07/03/04 00:35:44
なぜ私が共通車台に拘るかというと、これはつまり生産ラインを部分的にも統一できると思うからである
有事が起きた際、例えば機動戦闘車が不足したとしよう
この場合、共通車台であれば製造中の他の戦闘車用車台を流用することも可能であるが、
専用車台であればいくら機動戦闘車用の砲塔が余剰であっても車両として完成するのはその戦闘車両の中で最も遅い部分となるからである
鋳物部品などは削りだしの部品よりもL/Tの安全係数は多く採られるし、
ましてや車両といえどもシステムが複雑化する現代においては部材から数日程度で車体として組上がるとは思えない
防護システムを向上させれば乗員の生存率が上がるかもしれないが、撃破された車両は補充しなければならないのだ
いくら乗員の生存率を上げたとしても、その乗員が再び乗る車両が無いのでは“宝の持ち腐れ”である
訓練や実戦を積んだ者がより貴重な戦力となるとなるのは分かると思うが、彼らの乗る戦闘車両がないのでは意味が無い
私はこの点から機動戦闘車の共通車台化を考えたのである