07/04/25 23:00:24
>>741
>因みにピラーニャⅢの10輪型は、車格が一段上のピラーニャⅣの登場と共にカタログ落ちした。
恐らくピラーニャⅣが8x8でピラーニャⅢ10x10と同等以上の性能(重さに関するもの)で出現できたのは、
日本と違い車幅をそれほど制限されなかったからと思われる
(ピラーニャⅢは2.60mであり、同Ⅳでは2.80mとなる)
やはりピラーニャⅢと同じ車幅で制限されれば車体を長くする若しくは車高を高くするという方向へしか進化できぬであろうから、
車幅2.5mに制限されるわが国の装輪戦闘車は、より大きくするには全長を長くするしかないのではないだろうか
(車高を高くするのは、重心が必然的に上に移動してしまうためあまり好ましくない)
このことを考慮すれば幅2.5mでありながら全長7m~9mの車体となるであろう
しかし、これを4軸とすれば起伏地を走行したり超壕する場合、車体そのものが接地してしまう(つまり腹を擦る)恐れがある
車輪を大口径化するという方法もあるが、ただでさえ車幅を制限されているところへホイールハウス容積の増大は好ましくないのではないだろうか
とはいうものの、やはり現実的に世界的潮流を見れば貴殿のいう
>つまり同等以上の全備重量を実現できるならば、5軸よりも4軸以下の方が得つか現実的なんだと。
という結果に落ち着くのではと予想される
>>744
確かに装軌戦闘車を全く性質の異なる装輪戦闘車で置き換えるというのは
刀の代わりに包丁で戦えというようなものであるが、
現実問題として、現状では将来装輪戦闘車両ファミリーやら近接戦闘車、NBC偵察車、そして機動戦闘車など、
装輪戦闘車についての研究開発が活発な反面、装軌戦闘車は新戦車しか開発していない
これはやはり、国内での防衛戦を想定した装備よりも海外派遣に持って行きやすく、
そして災害派遣の際にも中型~大型トラック等と行動を共にできる程度の機動性を持たせた
装輪戦闘車を整備するという方向に行っているのではないだろうか
(つまり、路外走行能力の高いピックアップトラックよりも使い勝手のよい4WDの軽トラを揃えるというようなもの)