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推奨する良書 サイト - 暇つぶし2ch200:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/29 02:41:29
>195
ほう戦前のもあるんですね。やはり地元連隊が入手しやすいようですね。

私のは昭和50年前後、多分これ以上の時間が経つと記録を残せなくなる可能性が出てきて有志により編纂されたのでしょう。
なので、インパールやその後の復員、内地での解隊まで詳しく記録されていました。

で、こういう戦友会の自費戦記、自分で書いて気になったので尼で検索したら…いくつか出てました…が、どれも1万超え…
214連隊など6万近かったです…私の買った量販古書店では2000/2500/2500の計7000だったのに…
恐るべし量販店…まじで価値は無関係のようです…小まめに探すと掘り出し物に出会えます。
あ、陸戦史集は2500が大量に出てました。各個、機会射撃開始。

>194 ____   
   /MwmVm   やだなあ、なにいうかな、住人さん。
   ⊥⊥__⊥  わたし若いよ、若いの。うん
   |__/|ノノ))))〉 
  ノ ヘ.|l. ゚ヮ゚ノ|   あ、きっとアンカーミスだよね、ね。
  ((( ⊂I!Liつ  
  )ノ fく/_|〉    にはは
  ´   し'ノ  

201:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/29 02:42:37
アンカーミスは私だ…orz
>194 じゃない >198 です…

202:名無し三等兵
07/03/29 09:19:27
軍事関連の洋書(英語)で面白いの無いかねぇ?


たとえば和訳されたけど和訳版が絶版になっちゃったヤツとか。

203:202
07/03/29 09:20:19
たとえば元軍人の回顧録みたいなのとか。
文法あんま厳しいと読むの辛いが

204:名無し三等兵
07/03/29 13:22:54
洋書ならダニガンの「HOW TO MAKE WAR」が読みやすく、内容も素敵です。
UAVの話など「新戦争のテクノロジー」の頃から世の中ずいぶん進歩したと感じられます。



205:名無し三等兵
07/03/29 14:45:10
>195
俺も三十四連隊史持ってる。日中戦争のところに書いてある「101D103連隊某大隊」の話が酷すぎ

206:名無し三等兵
07/03/29 16:21:48
>>202 いまTHUNDER RUNを訳そうと思って読んでます。だけど書籍なのであれだ、
訳をきちんとして出版社に見てもらって、物になりそうかどうかが分からん。
 ブラックホークダウンを英語と日本語両方で読んで参考にする必要がありそう。

 ずっと前読んだときは、なんだこの米軍万歳な自己陶酔ストーリーはって思って
ちょっといやだったけど、今ならイラク戦争でバグダッド陥落直後の底抜け楽観状態を
懐かしみつつも冷静に読める時が来たかなぁと思ってます。

 イラク人がやたらと簡単に死ぬんだけど、米軍兵が死ぬときは長々と人物紹介して
いかに掛け替えの無いいい奴だったかって描写してから死ぬあたりがちょっとなぁって
感じだったんですね。イラク側の視点が欠落しているのはやむを得ないのだけども。

207:名無し三等兵
07/03/29 18:54:00
フィクション?

208:名無し三等兵
07/03/29 19:13:07
Lansさん、教えてください。
わたくし、陸戦史集の朝鮮戦争を何冊か持っているのですが、「読み方」がわかりません。
児島襄や歴史群像の「朝鮮戦争」を読んで、戦術について学んでみたいと思い、数年前に
古本屋で購入。付属の地図を見ながらこの部隊があーしたこーしたってたどってみても、
そこから何を読み取っていけばいいかわからず、今では本棚の肥やしです。
このスレを読んでいたら、宝の持ち腐れのような気がして、恥ずかしながらおたずね致しました。
ご教示くだされば幸いです。

209:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/29 20:50:11
>208
難しい質問ですね(汗

まず、基本的な陸戦戦術を勉強しましょう。(いきなり陸戦史集は無謀です)
ただ陸戦史集は、SLGでいえば「作戦級」にあたります。
なので上記であげたコンバットバイブル、米陸軍戦闘マニュアルでは対象規模が小さく、ちょっと適合しないのが実情です。
となると、「戦術と指揮」を読んだ後、歴史群像WW2シリーズ「ドイツ陸軍全史」「アメリカ陸軍全史」あたりで、
大隊~連隊規模の戦闘方式を勉強、これで主攻と助攻、防御、拘束、迂回、遅滞などを理解し、そうすると
それを師団編成あたりで運用すると、それぞれ連隊、大隊での戦闘団の編祖とどのように各戦闘団の任務を割り当てるのかが、
おぼろげに見えてくると思います。

そうなったら、陸戦史集の出番、各部隊の担当任務を把握し、それぞれがどのような位置に展開し、
さらにどう連携しつつ戦ったのかの実例が詳細に載ってる訳です。

つまり、TVのプロ棋士の将棋中継を楽しむには、

・基本のルール(基本的な戦闘展開の制限)
・コマの能力(部隊の特性)
・多少の定石(基本戦術)

を知っていないと楽しめないし訳わからん。それと一緒ですよ。
でも一番てっとり早い理解方法は、実は作戦級のボードSLGなんですけどねw
これをプレイしつつ、どうしてこのルールはあるのか?このルールは何を再現したいのか?
これを考えると、おのづと作戦の組み立てを分析することになります。

210:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/29 21:23:06
続き

具体的な楽しみ方としては、各部隊の任務を把握したあと、全体を見回して各部隊の連携、つまり作戦構想を見ます。
これは詳細な資料であれば、攻撃側、防御側、お互いが何をやろうとしていたのかが見えてきます。

例えば、主陣地と予備部隊の位置関係から、その予備部隊があくまでも穴埋めを目的としていたのか
それとも機動打撃を考えていたのか?などなど。一言に連携と書かれてしまう場合も多いですが、
攻撃も防御もそれぞれのシステムの構築な訳です。

攻撃側も主攻と助攻、第2悌隊の準備の有無から、攻撃強度などが見えてきますし。
また各部隊が作戦上期待された敵部隊に対する任務も見えます。
これが大抵の本では~に向かって攻撃としてしか書いてない本が多いのですよ。
つまり機動や、そこでの防御の意味がわからないんですよね。

本来なら、それが主攻に対する敵の反撃を封じる為なのか、それとも平面的に圧力をかけているのか?
拘束目的なのか、牽制目的なのか?攻撃の理由まで書いてあればいいのですが…
このあたりまで踏み込むのは陸戦史集や戦史叢書、前述の連隊戦記くらいです。
 

で、ここまで各部隊の任務が理解できれば、
後出しジャンケンとして、実際の行動から、もっと効率的に双方は打つ手があったのではないか?
とか研究するのも一興かと。

まあ、だらだらと書いてみましたが…こんなとこかとw

211:名無し三等兵
07/03/29 21:30:50
>>208
戦術はまず「一般的な原理原則」から勉強した方が早道。

予備知識の少ない人が帰納法的に個々の戦史から戦術の原理原則を拾おうとしても、
それが一般的なものなのか、その戦い特有の物なのかを判別するのにかかる時間や労力が半端じゃない。
そのかわり、そうやって試行錯誤した人が一度「原則書」に接すると
豊富な戦史知識が基盤としてあるから一挙に原則の理解が進み、相乗効果で「応用力」も伸びる。

212:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/29 21:30:53
あ、書き忘れ

攻撃や防御はシステムだと書きましたが、それを分析し把握することが戦術研究の愉しみだと思っています。
つまりパズルを解くようなものです。

そうなると次は自分でパズル(ロジック)を組みたくなるもので…
その為に参考になる資料(戦例)をさらに読み漁る。
駄目街道へ一直線w にはは

213:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/29 21:52:52
今日の1冊
「オレンジ計画」 エドワード・ミラー 新潮社

アメリカの対日本戦略の変遷を研究した本です。
帯や紹介にはアメリカの計画のすごさを書いていますが、実際には大きな紆余曲折の結果にすぎないと判りますw
しかし、研究を続け、常に状況にあわせて修正改良していく姿勢は素晴らしいものです。
そしてこの本では日本という「位置」の優位性と重要性も理解できます。

読んだ感想としては、日本は、このアメリカの現実主義と理想主義の
絶妙な調整力とバランス感覚に負けたのでわと思えます。

214:208
07/03/30 00:51:45
「戦術と指揮」持ってます。奥付を見ると1996年11月24日第3刷。
新本で購入したので、10年位前から何度も読んでいる事になるのに、
ほとんど理解出来てません。無駄に年をとったなぁ。
週末に古本屋に行って、歴史群像探してきます。無ければヤフオクで探します。
陸戦史集は当分「肥やし」ですね。
Lansさん、それから211の方、ありがとうございます。

あつかましくも、また質問なのですが、
>でも一番てっとり早い理解方法は、実は作戦級のボードSLGなんですけどねw
地方在住でして、ボードゲームを一緒にプレイする仲間が周りにいません。
PCゲームでは駄目ですか?
スレ違いかも知れませんが、推薦された良書を読むための準備ってことで
許してください。

215:202
07/03/30 00:56:12
>>204
>>206
ありがとうございます
とりあえず、「HOW TO MAKE WAR」を注文しました。

楽しみっすね。
…さて。一応学生時代の辞書を引っ張り出しておこうか

216:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/30 01:37:36
>214
ゲーム業界のクリエイターとして、自分でもSLGを創っておきながら、いささか情けない話なのですが…
戦術や作戦術の研究においてPCゲームではボードSLGの足元に及ばないというのが私の見解です。

理由はPCゲームは計算は細かく行ってくれますが、思考が決して人間には及ばないのです。
その為に、ゲームシステム全体がPC思考をどう構築するかに引っ張られてしまい、
戦闘システムとしての作戦術をルール化するよりも戦闘結果システム「だけ」が進化しているのが現状です。

一部海外でボードっぽいPCゲームが出ていますが、それもまだ数値計算にたよっています。
本来のボードSLG、特に作戦級は思考を人間に委託する事により、「戦闘結果」を出す為のルールでなく、
作戦システムを再現することを目差したゲームが昔は多く出ていました。

まあ、対戦相手がいなくても、ルールブックを読み、ルールを理解し、そのルールが何を表すのか?を考えるだけでも
随分と勉強になりますよ。

SLGのルールは作戦や戦術を分析し再構築したものなので、逆に解析しても、勉強になるんです。
それにユニットやシナリオの序列を眺めるだけでも、参加戦力による大まかな趨勢などの理解促進になりますし。

戦闘結果表と各ユニットの数値を眺めるのもまたw

でも、そういうのに耐えられるのは海外のSPIとかAHやGDWでも一部のゲーム。
特に初期~中期のものでしょう。後期は…日本もそうですが戦術に走りすぎるきらいがあるんで…

ちなみに私は今でもAHファンクラブ会員証を財布に常時携帯しています。
会員No.13-158
私の心の従軍章ですw

217:名無し三等兵
07/03/30 04:46:24
>214
ボードSLGなら一人で遊べる(ソロプレイ)ものも多い。
遊ぶ為にルールを覚えたり、対戦に備えて作戦立てる時はまずソロであれこれやってみるのが普通。
初心者向けに駒数が少なく、ルールもさほど難しくない物があるので、まずはそういった物を探すといいだろう。

ちなみに、おいらのイチオシは「ドイツ戦車軍団」。数年前に再販されてるので、地道に探せば見つかる…かもしれない。
これに限らず、旧エポック社の作品は取っつき易いのが多いのでお薦め。

あと古本屋巡りするならダニガンの「ウォーゲーム・ハンドブック」は要チェック。
どうやって軍事の諸要素をゲームに落とし込んでいくのかを丁寧に解説してるし、その手法で製作したミニゲーム「メッツ進撃作戦」もついてる。

これ以上はスレ違いなので、ボードSLGについて聞きたい事があればこの板のゲーム関係のスレにでも投下してくれ。

218:名無し三等兵
07/03/30 19:52:59
>>217
>「ドイツ戦車軍団」
コマンドマガジンの次号はこのシリーズの続編のようですね。
URLリンク(www.kokusaig.co.jp)
URLリンク(www.kokusaig.co.jp)
スモレンスク攻防戦
URLリンク(www.kokusaig.co.jp)
マーケットガーデン作戦
URLリンク(www.kokusaig.co.jp)


219:218
07/03/30 19:58:10
よく考えたらスレ違いでした、スミマセン。

220:名無し三等兵
07/03/30 20:38:30
URLリンク(search.auctions.yahoo.co.jp)

すごいことになってるぞー!!

221:名無し三等兵
07/03/30 21:05:32
作戦級SLGといえば、20年前ぐらいにポニーキャニオンが発売していた
SPIのヴィクトリーシリーズ(だっけ?)がツボを押さえたPCゲーム化で
実によろしかったですな。

222:名無し三等兵
07/03/30 22:55:34
WW2といえばHOI2DDでFA?

223:トルエン大尉 ◆HLQcUQEQBs
07/03/31 01:01:18
歴群の朝鮮戦争上下が陸戦史集の理解に役立ちそうが気がするw

224:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/31 02:20:31
今日の1冊

「U.S.マリーンズ ザ・レザーネック」 上田信 大日本絵画

サー、イエッ、サー!

何回か書かれた「コンバット・バイブル」の海兵隊版であります。
海兵隊の装備、編成、歴史、訓練がわかりやすく紹介されております。
特に編成に関しては分隊から師団まで、航空隊や海上事前集積まで掲載されております。

また、上陸作戦の手順も細かく解説されていますが、
このような上陸作戦ができるのは米軍だけです、そこは注意が必要と愚考いたします。サー。

ちなみに
ドリルサージャント(訓練教官軍曹)の罵倒もたっぷりであります。サー。

225:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/31 02:24:13
>222
個人的には駄目であります。さー。
戦術級としてはそこそこ良いですが、戦史を読み説くような作戦術の理解までは難しいと思います。さー。

226:トルエン大尉 ◆HLQcUQEQBs
07/03/31 03:40:38
>>224
そう、上陸と渡河は「敵の遠くに」ってのが基本だからw

227:名無し三等兵
07/03/31 05:08:27
CoH大好き

228:名無し三等兵
07/03/31 10:31:29
重複対策age

229:トルエン大尉 ◆HLQcUQEQBs
07/03/31 11:26:42
戦術の理解の補助として役に立ちそうなゲームは
最近再販された ASLスターターキット1~3
ちょっと前に再販された 装甲擲弾兵(実は装甲擲弾兵が出てこないw)
がお勧めです。
ただあくまで補助です。

SLGって一応、「本」だよね?w

230:名無し三等兵
07/03/31 13:14:21
「孫子」「戦争論」これらの古典を理解するためにお勧めの本はどれですか?

231:名無し三等兵
07/03/31 13:33:15
>>230
孫子や戦争論(クラウゼヴィッツ)は、ただ知識を得るのではなく、自分なりに思考を深めることが大切。
また、数多くの解説本が出ているが、ビジネスマン向けの啓蒙書は、
トンデモ解釈本も見受けられるので、最初に読むのは辞めた方が良い。
信頼性から言うと、このあたりならあんしんしてお奨めできる。

戦略論大系第1巻 孫子   杉之尾宜生編著      芙蓉書房出版
戦略論大系第2巻 クラウゼヴィッツ 川村康之編著   芙蓉書房出版


ネット上だと、ここで孫子とクラウゼヴィッツ(戦争論)ざっくりした解説が載っている。

戦理・戦略
URLリンク(www003.upp.so-net.ne.jp)

232:名無し三等兵
07/03/31 13:42:37
>>216
>戦術や作戦術の研究においてPCゲームではボードSLGの足元に及ばないというのが私の見解です。
同意。業務系APに携わっているIT土方だけど、PCゲーム作ってみたいなと夢見ています。

>>229
>SLGって一応、「本」だよね?w
初心者にお勧めできるものなら、かまわないのでは。


233:名無し三等兵
07/03/31 14:38:54
シミュレーションゲームのエセ戦術は萎える

234:214
07/03/31 19:57:36
Lansさん、他の皆様方ご教示ありがとうございます。
昨日仕事の途中で立ち寄った古本屋には歴史群像の目当ての本は
ありませんでしたが、「初級戦術の要諦」という本がありました。
著者は、武岡淳彦。出版社は、田中書店。昭和47年10月に発行された
本で、戦術について解説されているので買ってみました。
第12師団長の前書きがあるので、自衛隊関係の本なのでしょう。
「初級」と書いてあるからには理解できるようがんばってみます。

235:私の本棚 ◆d4X7F2c3IU
07/03/31 22:55:49
今日紹介する本

 大本営参謀の情報戦記-情報なき国家の悲劇 堀栄三 文春文庫

作戦を実施するに当たって、情報がいかに重要で無視できない存在かを解説してくれる本です。
著者は太平洋戦争の真っ最中に陸大を卒業後、新米のヒラ参謀として大本営陸軍部の情報部に配属されます。
戦いでは「敵基地はここから○kmの距離が…」とか「○○mm榴弾砲の射程は~」という数値ばかり目が行ってしまいがちですが
堀参謀は徹底的に相手の些細な行動に目を光らせて収集し、冷静になって感情に流されず判断を下していきます。
台湾沖航空戦やフィリピン防衛戦等、実際に現地で見聞きし参謀として動き回っただけあって、書かれている文章は説得力があります。
(そして、あまりに予想が的中してアメリカ軍の動きと同じ為、同僚から「マッカーサーの参謀」と渾名まで付けられる)
戦後は自衛隊の西ドイツ防衛駐在官として着任。欧州方面でのキューバ危機に関する情報収集を担当して八面六臂の活躍をします。

堀氏は一貫して「情報の重要性」を説いていますが、今の日本で重視されてるかと言うと……されてないですよね。
こないだのイージス艦データの防諜対策でさえいい加減なのですから。著者曰く「日本人は今も昔も情報を軽視する民族」と言ってますが、まさにその通りかと。

読後は現在の日本に対して何とも悲観的になってしまいますが、情報がどのように戦いへ影響を及ぼすかを知りたい方は是非どうぞ。

>>234
なんか面白そうな本だな~
読後は簡単でもいいから感想を書いてほしいモンです

236:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/31 23:00:22
今日の1冊
「マハン海軍戦略」 アルフレッド・T・マハン 中央公論新社

有名なマハンの「海軍戦略」です。古典中の古典ですが最近、新訳で出版されました。
海軍戦略と名うってますが、陸戦も参考として扱っており、原則部分では拠点と交通線を中心に展開しています。
過去から当時最新の日露戦争を語っていますが、あくまでも分析による今後のアメリカ戦略への提言は
当時の情勢と艦艇能力に基づくものであると承知の上で読んでください。
一般原則を見出そうとするなら有意義ですが、現代においてコレをそのまま間に受けると厨になる可能性大。
とり扱い注意ですw

また、一時期流行していた作戦線の「角度論」を非難していますが、おもわず2chなら
「ほんとにすごい、作戦線とかちゃんと考えてる。角度とか」
「ばーか、いまどき角度ってなんだよ、この厨房がwww」
みたいな論争になるのかと頭に沸きましたw

237:名無し三等兵
07/03/31 23:04:48
>>234
タイムリーにそんな良書がゲットできてよかったね。
本職向けの野外令解説本だから歴群なんて比較にならん位の戦術専門書。
ただ、素人向けの「戦術と指揮」すら10年読んでて理解できないようなら
それこそ宝の持ち腐れのようなw

238:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/31 23:07:19
>234
>「初級戦術の要諦」
なかなか面白そうなモノを入手できたようで、うらやましいですな。
ともかく、戦術の基本は、敵の制圧/拘束と、その間に優位な位置取りを確保する機動にあると思います。
そこいらへんに留意しておくと理解しやすいかも。がんばって下さい。

あ、その本の内容とか後で紹介してくれると嬉しいですw

239:名無し整備兵
07/03/31 23:22:27
>236

 マハンが出たなら、対抗上これを出しておきましょう。

「戦略論大系(8)コーベット」 ジュリアン・コーベット 高橋弘道訳 芙蓉書房新社

 クラウゼヴィッツの影響の下、海上戦略を国家戦略全体の中に位置づけた「近代海洋戦略思想」の源流というべき良書です。

 海上戦略という新たな視点から世界史にスポットライトを当てたマハンほどのインパクトはないものの、そのマハンの欠点だった海上戦略と
陸上戦略との整合性を取り上げ、真に国家に貢献するための海上戦略について、豊富な実例とともに詳細に論じています。

 また「敵主力(艦隊)の撃滅」に重点を置いた当時の英海軍軍人の一般的な考え方を批判し、通商破壊や海上封鎖等の価値を見直した他、
海外遠征について論じた部分は、近年の米海軍の「フロム・ザ・シー」「ビヨンド・フロム・ザ・シー」戦略等にも影響を及ぼしています。「海軍と
いえばマハン」だった日本人にとって、その狭い視野を脱するためにも是非読んでもらいたい一冊です。

 ただ、読者が原文を参照することを前提にしているためか訳文が逐語訳に近いのと、多少の誤字脱字がまだ残っているのが残念なところです。

240:名無し三等兵
07/03/31 23:42:48
内容は面白そうなんだが、訳の酷さで挫折しますたそれorz

241:トルエン大尉 ◆HLQcUQEQBs
07/03/31 23:49:10
海軍防御に感動w

242:名無し整備兵
07/03/31 23:50:12
>240

 まあ、海自幹部学校の教官勤めた1佐の方が訳されたものだし、少なくとも
「間違った」訳はしていないはずでつ(汗)

243:Lans ◆xHvvunznRc
07/04/01 00:01:35
>239
ぬ、コーベット出されちゃいましたなw
整備兵殿も出してくださいよぉ。私はそろそろ弾切れ。
私は今後、昔読んだ戦記系中心の紹介になりそうなのでw
(まだイスラエル地上軍とか戦場の人間学とか積読状態で紹介できる状態じゃないので(補給過多で自滅中

244:私の本棚 ◆d4X7F2c3IU
07/04/01 00:17:25
>>243
あ~、イスラエル地上軍は俺も3日前に某古本屋で入手したなぁ……まだ読んでないけど
っていうか、先週入手した本土防衛戦史元寇も読んでないよ
同じくこないだ入手したグリーン・ビーチも読んでないし、ノモンハンも読んでないし、ドキュメント昭和第三巻も読んでな(ry

245:名無し整備兵
07/04/01 00:20:27
>243

 いやぁ、実はいま引越しの最中なので、紹介できるような本はまだ実家に眠っております。
 来週末に新居に到着する予定なので、それ以降逐次に紹介させていただきます。

246:トルエン大尉 ◆HLQcUQEQBs
07/04/01 01:00:48
過去レスをざっと見てLans丼とかぶってないのは

「野戦指揮官」「戦車大隊長」「前進よーい、前へ」 木元寛明著
「もののふの群像」 亀井浩太郎編

くらいですかね。

オイラも「「独ソ戦全史」を読んでいる最中です。マハンは読みかけのままですw

247:名無し三等兵
07/04/01 01:16:05
最近発行された「独ソ戦全史」は以前からあったヤツと同じですかい?

248:トルエン大尉 ◆HLQcUQEQBs
07/04/01 01:19:26
元のは2003年に発行されてますね。

249:名無し三等兵
07/04/01 01:23:03
ドモドモ。買わなくてよかった~。

250:Lans ◆xHvvunznRc
07/04/01 02:15:40
>独ソ戦全史
ハードカバーを買って、長らく積読状態、やっと読見終わった1ヵ月後に文庫化な私は…
しかも、同じような事を以前に「擲弾兵」でもやってたり…
さらに「死闘の海」を先日ハードカバーを買って喜び帰宅した後、本棚に文庫版を見つけた時の挫折感ときたら…orz

251:名無し三等兵
07/04/01 02:25:05
早く色んな機能やソフトが入ったPDA普及しないかな
どこでも管理ソフト使えたらいいのに・・・

252:Lans ◆xHvvunznRc
07/04/01 02:36:11
>251
そんなPDAを購入する金があるなら資料/書籍に廻してしまうのが、この私(まて

253:名無し三等兵
07/04/01 10:13:23
尼のキリン堂の最安値2000円代の「陸戦史集」朝鮮戦争のやつが買われているw
買ったひと手をあげなさいw

254:Lans ◆xHvvunznRc
07/04/02 01:40:37
今日の1冊
世界の艦船増刊 「アメリカ揚陸艦史」 海人社

WW2初期から現代までの米海軍上陸母艦/揚陸艦/上陸支援艦艇をかたっぱしから掲載。
実は、戦闘艦艇のリストを見るより、よほど米軍の底力を見ることが出来ます。
WW2マッカーサー第7艦隊の主力艦艇がこれらの攻撃輸送艦だった訳です。

これだけの専用艦艇を持っているからこそ、従来無謀と言われていた敵前上陸が可能だったのです。
それは重防備された太平洋島嶼および大陸反攻の必要性があったからです。
(逆に言えば、その為にこれだけの艦艇を必要としてたんです。防備された上陸地点への上陸がどれだけ大変なものか…)

それにしてもすごいもんです。よくこんな本が日本で同人じゃなく商業出版されたもんです。

しかーし海人社には次は「イギリス揚陸艦史」をぜひ、上陸作戦の記録付で出して貰いたいものです。
そうすれば、いかに米軍が「おかしいか」「無理やり上陸の原則」を捻じ曲げているかが判るでしょうにw

あ、でも普通の上陸ならWW2日本軍の島嶼上陸占領の記録を調べれば、それでも良いですね。
上陸に本来専用艦はいらないんですもの。
ああ、そういえば独のノルウェー上陸作戦も揚陸艦なんて1隻も参加してませんねぇ。
フォークランドでも専門揚陸艦は2隻でしたっけ?そうそうガダルカナル逆上陸は普通の輸送船ですね。
デリックがあって舟艇を載せられれば、それだけで攻撃輸送艦の出来上がりなんですよね。
まあ、軽歩兵であれば救命艇+船外機でも十分揚がれるんですけどね…

255:名無し三等兵
07/04/02 02:05:09
ちょっと自分も紹介してみよう。自分にとっての「はじめてのせんじゅつ」
だったページ。
攻撃と防御についての極めて基本的な内容。書いてるのが米軍の将校なので
内容としてはFMの超妙訳に近いと思う。初心者向け、とはあるが中隊レベル
での戦術について解説しているので、分隊以下について知識が無いとイメー
ジできないので注意(自分がそうだったw)

URLリンク(japanzer.hp.infoseek.co.jp)
URLリンク(japanzer.hp.infoseek.co.jp)
URLリンク(japanzer.hp.infoseek.co.jp)
URLリンク(japanzer.hp.infoseek.co.jp)
URLリンク(japanzer.hp.infoseek.co.jp)
URLリンク(japanzer.hp.infoseek.co.jp)

いや、実はゲームのためのチュートリアルなんですがw でも面白いと思うので紹介。
遅滞戦闘を扱った3つ目のチュートリアルが途中までしかないのが本当に残念。

256:名無し三等兵
07/04/02 08:25:10
>254
見開きに小さい文字で艦艇の名前がびっしり書き込まれてるのを見て目眩が。

257:名無し三等兵
07/04/02 08:32:30
>>254
確かにあれは「第二次世界大戦駆逐艦総覧」並みの凄まじい本だったなぁ・・・w

258:名無し三等兵
07/04/02 12:10:51
>>257
アレにはメイド・イン・USAのデストロイヤーが全艦収録されてたし・・・
ついでに神風の損傷一覧なんてのもあって

こいつと揚陸艦史を参謀本部と軍令部の奴らがみたら戦争する気なんて起こらなかっただろうに

259:Lans ◆xHvvunznRc
07/04/02 17:01:14
>258
>参謀本部と軍令部の奴らがみたら

それは絶対無理です。だって開戦後に建造して就役した艦ばかりだからw
開戦前の艦艇なんて一握り、これじゃ開戦は思いとどまらないでしょう。

つーか、もしも見たとしても
「数年で、こんなに船が作れる訳ないだろ、厨房が!」
で一蹴しそうww

しかし「戦争は数だよ兄貴…」名言ですな。

260:名無し三等兵
07/04/02 17:06:44
アメリカの生産性の異常さを例える話で、1ヶ月(1週間)で作れる貨物船があったとかなんとか・・・
だれか詳細知りません?

261:Lans ◆xHvvunznRc
07/04/02 17:16:28
>260
リバティ船(米国戦時標準輸送船)
URLリンク(ja.wikipedia.org)

ブロック工法で大量生産。
上の攻撃輸送船もリバティ改造が多数。
ただし大量生産の為、脆弱性に問題も…

URLリンク(shippai.jst.go.jp)

262:Lans ◆xHvvunznRc
07/04/02 17:23:46
>260
ちなみに「カサブランカ級護衛空母」は1年間に50隻就役の「週刊護衛空母」ですw

263:名無し三等兵
07/04/02 17:30:21
週間空母・・・日本軍が涎を・・・
こりゃ負けるわ。

264:名無し三等兵
07/04/02 17:31:21
おお!㌧㌧!
まさか本当に実在したとは。

265:名無し三等兵
07/04/02 17:47:45
>260
あれは「最短記録が一ヶ月」であって、必ず一ヶ月で作れるってわけじゃないはず。

266:Lans ◆xHvvunznRc
07/04/02 18:09:24
>リバティ船
後半の平均建造日数42日
「ロバート・G・ピアリ」は起工後4日と15.5時間で進水という建造速度記録ホルダー

という事で恐ろしい事に1週間未満も存在。
ただし艤装を含めると、もうちょい伸びますがw

まあ、多数の造船所で平行建造してるので、毎日2~3隻がアメリカのどこかで就役。
ばらつきはありますが、護衛空母も月刊から隔週刊を経て最終的には週刊な感じ。
毎週どっかで就役みたいな感覚。

267:名無し三等兵
07/04/02 19:48:43
艦を作れるのもさることながら、
それだけの人員とそれの訓練をこなしたというのも凄いですね。

268:名無し三等兵
07/04/02 19:49:36
野戦歩兵小隊長必携/帝国在郷軍人会本部 他

護国神社の遺品館のガラスケースの中にあった。
だれか内容知らない?

269:名無し三等兵
07/04/02 22:05:39
>>266
確かその船、擬装も徹夜の突貫作業で三日で終わらしてるんだよな。
工事開始から完成まで一週間ちょい・・・。
幾ら記録更新用とは言え凄まじい・・・。

270:Lans ◆xHvvunznRc
07/04/03 02:18:32
今日の1冊

さらに連合軍の海軍力の実体を。

世界の艦船増刊
 「第2次大戦のアメリカ軍艦」
 「第2次大戦のイギリス軍艦」  海人社

特に注目はイギリス艦艇。本書にはスループやコルベットまで全艦名を網羅しています。
一応、武装トローラーなどの特設艦艇についても概要を掲載。小型艦艇の充実は見ていてあきません。
(小艦艇は魔改造の宝庫)
対潜護衛、機雷戦の為に、そこまでかき集めたのか?と驚愕できます。

足らぬ足らぬは工夫が足らぬ。はいその通りでございますね、帝国海軍様…。
相手はここまで工夫して必死で対潜戦力を構築した訳です。どうも工業力の差だけではなさそうです。
でも、それでも足らずに米国のお世話に…艦隊決戦はなくとも、大西洋の戦い恐るべし…

ちなみにアメリカ艦艇は…もうお腹いっぱい…駆逐艦、潜水艦も全艦網羅してるので…
なんと、世界の艦船別冊だというのに、写真が1枚もなく艦名だけのページが存在しますw

271:名無し三等兵
07/04/03 16:43:13
スターリンの大粛清について詳しく書いてあるいい書籍は無いでしょうか?


272:名無し三等兵
07/04/03 20:04:59
>271
読んだことないけど、『赤軍大粛清』って本が学研M文庫で出てるよ。

273:名無し三等兵
07/04/03 20:41:55
そうですか。古本屋で探してきます。

274:Lans ◆xHvvunznRc
07/04/04 17:23:13
今日の1冊

昨日書けなかったので今日は2冊。
「考えるな、感じるんだ!」系戦記の独軍特集、その1

「擲弾兵 パンツァー・マイヤー戦記」 クルト・マイヤー著 学研(ハードカバー&学研M文庫)

武装SS指揮官、剣付柏葉騎士十字章のマイヤー自ら綴った手記。
開戦時中隊長、終戦時は第12SS装甲師団長。常に最前線で指揮を取り続けた伝説的人物。
まあ、有名すぎるほど有名ですので、詳しく解説の必要はないでしょう。


「パンツァー・フォー」 カール・アルマン著 大日本絵画

WW2独の装甲部隊兵士~指揮官の最前線での戦いに焦点を置いた史実エピソード集。
これも信じられないような超人的ドイツ軍の活躍を読めます。
80年代独軍オタの基本書籍w

一等自営業氏の劇画(フィクション)とは別物
(こっちも良いですよ、実は黒騎士より好きだったり)

275:名無し三等兵
07/04/04 18:44:27
ちょいと質問ですが、F-2戦闘機の開発決定までの経緯をわかりやすく書いてる本ってありませんかね?

276:名無し三等兵
07/04/04 20:22:07
「ニッポンFSXを撃て」?

いや読んだ事はないからわからんのだが


277:名無し三等兵
07/04/04 23:21:57
日米貿易摩擦の中での政治的妥協のプロセスについて描いた名著だとは思うが・・・・
技術的話はあんまりなかったような

278:名無し三等兵
07/04/04 23:22:48
>>276,277
そうなんですか。タイトルがDQN過ぎて敬遠しておりました。
読んでみます。

279:Lans ◆xHvvunznRc
07/04/06 01:32:54
今日の1冊

初心者向け概要書3連弾

「朝鮮戦争 兵器ハンドブック」「ベトナム戦争 兵器ハンドブック」「湾岸戦争 兵器ハンドブック」

三野正洋/深川孝行/仁川正貴  朝日ソノラマ新戦史シリーズ(文庫、その後単行本型も出版)

各戦争を概要、戦闘の実体(主要エピソード)、兵器解説に分けて記述。
非常に読みやすく、手堅くまとめられているので、初心者が上記戦争の概要を把握するのに最適。
特に「湾岸戦争」ではフォークランド紛争に関する記述もあり、そっちの方がむしろ重要かもw
(フォークランドは日本語資料が少ないので…)

ちなみに概要部と実体部の主要部を深川/仁川両氏が、兵器解説や分析を三野氏が中心になって書いている。
概要や実体などの史実部に関しては、参照資料さえ正しければ大きな間違いもないし、
初心者には読みやすさが重要なので、特に問題ないどころか、これはとても読みやすいので吉と思います。

ただし兵器解説や分析は概要と種類の把握に留め、分析をそのまま信じるのは要注意。
兵器系専門者との見比べを薦めます。

280:名無し三等兵
07/04/06 01:45:22
英語をスラスラ読めればなぁ・・・

281:名無し三等兵
07/04/06 10:41:33
軍事とは離れて板違いになるかもしれんけど、クヌースのThe Art of Computer Programingは
買う価値ありますか?> Lansさん
セジウィック本のほうが安くすむような気がしてならんとです。

282:Lans ◆xHvvunznRc
07/04/06 21:39:51
>281
プログラマーに聞いてみたけど、あくまでもプログラムとしての基礎ロジックの本なので、
このスレで言われるような戦術/戦略的な思考エンジンやAIなどとは基本的に異なるものらしいです。
ソートの手法とか、そういったものの考え方やプログラミングの具体的な組み方の本。

で、うちのプログラマーはもっと別のアルゴリズム辞典とか、そういった本を持ってました。
なので、いくらでも代用はありそうです。

283:私の本棚 ◆d4X7F2c3IU
07/04/06 22:48:34
久しぶりに書き込んでみる

  日本兵捕虜は何をしゃべったか 山本武利 文芸春秋 680円

太平洋戦争における、アメリカ軍に捕まった日本軍捕虜の行動を解説する本です。
日本軍兵士ほぼ全員の特徴として、敵に捕まるとあっさりと口を割るというのが結構印象的。
なぜなら軍は「もし捕虜になったらどうするか?」という教育を全くせず、「捕まったら自殺しろ」としか教えていませんでした。
そのくせ部隊の指揮官達は戦線が押し切られそうになると、現地に末端兵士を置き去りにしてトンズラをする腰抜けぶり。
そりゃそんな上官を目の当たりにしたら「死んでも情報を守り抜こう」という意識は芽生えないわな。俺だって喋ると思います。

アメリカ軍の尋問テクニックも日本人の心理的な部分を巧妙に突いてくるので、さすがだなとしか言えません。
コンバットバイブル2にも書かれてましたが、アメリカ軍は当時から捕虜になった場合の対処方法をキッチリ教育してるのだとか。
日本と欧米では情報の意識というのが全然別物なのかもしれません。
こないだのイージス艦情報ダダ漏れ事件と同じく、日本人は昔から情報管理にルーズな民族というのが改めてわかる良書かと思います。
この本と大本営参謀の情報戦記を続けて読むと、情報に対するあまりのお粗末っぷりにガックリしてしまいますが……。

類書として「陸軍尋問官」という現在のアフガン戦での尋問・情報活動を題材とした本もあるみたいですが未入手です。
面白そうなんだけれど金と時間が…。

284:名無し三等兵
07/04/06 23:02:34
 キーンだったかサイデンステッカーだったか、大戦中の日本兵の日記の多さに驚いていたね。
 アメリカは、情報保持のため兵士の日記保持は禁止らしかったけど、日本はねえそんな発想無かったんでしょうね。句集や万葉集の文庫本携帯の兵士も多かったらしいし、まあ文化が違いすぎましたなあ。

285:私の本棚 ◆d4X7F2c3IU
07/04/06 23:20:00
>>284
その辺についても詳しく書かれてましたね。
戦闘終了後、日本兵の死体の雑嚢やポケットを探ると日記や手紙、部隊配置図、命令文書,通信表がザクザクと…。
一つ一つは断片的な情報でしかないけど、50個100個と集まると膨大なデータになりますから。

ちなみにアメリカ軍の情報担当員は当初、重要情報があまりに簡単に手に入ったので「もしかしたら、これは逆にワナでは?」と警戒したとか。


286:名無し三等兵
07/04/06 23:27:29
>283 その話なら、「太平洋の生還者」が古典的名作。一読を。

287:名無し三等兵
07/04/07 00:00:37
自衛隊では、捕虜になった時の事を教育してるんかいな?

288:名無し三等兵
07/04/07 00:14:14
聞いた話だが自衛隊の場合、敵に捕まったら「隙を見て逃げろ」と言われてる・・・らしい
なんだか日本軍将兵とあんまり変わらないじゃん、と

289:俄将軍
07/04/07 00:28:31
>>285
インパール作戦は、情報戦を逆手にとった、ということもあるのか、などと、
電波の発信など試みてみたり。

290:名無し三等兵
07/04/07 00:32:48
>>283
特攻命令して、逃げた上官とか居ましたね。

291:名無し三等兵
07/04/07 00:34:08
>>279
フォークランド紛争モノで入門書的なもの何か良いのありますかね?

エグゾゼとか、バンカーをミサイルで吹き飛ばした(?)とかそこら辺書いてあったりするヤツとか

292:名無し三等兵
07/04/07 00:40:01
質問なんですが
「ナチ・ドイツ 第三帝国の興亡 ウィリアム・シャイラー著 井上勇訳」
を読破された方は居ますでしょうか?また、この本は読んでおいたほうがいいでしょうか?

293:名無し三等兵
07/04/07 11:39:44
>>287
一応基本的なことは教えてますよ。




294:Lans ◆xHvvunznRc
07/04/07 19:20:34
今日の1冊

作者特集してみます。

著者:コーネリアス・ライアン
WW2西部戦線戦記の代表者。
多数の参加人員にインタビューを実施の上、各国資料を発掘し
多方面から戦闘の全体を描き出すノンフェクション作家。

「The Longest Day 史上最大の作戦」 早川文庫
(以前は筑摩書房から発刊、絶版久しかったが95年に早川から復刊し入手が容易に)
いわずとしれたノルマンディー上陸作戦をテーマに上陸第1日をテーマに描く。映画化もされた基本書。

「遥かなる橋 史上最大の空挺作戦 上下」 早川文庫
連合軍、モントゴメリーのオランダ侵攻作戦 マーケットガーデンを描く。
映画「遠すぎた橋」といえば皆さんも判るでしょう。相手状況を無視した複雑な作戦計画がどうなるのかという良い例。
うちの社長や取締役にも読んでもらいたいものです(嘆

「ヒトラー最後の戦闘 上下」 早川文庫
ベルリン攻防戦を描いた「最終戦」「最後の100日」とならぶ作品。

いずれもノンフェクションながらエピソードを重ねるノベル形式なので初心者にも読みやすくお勧め。
ただし、かえって作戦の全体像は判りにくくなる部分もあり、史実戦記小説と捕らえるのが吉。
別途、他資料(学研WW2シリーズなど)で作戦概要を理解してから読むと、一段と理解が増し
事前知識なしで読むのと、全く違ったモノとして理解が進みます。

295:Lans ◆xHvvunznRc
07/04/07 19:34:34
>291
フォークランドの主要な書籍としては「海戦フォークランド」と「空戦フォークランド」がたしか原書房から出てたような…

概要で良いなら>279 で上げた「湾岸戦争 兵器ハンドブック」が実はページの半分以上を占めてたりします(w
よって、これを押すすめ。

陸上に関しては>49 で上げた「世界歩兵総覧」に陸戦を中心に短いですが1章を割いて記述してます。
その中には英国白書から歩兵戦闘に関する記述を抜粋要約したものもあります。

後は「現代紛争史」山崎雅弘 学研M文庫
にもフォークランドの章があります。これも初心者向きかと。

296:名無し三等兵
07/04/07 21:47:01
>>295
どれもこれも手に入れるのが難しそうっすね…


辛うじて現代紛争史が新品で買えそうな。
他はアマゾンで中古を買うしかないみたい


297:99
07/04/09 18:42:39
今日もお仕事終わりー。
ということで最近読んだものを。

「雪中の奇跡」 梅本弘/大日本絵画


日本では馴染みの薄すぎる冬戦争の本。
ある意味ソ連の対ドイツの前哨戦とも見れる戦いです。
近代化された大国に翻弄されながらも、奮戦する第一次大戦型のフィンランド軍。
ここで重要となったのは、戦場がフィンランドであったということと、スオミ機関短銃の存在か。
制空権をほぼすべて取られた状態で、さらに彼我の戦力差を見たときに、フィンランドの善戦はまさに奇跡。
なにせ、この戦いにおける死傷者は、フィンランドで六万六千で、ソ連はなんとその三倍以上の二十万人! しかもこれで最も少ない資料のものだそうです。
ヨーロッパの小国の戦いを、継続戦争「流血の夏」とあわせてぜひ!


------------------------------------------------------------------------------------------------------

Lansさんに質問!
最近中公新書の「日露戦争史」を読んだのですが、開戦にいたる政治背景や、各国の動きなどは良かったのですが、
肝心の戦争中が概要だけ流して終わってしまっているので若干消化不足。
なにか、日露戦争本で各戦いの戦術や用兵が詳しく載ってるオススメってありますか?

298:Lans ◆xHvvunznRc
07/04/09 19:30:23
>297
実にタイムリーに良い本が発売されたばっかりです。

「図説・日露戦争兵器・全戦闘集―決定版」 学研

ムック形式ですが、各戦闘毎に解説し図版も多いです。
あと、旧歴史群像シリーズでもありましたが、戦闘に特化するなら今回の方が良いと思います。

でもう一つお勧めなのが

「日露戦争 上下」 旧参謀本部 徳間文庫

旧参謀本部編纂のものを現代仮名で読みやすくしたもの。
同様に「日進戦争」も出ていました。編纂が参謀本部ですから確実かとw
ただ…結構ぶ厚いんですよね…私も通勤時間で読んだのですが読破に苦労しました…
しかし、なんで旧参謀本部編が一般向きの徳間文庫で出たのか…私的にはとっても謎なんですけどw


>「雪中の奇跡」
映画の「ウィンター・ウォー」をぜひw
動くT-26が見れます。最近DVDも出ました。

299:99
07/04/09 20:15:16
>>298
ありがとうございます!
早速両方アマで注文させていただきました。
初めて日露戦争の本を読んだのですが、いろいろ興味深く面白かったです。

ウィンター・ウォーは実はDVD買っちゃってますw
あとは以前にオススメされた駆逐艦キーリングや「U・ボート」のサントラ、眼下の敵なんかもw


あぁ……Lansさんに染められていく……(後悔はしていない)

300:Lans ◆xHvvunznRc
07/04/09 20:18:56
>292
残念ながら、私は読んでません。
尼で調べたところ1961発行。
となると、ずいぶんと古い本のようですが…

他に反応が無かったら書籍・書評スレでも聞いた方が良いかも。

301:名無し三等兵
07/04/09 20:20:45
古本市なんかでたまに見る本って印象w

302:Lans ◆xHvvunznRc
07/04/09 20:42:45
>299

あ、あと良さそうなんで購入するも、まだ未読の日露モノがあります。

「戦場の人間学 旅団長にみる失敗と成功の研究」 篠原昌人 光人社 1995円

日露戦争における3人の旅団長の行動から部隊の統率などを分析。
各局面の旅団の戦闘を中心においた為、戦術規模の分析となる。
分析した戦闘の戦闘展開図は大隊~中隊規模の図面

(日露としてはちょっと珍しいので、ぱらぱらとめくって図面を見て即購入決定(マテ

肝心の分析評価ぐあいは…まだ未読の為保留w

日露の戦術級書籍として珍しいので「硫黄島からの手紙」を見に行った時、
立ち寄った書店で購入しました。



あと、いろいろ買ってしまってますね(汗
ああ、サントラまで買われてるしw

303:名無し三等兵
07/04/09 20:44:10
>>302
秋山騎兵旅団長と梅沢後備近衛旅団長とあと誰だろうなぁ…

304:Lans ◆xHvvunznRc
07/04/09 20:55:20
>303

「戦場の人間学 旅団長にみる失敗と成功の研究」

目次:
プロローグ 戦場における成功と失敗
序章 旅団長という職種
第1章 戦士の勲章―梅沢道治・近衛後備混成旅団長
第2章 芸道の精神―東条英教・歩兵第八旅団長
第3章 奇智の精華―岡崎生三・歩兵第十五旅団長
終章 指揮官と兵

残念、秋山旅団長は入りませんw
有名すぎるし、多分に僥倖に恵まれた部分もあるので分析には向かないと判断されたのでしょう。
また、同様の歩兵旅団同士の方が比べるのには適してますし。

(もし騎兵と歩兵を同列に分析してたら、そういう本は信用しない方が良いでしょうw)

305:名無し三等兵
07/04/10 00:08:18
ランスさんどーもー。聞いてきます。
「ナチ・ドイツ 第三帝国の興亡 ウィリアム・シャイラー著 井上勇訳」

306:Lans ◆xHvvunznRc
07/04/11 01:53:04
今日の1冊
「ナポレオン戦線従軍記」 フランソワ・ヴィゴ・ルシヨン 中公文庫

ナポレオン軍の兵士としてイタリア、オーストリア、エジプト、ドイツ、ポーランド、スペインでの戦役に参加した
従軍期間45年、1義勇兵として入隊し大佐として退役した人物の手記。

ナポレオン物は綺羅星たる将星に焦点をあてた書物が多い中、
戦場の最前線における1兵士の手記というのは極めて貴重なものであると思います。


307:名無し三等兵
07/04/11 03:34:59
中東、湾岸、イラク戦争でアラブ側の兵士、将校、パイロットの軍記のようなものってありませんかね?


308:名無し三等兵
07/04/11 05:06:26
 中東戦争ならば、ナセルやサダトの自伝がありそうですが。

ここらの情報はアラビア語やヘブライ語を読めるかで大きく変わりそうです。
英語ならば第一次中東戦争のスピットファイアを扱ったやつがありますね。

309:名無し三等兵
07/04/11 05:20:15
>>307
URLリンク(www.amazon.com)

この本なんかはイラクの内乱勢力の視点からの話のようです。読んでみて是非感想を聞かせていただけたら
幸いです。

310:Lans ◆xHvvunznRc
07/04/12 01:30:36
今日の1冊

「ガリア戦記」 カエサル(シーザー) 岩波文庫

いきなり古典中の古典に行って見ますw
戦術的にどうこうって訳ではないですが、この頃から編制の基礎が作られ、野戦築城や渡河作戦の萌芽が見れるなど、
人類が戦争の為に紀元前からここまでの技術を磨いていたという事実から目をそらしては行けません。
しかし、本当に紀元前においてここまで戦争技術が磨かれていたとは驚愕です。

311:名無し三等兵
07/04/12 02:00:45
何かプロ市民みたいな文章だな。
自分だけは微妙に高いところにいる、と思ってるタイプの。

312:名無し三等兵
07/04/12 02:08:21
まぁ、本人が楽しそうにやってるからいいじゃん茶茶いれなくても。

313:名無し三等兵
07/04/12 04:44:19
>>308
サダトの自伝はありますね。
ただ個人的には士気、練度が低いと言われがちな前線で戦うアラブ側の兵士が何を考えながら戦ったのかという点に興味があるのです。
シリアのエースパイロットの伝記とかあれば最高なんですけどね。

>>ここらの情報はアラビア語やヘブライ語を読めるかで大きく変わりそうです。
なるほど、確かにアラビア語でならありそうですね。
最も私はアラビア語は読めませんが。


>>英語ならば第一次中東戦争のスピットファイアを扱ったやつがありますね。
ありがとうございます。
出来ればもう少し詳細願えないでしょうか。

>>309
ありがとうございます。
英語ならなんとか読めそうです。

314:名無し三等兵
07/04/12 21:26:03
>>311
プッ

315:名無し三等兵
07/04/13 02:16:13
>>314

316:名無し三等兵
07/04/13 20:57:23
URLリンク(www.amazon.com)

とりあえずこれがヨムキプール戦争でのエジプト軍参謀総長の回想録ですね。スエズ運河とバーレブラインを
どうやって渡ったかという話が結構ありそうです。

317:名無し三等兵
07/04/15 01:10:30
ageます

318:名無し三等兵
07/04/15 01:13:27
>>310
学研から図説「ローマ戦記」が出ました。工兵技術のイラストもあり面白いです。
歴群の総集編+追加記事って感じですね。

319:名無し三等兵
07/04/15 03:59:30
ここが最高だよ。

【TOPページ】 URLリンク(www.luzinde.com)

世界最低中戦車チハ URLリンク(www.luzinde.com)
逆襲の三式中戦車チヌ URLリンク(www.luzinde.com)

空飛ぶ納屋の戸 零式艦上戦闘機(前編) URLリンク(www.luzinde.com)
中編 URLリンク(www.luzinde.com)
後編 URLリンク(www.luzinde.com)

大日本帝国database URLリンク(www.luzinde.com)

ドイツ戦艦ビスマルクは世界一ィィィイイイ URLリンク(www.luzinde.com)
後編 URLリンク(www.luzinde.com)

世界史資料 URLリンク(www.luzinde.com)


320:Lans ◆xHvvunznRc
07/04/15 12:14:04
今日の1冊
作者特集第2弾

著者:ジョン・トーランド
前回のコーネリアス・ライアンと並ぶノンフェクション作家の大家。
作風も同様であるが、奥さんが日本人だとかでアジア方面の作品もあります。

「バルジ大作戦」 早川文庫(他に角川文庫から一時期、うすーい抄訳版が発売されていました)
WW2西部戦線、独軍最後の反攻作戦を描く戦車オタの基本書。
映画は史実とずいぶん違いますが、ことらは史実を踏襲してます。
(つーかインタビューベースのノンフェクションだから当然)
しかし、残念ながら本なので「戦車兵の歌」は聞けませんw

「最後の100日 ヨーロッパ戦線の終幕 上下」 早川文庫
文字通り、ヨーロッパ戦線最後の100日を描く大作です。
ただ、広範囲の出来事を扱うので、焦点がいささかぼやけてしまっているのが残念。
とはいっても、末期エピソードの宝庫であることは間違いなし。

「大日本帝国の興亡 1~5」 早川文庫
太平洋戦争を中心に大日本帝国を描く大作。
これがモリソン戦史に並ぶ欧米側の太平洋全般戦記の代表的なものと思うと興味深いです。
ただし欧米側資料が中心なので、日本側についての間違いや勘違いも散見されますが、
性格な資料としてよりも日本作家の戦記と作風や捉え方の違いを読み比べるのが吉。
(逆に欧米側の状況把握に適してるとも言えます)
後日、より小説的な「戦いの神々」「占領 OCCUPATION」(共に光人社)を発表

「勝利なき戦い 朝鮮戦争 上下」 光人社
朝鮮戦争を描く大作ノンフェクション。
朝鮮戦争は国境会戦/釜山橋頭堡戦/仁川上陸と国連軍の反撃/中共攻勢と国連軍撤退/国連軍の反撃/戦線硬直陣地戦
という段階に別れ、最終的に戦線が硬直するまでにWW2北アフリカなみに劇的な展開を見せます。
それにしても同じノンフェクションなのに、日本作家の児島氏の朝鮮戦争よりも読みやすいと思うのは私だけでしょうか?
(いや、児島氏のも好きなんですが…文体が固いというか…やはり米軍を描くのは欧米作家の方が雰囲気が適合するのかも)

321:名無し三等兵
07/04/16 03:14:31
>>320
お勧めの雑誌等ありますか?

322:私の本棚 ◆d4X7F2c3IU
07/04/17 00:27:15
一週間半ぶりの書き込み

 第二次世界大戦あんな話こんな話 ジェイムズ・F・ダニガン/アルバート・A・ノーフィ/訳:大貫昇 文春文庫(絶版)

名著「新・戦争のテクノロジー」で有名なダニガン氏も参加している、第二次大戦こぼれ話集みたいな本です。
よくもまぁこんな細かい部分まで調べたな、というのがこの本を読んだ感想です。例えば…
 ・壊滅直前のドイツをおちょくる為に、チャーチルとパットンはライン川でドイツに向かって立ちションをした(しかもパットンは写真に撮られた)
 ・戦闘終了後の戦場では紙ゴミが多い(WW1と違ってWW2では書類による命令伝達等が多かったから&多くの兵士達が文字が読めた)
 ・1941年のマレー作戦時に逃げ伸びたイギリス軍所属のあるグルカ兵は、戦争終結を知らず50年初頭までジャングルに隠れて単独で行動していた
 ・連合国に協力した対枢軸レジスタンス・サボタージュ組織の各国動向一覧
等々、どちらかというと雑学的な性格が強い本です。
他にも各種火器による兵士への恐怖感や爆撃によるインフラへの影響など、意外と知られてない部分もいろいろ書かれてます。
くだらないネタも多いですが、結構新鮮なネタが多くて目から鱗でした。
しかし翻訳者の軍事知識がイマイチなのか、兵器の誤訳や誤りが多数散見されたのが何とも……。
まぁ、だけど読んで損は無い本ですよ。大きめの古本屋に行けば入手は可能かと思います。

323:Lans ◆xHvvunznRc
07/04/17 12:31:13
>321
雑誌、私の場合は

全般として「軍事研究」と「歴史群像」と「ミリタリークラシックス」
専門系として「世界の艦船」「航空ファン」「戦車マガジン」「グランドパワー」
戦記系として「○」

ただ全部毎号買う資金は、私にはないので、気になる特集/記事の号を選別してます。
その結果として購入確立が高いのは「軍事研究」と「歴史群像」ですかね。
(あくまでも私の場合なので、結局は各自の注力分野を好きに買えばよいかと)

で番外で「M.Cアクシズ」は毎号購入。
なにせ私は「にははLansちん」ですからw



ところで…世界の艦船別冊で2年連続で「世界の海軍」がでたのは
「お、めずらしく世艦の年鑑だ」と喜び前年版を買ったばかりのわたしへのいやがらせですかw

324:名無し三等兵
07/04/17 16:35:24
>>323
というか最初に出したときすでに
「毎年出します」宣言してたやん>年鑑

325:名無し三等兵
07/04/17 18:43:00
>>323
情報ありがとうございます。
確かに、資金が持ちませんね。

326:名無し三等兵
07/04/17 19:10:36
ジェーン並になっても良いから世界の海軍決定版を出してもらいたい>海人
というか写真よりか3面図を載せてほしい

327:名無し三等兵
07/04/17 21:41:06
>>326
そりゃ無理だわ。
あの年鑑のスタンスは「お手ごろ価格な和製年鑑」だから。
そういうのは本家本元のジェーン年鑑におまかせ。

328:名無し三等兵
07/04/17 21:47:44
>326
あの手の年鑑類になると金額が少々高くなるから、
そうなると売れんから、
経営のことを考えると難しいでしょう。

ミリタリーバランスでさえ、
版権及び翻訳料と実売部数を考えると、
とてもペイしないので、
日本語版が出なくなったわけですし。

329:Lans ◆xHvvunznRc
07/04/18 01:05:00
今日の1冊

独ソ戦車戦シリーズ9 「1945年のドイツ国防軍戦車部隊」 マクシム・コロミーエツ 大日本絵画

編成マニアの為にあるような本です。
WW2末期のドイツ装甲部隊の編成を軍から中隊まで、かたっぱしから掲載。
1945年の時点であっても独軍は必死で装甲部隊を運用していたのが見えます。
ある意味、全ての余裕をそぎ落とした究極の戦闘効率の諸兵科連合部隊の追求に見えなくもないかと…
(ただし、損害許容力とか継戦能力皆無ですが…orz)

しかし1944年以降の装甲師団の変遷が泣けます…
師団が維持出来なくなり…最後は 「 装 甲 師 団 戦 闘 団 」に…

師団なのに戦闘団ってなに…orz
(でも意外とバランスの良さそうに見えるところが、流石かと)

330:ばばぼん♪ ◆gdH1Km1a0U
07/04/18 06:24:23
》 師団なのに戦闘団ってなに…orz

社員数5名なのに社長がCEOを名乗ってる編プロ思い出したwww

331:名無し三等兵
07/04/19 11:22:22
海軍設営隊の太平洋戦争 佐用泰司 光人社NF文庫

筆者の西部ニューギニア戦線での体験談と海軍設営隊概略の二部構成。
前半体験談では飛び石戦略で、孤軍となった部隊が屯田兵化してゆく姿・・・・滑走路をついに甘藷畑に。
後半の概略では、基地設営隊編制に関する資料と運用に向けた解説、米軍設営隊にも短いながら言及している。

筆者によるあとがき、『近代戦においては、作戦施設は決して補助ではなく、むしろ重要なる基礎である。』

兵站ヲタは必読だお。

332:名無し三等兵
07/04/19 11:27:26
>>329
あの人の著作はいいよなあ。
「バルバロッサのプレリュード」「クルスクのパンター」「ハリコフ攻防戦」は持ってるけど
なかなか古本では見つからないし・・・

333:Lans ◆xHvvunznRc
07/04/20 00:54:05
今日の1冊

著者特集:木俣滋朗

日本戦記作家の大家。古くからの軍オタはこの方の記事で育った人も多いはずw
海軍系が中心。太平洋だけでなく、大西洋、地中海ものも多く、初心者系も多く執筆。
ただし初心者向きに書くがゆえに、意図的に用語を変えていたりするので注意。
(例:米M72RRを使い捨てのバズーカ砲と説明するなど)

「第二次大戦海戦小史」 朝日ソノラマ航空戦史シリーズ
 雑誌「海と空」掲載の記事をまとめたWW2海戦エピソード集

「撃沈戦記 I~IV」 朝日ソノラマ航空戦史シリーズ
 雑誌「シーパワー」掲載の記事をまとめたもの。
 個艦単位に焦点をおいて、各話1隻づつ、それぞれの運命を記述。

「世界戦車戦史 PartI/PartII」 図書出版社
 木俣氏といえば海戦と思いがちですが、陸もあります。
 月刊「PANZER」に掲載された記事をまとめたもの。戦車に焦点をあてたエピソード集。
 (>291 ああっ、そういえばコレのPartIIにフォークランド陸戦の結構詳細な記述が載ってました!忘れてた…orz)


上記、どれも絶版ですが、光人社NF文庫に「撃沈戦記」や「世界戦車戦史」の一部が抜粋再構成され刊行されています。
そちらは今でも入手可能なはずです。

そうそう、図書出版社からは「日本戦艦戦史」「日本空母戦史」「日本軽巡戦史」「日本水雷戦史」という名シリーズも出てます。

334:名無し三等兵
07/04/20 01:04:32
近所の図書館に木俣滋朗の本は陸モノしかなかったから陸戦メインの人だと思ってた。

335:ゆうかin職場 ◆9a1boPv5wk
07/04/20 09:31:30 Z3MJThM6
>>333
日本海防艦戦史もお忘れなく。

336:名無し三等兵
07/04/21 18:32:42
URLリンク(www.warbirds.jp)
赤軍野外教令とか陸軍歩兵操典とか作戦要務令とか無料で置いてあるサイト

337:名無し三等兵
07/04/21 18:45:02
URLリンク(www.jacar.go.jp)
陸軍歩兵操典とか作戦要務令一部、二部とか航空兵操典だとか無料で置いてあるサイト。

338:Lans ◆xHvvunznRc
07/04/24 01:36:42
今日の1冊

【大英帝国を褒め称えよ】BoB特集

「空軍大戦略」 リチャード・コリヤー 早川文庫
バトル・オブ・ブリテンを1日単位で追うノンフェクション。BoBの古典的基本書。
これを読んだ後に映画「空軍大戦略」を見るとスピットとメッサーの魅力にメロメロになれます。
物語的な読みやすさはコレが一番と思います。

「戦闘機 英独航空決戦 上下」 レン・デントン 早川文庫
バトル・オブ・ブリテンをデントン特有のちょっと斜め周囲から記述、分析したノンフェクション。
兵器についての記述が多く、戦記というより分析本に分類した方がよいと思う。

「バトル・オブ・ブリテン イギリスを守った空の決戦」 リチャード・ハウ&デニス・リチャーズ 新潮文庫
毎日の損失表や、英軍全戦闘機中隊の編制配備などの付属資料もあり、かなり好感触。
実は、この3冊の中では一番資料的価値は高そう。

パンジャンドラーム!
パンジャンドラーム!
パンジャンドラーム!

339:名無し三等兵
07/04/24 04:29:54
>>338 Lansさん、何時も楽しみにしています。
政治に関する本、政治家向けの本等ございますか。

340:名無し三等兵
07/04/24 21:57:19
最近ジェームズ・マンをちょこちょこ読んでる。

341:Lans ◆xHvvunznRc
07/04/25 01:22:22
今日の1冊

>339
基本的に私は政治系はあまり読まないのですが、あえて政治記述の多いモノを上げてみます。


「第二次世界大戦1~3」 ウィンストン・S・チャーチル 河出文庫

WW2英国戦時内閣首相チャーチル自らのWW2戦記です。
当然の事ながら本人ならではの視点、当時の状況などもあり、WW2前夜~終結までの欧州の政治状況の参考にもなります。
ただし、独軍を過剰評価する傾向があり
・独軍強い→それに勝った英国もっと強い→その首相の俺偉い
の図式が見えるのは、私のうがちすぎでしょうかw
しかしながら戦時において挙国一致内閣を引っ張るには、そのくらいの自己アピールも必要なのかもしれません。


「朝鮮戦争」 マシュウ・B・リッジウェイ 恒文社
マッカーサーが政府との問題で解任された後、後任として国連軍司令官となったリッジウェイ将軍の著書です。
他の朝鮮戦争では記述が薄くなりがちな朝鮮戦争後半戦の記述が詳細な事に加え、
東西冷戦を警戒する米政府とマッカーサーの確執などの政治と軍事の対立面の一旦も覗けます。


他には既出ですが「八月の砲声」「イスラエル・生か死か」あたりが、
相手意思よりも自国都合を優先した政治がどのような結果をもたらしえるのか…
について非常に良い参考になるのではないかと…
相手を忘れた政治、特に外交政策がはらむ危険はとてつもないものがあるのではないかと…


後、確か最近、鉄の女サッチャー首相の回想録が発売されてたような…
(政治分析や政治論文よりも、現実の手記の方が真の示唆を含むと私は思うので…こういった本を私は推します)

342:名無し三等兵
07/04/26 04:20:22
政治系ならヤルゼルスキ閣下の回想録がよろしいかと。

343:名無し三等兵
07/04/26 18:34:53 L1iEfHTF
>>341
>>342
意外なものもあり、刺激を受けました。
挙げて頂いた本を徐々に購入します。

ありがとう!

344:名無し三等兵
07/04/26 23:26:17
クリストファーソーンの著作を読まれた方はいますか?

むこうのスレで聞いたらウヨと罵られてしまいました・・・

345:名無し三等兵
07/04/27 00:25:43
>344
あっちでも見たが、そこまで気になるんならとっとと自分で読め。
購入するかどうか迷ってる間に図書館で借りて来られるだろう。

346:名無し三等兵
07/04/27 00:44:06
>>344
平たく言えばウヨもサヨも納得の内容。

歴史を公平に俯瞰すればあのようになる。

347:名無し三等兵
07/04/27 02:32:37
インパール兵隊戦記―歩けない兵は死すべし ISBN-10: 4769822235
ガダルカナル戦記 ISBN-10: 4769820321
太平洋戦争 日本の敗因〈4〉責任なき戦場 インパール ISBN-10: 4041954150
太平洋戦争 日本の敗因〈2〉ガダルカナル ISBN-10: 4041954134
硫黄島栗林忠道大将の教訓 ISBN-10: 4898311024
日本の敗因―歴史は勝つために学ぶ ISBN-10: 4062565218

348:名無し整備兵
07/04/29 01:12:05
政治系なら、E.H.カー「危機の二十年」は外せないでしょう。
岩波文庫で出ていて、手軽に手に入りますし。

349:名無し三等兵
07/04/29 01:19:52
>>341
サッチャー回顧録なら、日本語版は1993年に出てる。
ハードカバー版は分厚い上下巻で、それぞれ青と赤の表紙。
フォークランド紛争が出てくるのは上巻。
B・Oで、たまに100円コーナーに並んでる。

てか、重複スレは止しなさいな。

350:名無し三等兵
07/04/30 17:19:58
コスタリカの安全保障について詳しい
URLリンク(infolocust.seesaa.net)
自費出版図書館
URLリンク(library.main.jp)
In Angel's Weed
URLリンク(blogs.dion.ne.jp)

土木学会附属土木図書館デジタルアーカイブス
URLリンク(www.jsce.or.jp)
↑の中から、お奨め-道路の改良「軍事上より見たる道路」
URLリンク(library.jsce.or.jp)

351:Lans ◆xHvvunznRc
07/05/03 02:29:01
今日の1冊

ドイツ海軍特集
「呪われた海 ドイツ海軍戦闘記録」 C・D・ベッカー フジ出版(再販どこだっけ?)
 ドイツ海軍戦史の古典であり基本書籍。

「ドイツ海軍戦記」 C・D・ベッカー 朝日ソノラマ航空戦史シリーズ(旧版 図書出版社
 上記と同一著者が独雑誌に連載した短編エピソードをまとめたもの(撃沈戦記ドイツ版みたいなもの)

「戦艦ビスマルクの最期」 ルードヴィック・ケネディ ハヤカワ文庫
 ビスマルク追撃戦の古典。多少情報が古いが、読み物としてはこれが一番と個人的には思います。
 細かいデータにこだわらず、戦記小説として読むと吉。ただ内容は若干英国より。

「巨大戦艦ビスマルク」 ハヤカワ文庫
 発見検証された最新データと、当時の砲術長からのインタビューなどを元に書かれた最新ビスマルク戦記。
 こっちは上と逆に若干独寄り

「戦艦ティルピッツを撃沈せよ! ペイヤール ハヤカワ文庫
 がんばれX艇!英軍もこだわるなぁ…テルピッツ自身の戦闘はないが、付随してPQ船団壊滅の詳しい経過記述あり。
 しかし英空軍、ランカスターでの6t徹甲爆弾の爆撃はやりすぎだろ。

352:Lans ◆xHvvunznRc
07/05/03 02:30:27
今日の1冊

ドイツ海軍特集 その2(本文長い言われてしまたので分割…orz)

「ポケット戦艦」 クランケ&プレネケ ハヤカワ文庫
 装甲艦アドミラル・シェーアの通商破壊戦の大航海の記録。がんばれシェーア!今日も卵料理だ!

「高速戦艦脱出せよ!」 ジョン・ディーン・ポター ハヤカワ文庫
 英軍によりブレスト封じ込められたに巡洋戦艦シャルンホルスト、グナイゼナウ、重巡プリンツ・オイゲンによるドーバー海峡の白昼突破作戦!
 なぜこのような無茶が成功したのか?やはり戦争において相手意図の把握は難しい事の証左事例jかと。

「ラプラタ沖海戦」 ダドリー・ポープ ハヤカワ文庫
 装甲艦アドミラル・グラーフ・シュペーの通商破壊戦と英国艦隊との追撃戦…そして終焉の自沈。
 ドイツ海軍艦艇の栄光と終焉の縮図ここにあり。

「バレンツ海海戦」 ダドリー・ポープ ハヤカワ文庫
 対ソ支援船団を襲撃する装甲艦リュッツォーと重巡ヒッパー率いるDDx6と護衛の英艦隊との激闘。
 個艦単位での操艦や射撃は優秀だが、独側の艦隊運用の未熟さが露見…orz
というか、実は英艦隊巡洋戦隊の優秀さが…艦艇の能力だけが海戦の勝敗じゃないと実感…

353:Lans ◆xHvvunznRc
07/05/03 02:42:40
>349
>22~>45 までの経過を読んで見てください。こういう経過でこのような紹介を続けています。

また、書籍スレは専門化が激しく、初心者が聞きにくい傾向にあるので、
こちらは初心者向けやスペック系や他部門からの戦記系への転向者誘導誘致目的と思ってます。

陸戦系スレでも、専門スレと不要スレに分かれるように書籍も分かれてても良いのでわないかと。
(不要スレは、あれはあれで既に本来の目的をはずれて特殊化がはげしいですが…w)

その方が本来の書籍スレはひたすらマニアックに語りあえるでしょうし。
(それに、こちらを始めた時期は書籍スレがAAで粘着されてて、正直避難的意味合いも)
まあ、広い目で見てくださいな。

354:名無し三等兵
07/05/03 14:26:52
何この勘違いw

355:名無し三等兵
07/05/03 18:34:04
いつも楽しみに読んでいます。書評スレだとなぜか荒らしが多発してしまうのですが頑張ってください。

あと、ときどき某スレにも来て欲しいです。最近はレスが少なくて寂しい。


356:名無し三等兵
07/05/03 19:37:15
こういうのがいるから調子付くんだよなぁ。

357:名無し三等兵
07/05/03 22:09:39
>>356
調子付かせたくないのであれば、あなたがそれ以上の良書を紹介する必要があると思うが。
たとえうざくても、俺にはそれをこえる知識も何もないので黙っていることしかできない。

358:名無し三等兵
07/05/03 22:30:47
>>357
調子づく理由は一部の奴が尊敬の眼差しで見るのと、オタコテ同士で馴れ合ってるからだよ
「いやー、○○殿はすごいですなぁ」みたいなw

359:名無し三等兵
07/05/04 10:14:58
何処の板でも、自己の書評を定期的にカキコなさるお歴々と、それを褒める御仁は居るものですな。

みんな、ホントそっくり。

360:名無し三等兵
07/05/04 11:52:14
>>359
なんでそんなにムキになるの?

361:名無し三等兵
07/05/04 14:35:14
>>359
スレタイを5万回 声 に 出 し て 嫁

362:名無し三等兵
07/05/04 16:44:25
馴れ合いと勘違いがうざいんだよね
何処かのスレでも、自分の知識で対応できない状況や議論でしくじった様な状況で
「おまえら名無しは俺のレベルについて来れてない」とか言いだしたしな

363:名無し三等兵
07/05/04 18:24:08
一生粘着するのかw

364:名無し三等兵
07/05/04 18:36:19
>362
ひとつ聞きたいんだが。
おまえは、もっとうざいってのに気づいてるか?

365:名無し三等兵
07/05/04 20:25:14
取り巻き必死w

366:名無し三等兵
07/05/04 23:47:34
こういうときは各自の推奨本でも。

「ドイツ第三帝国のソ連占領政策と民衆 1941-1942」
永岑三千輝 同文館 平成六年初版

よくいわれる「ドイツが赤軍捕虜を活用していたら」や「占領地での苛烈な政策を改めていたら」が
主義主張の問題ではなく、需給原則の問題だったことを教えてくれる本。
捕虜を養うためにドイツ本国の配給量を減らすことは論外であり、前線の軍隊はまず自らの胃袋を満たさねば戦えない。
そしてすべての人間を満たすだけの食糧がない以上、誰かが飢えなければならない。
しわ寄せはどこへ向けられたか?41年の冬、危機にあったのは果たして前線だけだったのだろうか?

将軍たちは戦争経済を知らないby総統閣下

367:名無し三等兵
07/05/05 07:32:09
このまえ中国行ったときに、解放軍出版社の「現代兵器叢書」を何冊か買ってきた。
A5版フルカラー、110ページぐらいで25元。

写真と簡単な解説だけで、どっちかといえば厨向けかもしれない。
ただ、「軍車」は…一冊丸々トラックやら回収車やらに特化してて面白かったw

368:名無し三等兵
07/05/05 14:50:47
初心者向けのスレなら常時あげっておくべきだろう


369:名無し三等兵
07/05/05 15:27:44
>>367
じゃあお前向き

370:†ケン† ◆kiM4qXVHAg
07/05/05 15:54:42 7zJq0r5Y
↓ これだけで大体OK

ポーランド電撃戦 4-05-601471-X 1,680円
西方電撃戦 4-05-601472-8 1,680円
英独航空決戦 4-05-601682-8 1,680円
バルバロッサ作戦 4-05-601683-6 1,680円
北アフリカ戦線 4-05-601783-2 1,680円
大西洋戦争 4-05-601784-0 1,680円
クルスク機甲戦 4-05-601989-4 1,680円
ノルマンディー上陸作戦 4-05-601990-8 1,680円
アルデンヌ攻勢 4-05-602059-0 1,680円
ベルリン攻防戦 4-05-602060-4 1,680円
ドイツ装甲部隊全史 1 4-05-602068-X 1,785円
ドイツ装甲部隊全史 2 4-05-602069-8 1,785円
ドイツ装甲部隊全史 3 4-05-602214-3 1,785円
ソヴィエト赤軍興亡史 1 4-05-602421-9 1,890円
ソヴィエト赤軍興亡史 3 4-05-602423-5 1,890円
武装SS全史 I 4-05-602642-4 1,890円
武装SS全史 II 4-05-602643-2 1,890円
ドイツ本土防空戦 4-05-602768-4 1,890円
ドイツ陸軍全史 4-05-602847-8 1,890円
アメリカ陸軍全史 4-05-602970-9 1,890円
[図説]ヨーロッパ地上戦大全 4-05-603041-3 2,100円
ヨーロッパ空挺作戦 4-05-603173-8 1,890円
決定版[図説]ヨーロッパ航空戦大全 4-05-603174-6 2,100円
図説・Uボート戦全史 4-05-603599-7 1,890円
図説・スターリングラード攻防戦 4-05-603823-6 1,890円
図説・ドイツ海軍全史 4-05-604517-8 1,995円


371:†ケン† ◆kiM4qXVHAg
07/05/05 16:06:49 7zJq0r5Y
俺は全部持っている。中身の分量は多いから一冊読むのに丸一日かかる。
二日にわけて読むのがいい。

あとは他の時代物だね。

372:名無し三等兵
07/05/05 16:09:06
いつも買うべきかどうか悩むのですが、
歴史群像シリーズはやっぱり必読ですか?



373:†ケン† ◆kiM4qXVHAg
07/05/05 21:03:03 7zJq0r5Y
↓あたりは必読だと思う。図を使っての戦略戦術はわかりやすいし、軍事的
政治的背景の解説、兵器のスペックや大きな戦いごとの戦力データ(航空機、
戦車、兵士の数など)、国力資源や兵器生産数のデータなどなどは参考
になる。下にあげた13冊で十分すぎるほど網羅してる、それ以外は
プラスアルファといったところで別に読まなくてもいいかなと

ポーランド電撃戦 4-05-601471-X 1,680円
西方電撃戦 4-05-601472-8 1,680円
英独航空決戦 4-05-601682-8 1,680円
バルバロッサ作戦 4-05-601683-6 1,680円
北アフリカ戦線 4-05-601783-2 1,680円
大西洋戦争 4-05-601784-0 1,680円
クルスク機甲戦 4-05-601989-4 1,680円
ノルマンディー上陸作戦 4-05-601990-8 1,680円
アルデンヌ攻勢 4-05-602059-0 1,680円
ベルリン攻防戦 4-05-602060-4 1,680円
ドイツ本土防空戦 4-05-602768-4 1,890円
[図説]ヨーロッパ地上戦大全 4-05-603041-3 2,100円
決定版[図説]ヨーロッパ航空戦大全 4-05-603174-6 2,100円

374:名無し三等兵
07/05/05 21:50:19
学研のムックばっかりじゃねえか。
一年戦争はフィクションなんだぜ。

375:名無し三等兵
07/05/05 22:01:48
ティーガー大全の二色刷りの戦術、作戦の流れの図解は大変詳しくて、それだけのために
買うのも有りなほどの出来栄えでした。

376:†ケン† ◆kiM4qXVHAg
07/05/05 22:56:16 7zJq0r5Y
~著だとか一個人の戦記物はあまり読まないかな。らちがあかないし
たいして重要だとは思わないから。おもしろみはあるかもしれないけど
本も結構高いし、重要なデータはないし時間も無駄に浪費する。
暇人入門者向きだね。

377:ポル ◆QZ5W8ALCV2
07/05/05 22:57:03 2Xk6ftbq
|日 日 本 軍 弱 小 列 イ云

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|日 日 本 軍 弱 小 列 イ云


ほかのサイトはゴミ

378:名無し三等兵
07/05/05 23:23:33 yCmNVIl0
>>373
ありがとうございます

379:名無し三等兵
07/05/05 23:35:32 zM/gJfIV
本当に一から始めるのであれば
どんなものであれ図版を多用したものから始められることを
おすすめします。始めに文庫に手を出すと
何度も読み返す、内容を噛み砕く等をしなければなりませんので
結構時間をとられ挫折しがちになります。
(やはり最初は楽しく学ぶということが重要です)
慣れてきたら、専門の雑誌・文庫・戦記と裾野を広げてみては
どうでしょうか
私としては
戦史であれば先程より何度も推挙されていますが
学研の歴史群像シリーズ(ただ在庫がないことが多々あります)
兵器であれば
コーエーの兵器名鑑シリーズ
がオススメです(当方も浅学ですのでこの程度しかお薦めできません)








380:鷂 ◆exxupUqotM
07/05/06 02:08:02
>>372
立ち読みで済ませます。

381:名無し三等兵
07/05/07 12:48:50
第二次大戦で旧日本軍は緒戦で善戦するも、連合国の圧倒的な物量の前に敗北した?!
                   ・
                   ・
                   ・
あの壊滅的な敗戦の経験から60年・・・・・・ついに鷲は舞い降りた!
旧日本軍の戦争責任の影に隠れてか、いままであまり問題とならなかった、
旧軍の弱小ぶり
このサイトは主に兵器開発の観点から旧日本軍の戦力を考察するページである。




「初めまして、こんにちは。よくぞこのような愛国サイトにおいでくださいました。
昨今の日本もずいぶんと美しい国に生まれ変わりつつあるそうですが、
日本が最もはちゃらけていた時代の美しさもまた格別の輝きをもって
私たちの心に今なお残ります。 そんな昭和の栄光の記録を一部お伝えするのが、このサイトの至上命題のひとつです。ではごゆっくり閲覧していってくださいね☆ 」

URLリンク(www.luzinde.com)

382:名無し三等兵
07/05/11 17:15:59 kXIdq/4f
age

383:名無し三等兵
07/05/13 21:11:26
地図を探してるんだけどなんかお勧めない?
このままだと「タイムズ・アトラス 第二次世界大戦歴史地図」ってやつを
買うことになると思うんだけど。

384:名無し三等兵
07/05/13 21:50:35
現代の紛争地域の詳細な地形図って無いかな?アフガン・チェチェン辺りの山岳地帯が特に欲しい

385:名無し三等兵
07/05/13 21:54:47
現代ならぐぐる様の地図でいいような気がしなくもない

386:名無し三等兵
07/05/13 22:21:02
等高線とかないっしょ?

387:名無し三等兵
07/05/13 22:36:49
イラクの地図なら、一頃、かなり大縮尺のが書店に山積みになってたなあ
いつの間にか店頭から消えてしまった、買っておけば良かった

388:名無し三等兵
07/05/13 23:00:04
世界航空地形図は? 1/50万だが。

389:名無し三等兵
07/05/16 13:31:01
現代世界経済秩序の形成とアメリカ海軍の役割―世界史の全体構図からみた「太平洋戦争」の歴史的意味とその教訓―
URLリンク(home.hiroshima-u.ac.jp)

390:名無し三等兵
07/05/19 14:25:29
戦国時代関連の良書
スレリンク(sengoku板)
歴史系サイトを語りましょう
スレリンク(sengoku板)

391:名無し三等兵
07/05/20 02:15:48
>>383
URLリンク(geopoli.exblog.jp)
今は日本のアマゾンも扱ってるみたいだよ。

392:名無し三等兵
07/05/22 16:43:39
いま特にハマっている分野はないが、基本として
「補給戦」と「戦争論」は読んでおいたほうがいい?

393:名無し三等兵
07/05/22 18:19:24
日本軍なら「海上護衛戦」と「大本営参謀の情報戦記」

戦争論は図書館で日本クラウゼウィッツなんたらが出している奴を借りるべき。
補給戦はなんかくどかった。

394:名無し三等兵
07/05/22 18:44:20
>>393
「海上護衛戦」の主張に疑問が芽生えるようになったらビギナー卒業だな。

395:名無し三等兵
07/05/22 19:16:18
>>394
たとえば?ハルゼーが主力艦隊を率いてきたら護衛艦隊なんぞ役に立たないとか?

396:名無し三等兵
07/05/22 19:16:54
>>392
補給戦は読んで損は無いと思う。
近代史オンリーの俺にとって序盤は辛かったけど。

>>393
補給戦は悪い訳ではないと思う。
まあ軍集団でなく集団軍と訳していたけど。

戦争論の某訳は酷い、眠くなる。

397:名無し三等兵
07/05/22 19:21:24
>>396
中○○庫?

398:名無し三等兵
07/05/22 19:46:35
戦争論の訳は中公はマシ
岩波のほうが眠くなる

文庫版でも手元に置いときたいなら中公がよかんべ

399:名無し三等兵
07/05/22 20:02:15
戦争論は訳の良し悪し以前に、
序文と第一部を読むと眠くなる。

400:名無し三等兵
07/05/22 20:23:17
じゃ防衛大の先生が書かれた図解を読みつつ、戦争論を読むんだ。

401:名無し三等兵
07/05/22 20:50:05
>399
むしろ戦争論の真髄は最初のほうだろ
後半はむしろあの時代特有の話が多くてどうかと思った

402:名無し三等兵
07/05/23 03:10:47
>>395
いや、海軍は海上護衛の重要性をけっこうわかってて軍備から切った
その理由を探るようになる。

403:名無し三等兵
07/05/23 20:47:07
戦争広告代理店
URLリンク(www.bk1.co.jp)
ボスニア紛争において海外からの介入を決定づけたのは何であったか。
現代における宣伝戦の一幕を描いたドキュメンタリー。

心理戦争(絶版 P・ラインバーガー/みすず書房)
宣伝戦の権威たるラインバーガー博士が日中戦争を中心に実例を挙げて解説します。
非常に古い(1953年)本ですので非常に見つにくいのですが、さがしがいは有ると思います
私は川崎市図書館で借りました。

戦争における「人殺し」の心理学
URLリンク(www.bk1.co.jp)
兵士が誰でも人を撃てるわけではなく、訓練を通じて撃てるようになっていく。
心理的側面から兵士を描いた1冊。

404:名無し三等兵
07/05/23 23:36:59
>戦争広告代理店

このボスニアに付いた代理店が反日宣伝で中国系団体に雇われたっつー噂があるな。

405:名無し三等兵
07/05/24 19:25:55
>404
そんなネタはどうでも良い話。
お前が反中キャンペーンをやりたいなら東亜板に池。

406:名無し三等兵
07/05/27 07:28:18
>>402
 それも一理はありますが「海上護衛戦」の主張は「軍備」の欠陥だけではないですね。
 確かに日本海軍は護衛用の軍備を犠牲にして増強されていましたが、現に存在する戦力を出来る範囲で護衛に有効に活用することもできなかった部分が少なくない。
 それは狭義の軍備の枠を越えてドクトリンの問題です。

407:名無し三等兵
07/05/27 10:43:38
ビギナー卒業してとりあえず批判する半可通に退化するという・・・

408:名無し三等兵
07/05/27 12:27:08
>>406
 疑問を持つことも大切ですから。誰もが通る道ですよ。
 

409:名無し三等兵
07/05/28 20:03:14
>>406
軍事戦略に基づく軍備より、ドクトリン(戦術教義)はミクロな話だろ

410:名無し三等兵
07/05/28 21:05:22
>>409
・・・・・えーっと・・・・

411:名無し三等兵
07/05/28 21:30:59
戦略とか戦術とかですら定義が確定しているわけではないのに、
ドクトリンだのだしてきたら…

412:名無し三等兵
07/05/28 23:39:50
役立つか分からないが、参考までに
戦略の階層

世界観(Vision)

国家政策(Policy)

大戦略(Grand Strategy)

軍事戦略(Military Strategy)

作戦(Operation)

戦術(Tactics)

技術(Technique)

 J.C.ワイリー著 奥山真司訳「戦略論の原点」 p.248 「訳者解説とあとがき」より

413:名無し三等兵
07/05/29 00:31:08
ドクトリンは戦略であれ戦術であれそれを運用する思想みたいなもんだね。


414:名無し三等兵
07/06/01 00:53:15
妙なマニアックなテーマのサイト希望。
ようやく基礎を一回りして、変わったものを食べて見たくなりました。

415:名無し三等兵
07/06/01 07:23:47
>412
いやそういうヒエラルキーってある程度決まってるとは言え
(戦術よりは戦略のほうが上にあるとか)
物理の法則みたいに万人が
「これでいい」って言うのはないんじゃないのか?と

416:名無し三等兵
07/06/01 09:32:46
>>415
ワイリーは戦略と戦術の境界が曖昧なことを認めているし、上記のようなことを本に書いてない。
その戦略の階層というのは、「訳者解説とあとがき」の中でコリン・グレイやエドワード・ルトワックが戦略と戦術の概念を
細分化して上記のような階層的イメージがあるとして紹介されたもの。



417:名無し三等兵
07/06/01 09:41:06
階層というか、相互作用が強いもの同士を段々に重ねて描いてみた体系図みたいなものでしょうか。

あともう一つあるのは文民統制とか政治と軍事をどう切り分けるかという意識の話ですね。
軍人が軍事組織の中だけをみて考えていく部分と、政治家の意思決定が関わる部分をどう綺麗に
切り分けるかをまず考えて、軍事を政治にどう従属されるか、或いは関連付けるかを重視して
国家戦略などが上位に位置づけられている。

418:名無し三等兵
07/06/01 23:08:21
日本語で喋ろうぜ?

419:名無し三等兵
07/06/01 23:21:07
>>418 すまんかった。日本語の自由な方同士でご歓談をお続けください。

なんつうか、階層構造で表現すべきなのか、結びつきの強いもの同士を結びつけたネットワーク状なのか、
原初銀河みたいな塊なのか、そいとも樹形図なのか、どう表現すべきなのかをもちっと考え直したかっただけです。

420:名無し三等兵
07/06/02 01:22:04
> 階層構造で表現すべきなのか
あくまで、「イメージ」の問題なので、これに取って代わるような表現を考えることはあまり生産的なことじゃないと思う。
まあ、軍事上あるいは学術上効果があるのなら、別なんでしょうけど

421:名無し整備兵
07/06/02 08:45:03
>>419

 軍事はあくまで政治の一手段なので、国家政策と戦略・戦術は階層構造に
ならざるをえないでしょう。
 また戦略・作戦・戦術は軍事ドクトリンの中にある階層構造に名前をつけた
ものなので、これも階層以外でイメージするのは難しいのでは。
 ネットワークのようなイメージを描くべきものとしては、軍事以外の社会的
要素(国内の社会構造や政治体制、軍事に対する意識等への文化的影響、
メカやエレクトロニクスの生産技術等)と政治・軍事との関連を論じる場合に
なろうかと思います。

422:名無し三等兵
07/06/02 16:22:06
スレ違い話が続く時は本筋に立ち戻るのが一番、ということで……

「地中海新ローマ帝国への道―ファシスト・イタリアの対外政策1935-39」
石田 憲 東京大学出版会

エチオピア侵攻、スペイン内戦、鋼鉄条約といった戦間期イタリアの対外政策の意思決定における
内外の影響と選択肢をベクトル化する、というやり方で検証した本。
ムソリーニも国内をまとめるのに苦労したのねwということがよくわかる。

でもエチオピア侵攻については意思決定にあまり苦労しなかったようで、
やっぱりアドワの屈辱ってイタリア人にとってはトラウマだったのかなぁ、と思ったり。

423:Lans ◆xHvvunznRc
07/06/03 02:57:04
じゃ、私もひさびさに

今日の1冊

「ザ・ソ連軍 亡命将校スッパ抜き(正・続)」 著スヴォーロフ 原書房

厨なタイトルに反して、中身は本気で亡命将校(参謀本部勤務のマジ参謀)の著作。
ソ連軍の70年代後半の姿を伝える。

正の後半にはソ連軍の編成について、続の前半にはソ連軍の作戦・戦術についての解説があり
「ソ連地上軍」と合わせて読むと、「ソ連地上軍」の読解に非常に役立ちます。
(全体や流れを概観するには、地上軍よりこっちの方が良いかも…)

ただし時期的に古いので詳細に関しては現在のロシア軍の実態と混同しては×。
しかし戦術的ドクトリンには大きな変更が加えられていない事から、
運用の「攻撃指向」の基本方針などの理解には役立つと思われ。

また西の常識で考えてはいけないと繰り返し書かれていますが、
これは相手の常識で考えないと何事も誤解が生じて実態を見誤ることに対する示唆であり、
現状でも、その視点の重要性は全く変わってないと思います。

(ようやく続も入手し、こないだ読み終わりましたw)

424:名無し三等兵
07/06/03 03:05:29
ソ連地上軍、欲しいんですよね…Amazonだと値段足元見てるしなぁ。

復刊ドットコムで復刊リクエスト出せませんかね?

425:Lans ◆xHvvunznRc
07/06/03 03:15:49
>424
「ザ・ソ連軍」なら、そこそこの値段ですよ。
とりあえずこっちを先に読んでおくのも手です。

ただし時代を考え内容を100%信じるのは危険w
現状はかなり変わってるので、あくまでも基本的な概要の理解に留めた方が吉。

その意味でも正の後半と続の前半のみ推薦w

(それでも詳細部分ではクルスクの戦力集中について史実との乖離が見られます、
 しかしこれは当時のソ連の教育がそうなってたと思われ、その意味では
 ソ連将校がそのように教育され考えていると思えば、
 それはそれで重大な意味を見出す事ができると思います。)

426:名無し三等兵
07/06/03 20:23:57
レス番が飛んでるということはコテが戻ってきたのか。

427:名無し三等兵
07/06/03 23:36:55 8G9P9diu
第一次世界大戦に関する良書を教えてください

428:名無し三等兵
07/06/03 23:50:17
>427
別宮さんのHP見て、気になるところがあったら参考文献をあたるのがいいんじゃね?
他には『八月の砲声』とか、『魔性の煙霧』とか、リデルハート本くらいか。
『目で見る戦史-第一次大戦』ってのもあるけど未読。

あとは、図書館にしか売ってない薄い歴史本のシリーズで、2巻本のやつがあったと思う。
カラーの図が抱負で、内容も妙にマニアック。軍オタも納得の内容で面白かったんだが、
書名を忘れた・・・。

429:Lans ◆xHvvunznRc
07/06/04 00:08:47
>427

428とダブりますが、全体を概観したいのなら下記がお勧め。

「第一次世界大戦 上下」 リデルハート 中央公論社
「第一次世界大戦、その戦略」 リデルハート 原書房
「八月の砲声」 バーバラ・W・タックマン 筑摩書房(文庫版もあり)

兵士の視点なら
「西部戦線異常なし」 レマルク 新潮文庫

430:名無し三等兵
07/06/04 00:56:11
『八月の砲声』って、まぁ面白かったというかガリエニおじ様、素敵っ!だったんだけど
戦争前夜からマルヌ会戦までなのでWWⅠの緒戦というか、ドイツの侵攻に対するフランスと英国派遣軍、
侵攻の通路にされるベルギーの話であって、もっとあとの塹壕戦の顛末とかは全然出てこないので注意。

431:428
07/06/04 02:14:16
>430
そうだな。「ザ・塹壕戦」みたいな所は出てこないんだよな。

>428で出した書名の忘れた本、見つけた図書館で検索かけたのに引っかからないorz
誰か、心当たりがあったら教えてください。

432:名無し三等兵
07/06/04 02:34:40
>>431
以上に大きくいやつ?

433:名無し三等兵
07/06/04 04:58:58
harpoonやってトム・クライシーの「レッドストーム」読んだりして
現代海戦ものに興味出てきたんだけど、
この系統で基礎からレクチャーする本ってあります?
(陸での「コンバットバイブル」、「戦術と指揮」みたいなの)
組織系が特に読みたい。

434:名無し三等兵
07/06/04 18:57:57
amazonで「まげ店長」と「純ちゃん」という二人の欧州海軍関連の書評はいいぞ。
とくに前者の書評、400件くらい(おもにUボート関連)あるが、
おれは素直に感心した。

まさかこの人、広田厚志ということはないよな

435:名無し三等兵
07/06/04 20:50:25
>>427
補給戦では1章を割いてシュリーフェンプランに関してやってる。

>>433
戦争のテクノロジーとかは?

436:427
07/06/04 22:09:17 3gQEQBLu
>>428-435
皆さんありがとうございます

437:名無し三等兵
07/06/04 22:13:01
>>427
欧州戦争研究資料(参謀本部)


438:名無し三等兵
07/06/04 22:32:16 AlZZ9KZc
>>403
ポールラインバーガーと言えば後のSF作家コードゥェイナースミスであり、
その作品「人類補完機構」シリーズには、情報機関在籍中の体験が色濃く反映されている。
極東問題と心理戦争の専門家であり、昭和天皇の権威を対日占領政策利用しようとする
「日本計画」にも深く関与しているとネットに出てたな。
「ノーストリリア」は買って読んだはずだけど、内容はすっかり忘れてますでつ。

439:名無し三等兵
07/06/04 23:14:15
ノーストリリアは、永く行方不明の女王をいまも奉じる豪州の後裔コロニー惑星。

国柄は質実剛健。他の星の華美なハンカチカーフなどには高い関税が掛かり一枚で年収分。
男女とも一人で他コロニーの住人五人に優越する戦闘能力を有す。
住人たちは基本的に全員テレパスであり、幼年時のテストで「シャベレない」者は処分される運命。

処分場からなんとか逃げ出した少年は、遠い昔に禁止され現存しないはずの自律型コンピューターと
出会う。コイツ喋るだけかと思ったら、チョー天才の機械だった!
為替相場で大儲け。僕を殺そうとしたこの星を買い取ってやるー♪ ・・・こんな感じだっけ?

440:名無し三等兵
07/06/04 23:26:18
>>439
ちがうちがう。主人公が美人局に引っかかる話だよ。女衒に全財産を巻き上げられる。

441:Lans ◆xHvvunznRc
07/06/05 01:36:35
>433
そのようなのは、残念ですがあまり聞きませんねぇ…
海戦は補給組織を除けば個艦単位の性能優劣が大きく影響することと、
艦艇自体の数が陸空に比べ圧倒的に少ないので、編成なども固定化されるものではなく
各国の状況もあまりに違いすぎるので、組織や戦術として固定しづらい事も大きく影響してるのではないかと…
「戦争のテクノロジー」は既出なので、あえて別のを上げるならば…

初心者向け
「原潜解剖」 トム・クランシー 新潮文庫
「米ソ原子力艦隊」 光文社ミリタリーイラストレイテッド
あと、学研とかからアメリカ海軍のムックが何回か出てたような気がするです。

本格的にいくなら
「ソ連海軍戦略」 ゴルシコフ 原書房
「ソ連海軍事典」 ノーマン・ポルマー 原書房

特に海軍事典は私も現物見たことないですが…(発売当時で定価¥8755)

442:ゆうかin職場 ◆9a1boPv5wk
07/06/05 10:13:53 QCgN7vc5
>>441
今現在文華堂書店にありますよ>海軍事典
ただし原書つまり洋書版ですが(苦笑

たしか一緒に米海軍事典も書架に並んでたと思います。

443:431
07/06/05 12:01:24
>432
150p程度で大きいやつだった。
『写真が語る第一次世界大戦』かもしれない。

444:Lans ◆xHvvunznRc
07/06/05 13:03:06
>442
>今現在文華堂書店にありますよ>海軍事典

(・∀・)


>ただし原書つまり洋書版ですが(苦笑

…orz

洋書は、上で出てた「Toward Combind Arms Warfer」を我慢できず買ってしまい
今、がんばって読んでる最中…なので、しばらく洋書はおなかいっぱいです(汗

445:名無し三等兵
07/06/09 14:23:04
中国の『核』が世界を制す
大国政治の悲劇


446:名無し三等兵
07/06/10 22:34:08
「韓国戦争」 韓国国防軍史研究所 かや書房
「中東軍事紛争史」 鳥井順 第三書館
の内容は、どんな感じですか?

447:名無し三等兵
07/06/11 00:08:09 GpqfVr4k
少し前に大日本絵画からでた「第二次大戦の歩兵対戦車戦闘」ってどんな感じなんでしょうか。
値段の割に薄い感じがして、購入を躊躇してるんですが。

448:Lans ◆xHvvunznRc
07/06/11 00:39:33
>447
まだ積読状態ですが、ぱらぱらとめくってみましょうw

まず
戦車の脅威として、戦車の特性、防御と弱点、機動の限界などを簡潔に記述
次に対戦車兵器の種類を概観し、さらに対戦車戦術の進化を記述しています。

そして各国(米/英/ソ連/独/日)の対戦車兵器と基本的な戦術/ドクトリンに言及
図版には各兵器だけでなく、中隊対戦車陣地例なども載っており結構良い感じです。

ただ、紙面の関係上代表的なものと一般原則が中心です。

まあ、確かにこのページ数でこの価格は…とも思いますが、
ちっ、足元みた値段設定しやがって…orz

449:ばばぼん♪ ◆gdH1Km1a0U
07/06/11 04:47:29
大日本絵画はなぁ~。

ありがたいっちゃーありがたいんだろうが、
せっかくOspreyの原書を買っても訳本出すし、
今後出る予定のラインナップがわからんから原書の方も買い控えざるを得ない。

前に「まさかこんなもの出ないだろう」とか思って「Japanese Pacific Island Defenses 1941~45」買ったら、
一ヶ月ぐらいして訳本が店頭に並んだorz

せめて、Aviation Elite UnitsとCombat Aircraft、New Vanguardの予定が固まったものだけでもいいから、
自社サイトとかで早めに情報流して欲しい
(↑の3シリーズはもう訳本が出ないと思っていたのに、思い出したように出る)。

……Battle Ordersはもうしばらく出ないだろうな?w

450:名無し三等兵
07/06/11 05:45:11
>>449
メールしろ。

451:名無し三等兵
07/06/11 06:32:32
メールしたら大日本絵画 訳者として雇ってくれるかのぅ?

好きなのが読めて好きなように訳せるのは素敵じゃが。
新紀元社でもいいのぅ。

452:名無し三等兵
07/06/11 19:26:19
ていうか、原書読める人が、なんで訳本出るの嫌がるのかわからない

453:名無し三等兵
07/06/11 19:50:20
>>448
ありがとうございます。
もう少し余裕が出来たら買おうかな…。

454:名無し三等兵
07/06/11 20:15:57
>>452 訳注が丁寧につく場合がありますから、一応原書そのままよりも手元におく価値はある場合が
あります。一方、訳が怪しいというかこなれていない場合もあります。ことに日本での通説と異なってる
説が怪しい訳で提示されると、訳がきちっとしてる他の部分にまで疑いの視線を向けがちになりますね。

455:名無し三等兵
07/06/11 20:17:40
オスプレイは書籍としては短くて簡潔に書いてるものがほとんどですから
訳す側には本来、長めに書きたかった内容を把握したり、或いは資料が不足
しているがゆえの筆者の苦衷などを推察して訳しだす能力が必要なのですが
なかなかそういうのまでは難しいかも、です。

456:名無し三等兵
07/06/12 12:20:16
「第二次大戦の歩兵対戦車戦闘」は、いまだクロースコンバットⅣにふける自分的には高くともヒット。
一緒に買った原書房の「最強の狙撃手」は、最近では良心的な価格だね。

他だと最近、SS師団モノを続けて出してるリイド社は比較的安価だけど、装丁のセンスがなんともヒドい。

457:Lans ◆xHvvunznRc
07/06/20 21:09:57
保守

例の洋書が読み終わらない…orz

458:ばばぼん♪ ◆gdH1Km1a0U
07/06/20 21:24:15
>>452
・洋書だと、通勤中の電車内で、精々1~2ページ、和書ならその何倍も読める(大幅な時間的節約可能)。

・英文だとどうしても「訳す」ことに集中しがちになるため、
 読み終わってから「えーと、なんだったっけ?」となることがある
 (後で読み返すために付箋付けながら読むこともあるけど面倒い)。

・古本屋に売っ払う時、洋書はほとんど値が付かない(最悪、ちり紙交換逝き)。

というわけで、訳本の方がいろいろと便利なの。
で、覚悟して買った後に訳本が出るとショックが大きいorz

459:名無し三等兵
07/06/21 17:50:27
特に最後の一行はなぁ……いやホントに大ショックだったりするw

460:名無し三等兵
07/06/21 19:06:27
>>457 編制関係を箇条書きで表に盛り込んであると助かるんですが、そうはなってないんですよね。
一応1980年代あたりまで詳しく米陸軍関係を追ってあるんですが、海兵隊とかドイツとかイギリスなんかは
ちょっと手薄です。

461:Lans ◆xHvvunznRc
07/06/25 01:29:10
ひさびさに今日の1冊

大内健二 著 光人社NF文庫

「輸送船入門」
「護衛空母入門」
「商船戦記」
「戦時商船隊」
「戦う民間船」

下記3冊は戦時の船団護衛、通商破壊、輸送船に焦点をあて
テーマ別の短編になっているので読みやすいです。
木俣御大の撃沈戦記シリーズの商船版な感じですw

特に「戦う民間船」はあまり書かれる事のないガリポリや日本軍の上陸作戦と輸送船の事例や、
特設監視艇隊、さらには大英帝国商船隊などがテーマになっており…
あ、よだれが…じゅるる。

【大英帝国を褒め讃えよ】

しかし、よくもここまでマイナーなテーマだけで何冊も本が出たものです。

>460
我。いまだWW1…orz
でも初期の運動戦の時期、攻勢の主導を握り翼迂回を目差す独は、あくまでも側面援護としての単線陣地を築城し、
延翼を繰り返し防御する英仏は突破阻止を重視した複線での縦深陣地を最初から組んでいき、
英仏海峡に達し迂回が無理になるや、独も複線陣地への強化に走るなど、なかなかに興味深い記述も多いです。

でも正確に読んでる自信がない上に時間もかかりまくり…和訳プリーズ…

462:夏彦 ◆z2v1usCPsk
07/06/30 13:42:39 愛 BE:1134176459-2BP(3939)
戦艦三笠や日本海海戦のサイトがありましたら、ご紹介下さい。

463:夏彦 ◆z2v1usCPsk
07/07/02 19:16:28
>>462
取り消します。

464:名無し三等兵
07/07/04 23:41:38
田中徳祐の「我ら降伏せず」を読んだんだけど、
これってどこまでがホントなの?

465:名無し三等兵
07/07/05 00:11:32
>464
質問スレへどうぞ。

466:名無し三等兵
07/07/05 13:19:02
>>464
余り参考にならないかもしれないが、降伏の時に一緒に行った土屋伍長の手記には、
土屋伍長一人で交渉に行ったとなっている。後階級が少尉と紹介されている。

丸別冊 玉砕の島々?に田中氏の手記が載ってるが、階級が中尉になっていたと思う。

田中氏の文が載ってるのは、他に『私の昭和史』(東京12チャンネル)がある。

土屋氏の本は他に2冊あるらしい



467:名無し三等兵
07/07/06 01:42:03
>>466
情報サンクス
もし米軍との交渉に行ってないとすると、
あの最後の「命の保障はないが・・・」なんて決めゼリフも
全部嘘ってことになるのか。

とりあえず『私の昭和史』(東京12チャンネル)が図書館にあるようなので
暇を見つけて読んでみることにします。

468:アドバンスト杜聖 ◆REH634FRNQ
07/07/06 01:57:30
ソ連地上軍買っちゃった~♪

469:Lans ◆xHvvunznRc
07/07/06 10:07:48
>468
おめでとうございますw
これで貴官も諸兵科連合軍の同志ですな。

でも、
幾らでした?、ま、まさか…尼の高額に手を出したのでわ(ガクブル

470:名無し三等兵
07/07/06 10:15:34
Amazonの最安値の奴が無くなってますねw

471:名無し三等兵
07/07/06 10:30:57
m9(^д^)

472:アドバンスト杜聖 ◆REH634FRNQ
07/07/06 11:10:18
うふふヽ( ´ー`)ノ

473:名無し三等兵
07/07/06 11:28:49
図書館で借りて、
スキャナーで取り込んでいる。

念のためにDVDに落としているけど。

474:アドバンスト杜聖 ◆REH634FRNQ
07/07/12 16:23:24
なんか復刊ドットコムに武器・兵器特集ページが出来たっぽいです。
URLリンク(www.fukkan.com)

475:名無し三等兵
07/07/13 14:03:38
分隊以下、場合によっては班以下の戦術やテクニックについて詳しく書かれた物ってありませんか?
数人規模になると戦術知識と言うより小技集みたいになりそうですが・・・

476:名無し三等兵
07/07/14 18:30:33 eIM4qamH
>>475
>>63-81あたりが参考になるのでは?


477:名無し三等兵
07/07/15 14:14:39
電撃戦という幻
カール=ハインツ・フリーザー著 大木毅 安藤公一訳 中央公論社 2003年

これを密林で購入しようと思ってるのですが、高いので躊躇しております。
何方か完走をお願いします。

478:名無し三等兵
07/07/16 10:34:26
図書館で借りて見る、
そう言う努力も必要。

図書館で借りて、
内容が良ければ買いだし、
内容が駄目なら買わなければ良いだし。

図書館に蔵書が無ければ、
リクエストすれば時間はかかるが、
借りられるだから。

479:名無し三等兵
07/07/16 15:08:35
>>477
正論は>478が言うとおり。
この件に関しての個人的な意見を言えば、
「じゃ、アンタ、何なら買うの?」って感じ。
読んで値段に納得できるかどーかは保証できんが、
納得できなくとも、それも修行のうち。

480:名無し三等兵
07/07/16 15:17:29
>>479
誤解されるのは心外なので補足。
本との出会いとは、すべからくそーゆーもん。
暇が潰せりゃ十分と買った本が良かったり、
すごく期待して奮発した本がとんでもなかったり、
そーゆーもん。


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