのは金属で
あることから、使用材料にもよるが、1千度を越すような温度となると問題が出て
くる。
従って、常に一定温度以下となるように冷却する必要が発生する。
筒内温度は安全をみれば、900度だいの下の方となるであろう。
一方、冷却液は200度程度以下であろうから、筒内温度は、冷却液の温度にはあまり
依存しないこととなり、主としてラジエータでの放熱量に依存することとなる。