推奨する良書 サイトat ARMY
推奨する良書 サイト - 暇つぶし2ch2:名無し三等兵
07/01/31 04:50:37
おれ

3:名無し三等兵
07/01/31 07:23:07
豚のサイトだけはお勧めしない。

4:名無し三等兵
07/01/31 09:00:21
|日 日 本 軍 弱 小 列 イ云

5:名無し三等兵
07/01/31 10:08:49
【題名】軍学考
【著者】兵頭二十八
【版元】中央公論新社
【定価】1900円+税
【備考】(絶版) 着想は良し


6:名無し三等兵
07/01/31 20:29:23
補給戦とか?マーティン・フォン・クレフェルトの

7:名無し三等兵
07/02/01 00:33:16
入門編

【題名】戦争の常識
【著者】鍛冶俊樹
【版元】文藝新書
【定価】700円+税
【備考】


【題名】自衛隊の戦争力
【著者】ムックハウス(出版企画部)他多数
【版元】洋泉社
【定価】1680円
【備考】MOOK


8:名無し三等兵
07/02/01 02:07:55
コーラン
バイブル
ルターの95か条の意見状
資本論
マイン カンプ
ハルノート
ネオコン顔写真

9:名無し三等兵
07/02/01 02:41:59
>>8
wwwww落ちが……
でも、そんな写真集イヤだな



君主論 マキアヴェリ



10:名無し三等兵
07/02/01 18:47:12
孫子
戦争論
三国志演義

11:名無し三等兵
07/02/01 19:12:01
推理力UPに


スレリンク(army板)


URLリンク(same.u.la)


12:名無し三等兵
07/02/01 19:13:33
間違った
失礼


13:名無し三等兵
07/02/01 19:32:02 k3wJtkQ5
武経七書

14:名無し三等兵
07/02/01 19:49:52
【題名】「海行かば」を歌ったことがありますか
【著者】小川寛太
【版元】H&I
【定価】1800円+税
【備考】CD付き



15:名無し三等兵
07/02/04 03:08:14
【題名】
【著者】
【版元】
【定価】
【備考】


16:名無し三等兵
07/02/06 19:05:58

URLリンク(www.luzinde.com)


17:名無し三等兵
07/02/07 01:52:33

クリック詐欺につき注意

18:名無し三等兵
07/02/07 01:57:34
石川達三の「生きてゐる兵隊」
南京での醜聞が余すところなく書かれ、発禁になった貴重な資料。
よくもまあ、戦中にこんなのを書いたもんだ。

19:名無し三等兵
07/02/07 18:26:34
>>17
オイオイw

旧日本軍弱小列伝だよ


20:名無し三等兵
07/02/07 22:07:13
基本どころのサイトです

軍事板FAQ
URLリンク(mltr.e-city.tv)

統合戦争辞典  
 正確さを重視しているサイト。年表が充実しています。
URLリンク(www007.upp.so-net.ne.jp)

軍事百科事典
 とにかく情報量が膨大な投稿サイト。トップの学校給食ロゴは意味不明。
URLリンク(www003.upp.so-net.ne.jp)

日本周辺国の軍事兵器
 特定アジア関係の時事ネタで東亜+板、ハングル板でもよく利用されているようです。
URLリンク(wiki.livedoor.jp)

銃器データベース
 その名のとおり、銃器のデータベース。結構便利。wiki形式。
URLリンク(mgdb.himitsukichi.com)




21:名無し三等兵
07/02/09 09:02:28
英語のサイトだけど
ここもお約束の大手サイト

グローバルセキュリティ
URLリンク(www.globalsecurity.org)

22:名無し三等兵
07/02/12 22:38:59
ネットウォッチ板と書評スレで十分と思っていたが、
このスレは他板からのお客さんには需要があるのかもしれない。

そんなわけで浮上しておきます。


初心者スレより転載

380 :名無し三等兵 :2007/02/12(月) 22:17:22 ID:G6i3Gkyb
受験終わって暇になりました。が、金がありません。
本が買えないので、面白い軍事関係のサイトあったら教えていただけませんか?
世界史も好きなので、古代~現代までどこでも構いません。
論述が正確な必要もないです。
あまりにテキトーなお願いですが、もしよかったらお願いします。

23:名無し三等兵
07/02/12 22:45:56
日露戦争 明治人物列伝


24:名無し三等兵
07/02/12 22:52:11
初心者スレの分

399 :名無し三等兵 :2007/02/12(月) 22:22:56 ID:tG4KhrJ+
>>380
( ^ω^)つURLリンク(www.geocities.co.jp)

407 :名無し三等兵 :2007/02/12(月) 22:27:08 ID:???
>>396
もうみたかもしれんが

こことか
URLリンク(angrif.hp.infoseek.co.jp)

こことか
URLリンク(www.bekkoame.ne.jp)




25:名無し三等兵
07/02/12 22:52:12
コーエー 艦船年鑑
眠れない夜は羊を数える代わりに読め

26:Lans ◆EDLansNRRQ
07/02/12 23:20:42
「ソ連地上軍」デービッドCイスビー(英ジェーン版の翻訳)原書房(絶版)
「北朝鮮特殊部隊」ジョゼフ・バーミューデッツ(英ジェーンの翻訳)並木書房
「世界歩兵総覧」田中賢一/森松俊夫 図書出版社(絶版)
「砂漠の戦車戦 上下」アブラハム・アダン 原書房(絶版)
「第四次中東戦争 シナイ正面の戦い/ゴラン高原の戦い」高井三郎 原書房(絶版)
「第一次世界大戦、その戦略」リデルハート 原書房(絶版)
「湾岸戦争 砂漠の嵐作戦」東洋書房
「熱砂の進軍 上下」トムクランシー 原書房
「米陸軍戦闘マニュアル」編訳:柘植 久慶(絶版)
「コンバット・バイブル―アメリカ陸軍教本完全図解マニュアル」(1巻2巻で十分)著:上田 信 日本出版社
「コンバット・スキルズ 1・2」 ホビージャパン
「戦術と指揮」著:松村 劭 文春ネスコ
「若き将軍の朝鮮戦争」 白 善燁
「対ゲリラ戦」 白 善燁
「指揮官の条件―朝鮮戦争を戦い抜いた軍人は語る」白 善燁

日本陸軍『作戦要務令』
「赤軍野外教令」
「野外令」
「野外幕僚勤務令」
「師団・旅団」
「普通科運用」等の職種運用
「普通科中隊」等の部隊運用

27:名無し三等兵
07/02/17 06:44:00
[転載]

兵頭二十八ファンサイト
 URLリンク(sorceress.raindrop.jp)
兵頭二十八の放送形式
 URLリンク(sorceress.raindrop.jp)
武道通信
 URLリンク(www.budotusin.com)

兵頭二十八と別宮暖朗氏の往復書簡
 URLリンク(ww1.m78.com)

前スレ
【核武装】兵頭二十八 その八【軍学者】
URLリンク(same.u.la)

28:都内勤務
07/02/17 07:51:05
司馬先生の「風塵抄」
いわゆる司馬史観を無批判に受容するわけではないが、まずは目を通してみては

29:都内勤務
07/02/17 07:54:08
>>07:51:04 と補正

30:名無し三等兵
07/02/17 08:06:53
「バルバロッサ作戦」パウル・カレル著(フジ出版社)絶版
「焦土作戦」パウル・カレル著(フジ出版社)絶版
「彼らは来た」パウル・カレル著(フジ出版社)絶版
「砂漠のキツネ」パウル・カレル著(フジ出版社)絶版

ドイツ軍戦記の巨人。翻訳もすばらしい。

31:名無し三等兵
07/02/17 14:34:12
ナチ厨乙w

32:名無し三等兵
07/02/17 16:02:27
>>26
「熱砂の進軍 上下」トムクランシー 原書房を薦めるのであれば、『司令官たち―湾岸戦争突入にいたる"決断"のプロセス』ボブウッドワード(文藝春秋, 1991年)もあわせて読(ry


33:Lans ◆EDLansNRRQ
07/02/17 18:43:55
>30
「バルバロッサ」と「焦土作戦」は学研M文庫で今も発売中
「彼らは来た」と「砂漠のキツネ」は98年前後に中央公論社から再発売

これらのドイツ系戦記をあげるなら、
「電撃戦」「失われた勝利」「最終戦」「ヒットラー最後の戦闘」
「擲弾兵」「空軍大戦略」「遥かなる橋」「一番ながい日」「最後の100日」
「バルジ大作戦」「パリは燃えているか」「ラプラタ沖海戦」「バレンツ海海戦」
「ポケット戦艦」「ラスト・カンプグルッペ」「続・ラスト・カンプグルッペ」
「ドイツ機甲師団」「ドイツ戦車軍団 上下」「壮烈!ドイツ艦隊」
「戦艦ビスマルクの最期」「SS戦車隊」「ティーガー戦車隊」
「パンツァーフォー」「ティーガーの騎士」「独ソ戦全史」
「ベルリン陥落1945」「攻防900日」「スターリングラード運命の攻囲戦」
「コンバット」「眼下の敵」「駆逐艦キーリング」「女王陛下のユリシーズ」
「鷲は舞い降りた」「グリーン・ビーチ」「海戦」
も出さないと。

>31
その程度でナチ厨と呼ぶのは・・・ドイツ厨への冒涜ですw

34:名無し三等兵
07/02/17 19:16:11
スゲー

35:Lans ◆EDLansNRRQ
07/02/17 22:27:19
>34
そこは驚くんじゃなくて

「鷲は舞い降りた」はフィクションじゃんとか
そもそも「グリーン・ビーチ」や「女王陛下のユリシーズ」は英軍モノじゃんとか
「Uボート」や「Uボート・コマンダー」が出ないのは潜水艦隊へのいやがらせですかとか
「奮戦第6戦車師団」ないのイクナイ!とか

もっと突っ込んで欲しいの…orz

36:名無し三等兵
07/02/17 22:49:03
突っ込んで欲しかったのか。ぱぱにお願いしな。

とりあえず、HMS Ulyssesを女王陛下のユリシーズ号と訳すのはイクナイと思います。
でも新型飛行甲板はいいよね!

37:名無し三等兵
07/02/18 08:34:38
・学校で教えない現代戦争
(文民のための軍事講座)

38:名無し三等兵
07/02/18 11:10:23
>>35
閣下、お約束の忘れ物ですよ。

『攻撃高度4000』‐ドイツ空軍戦闘記録   カーユス・ベッカー 絶版?
『戦闘機』‐英独航空決戦           レン・デイトン
『始まりと終わり』‐栄光のドイツ空軍     アドルフ・ガラント 絶版?
『ソビエト航空戦』‐知られざる航空大国の全貌 飯山幸伸

つか、ルフトヴァッフェ仲間はずれイクナイ

39:名無し三等兵
07/02/18 13:28:25
自分はこんだけ本を読んでるよー っていう自慢スレじゃないんだから
題名列記だけじゃなくて、最低限お勧めポイントくらい書いたほうが良いとおもうよ


40:Lans ◆EDLansNRRQ
07/02/18 15:22:52
>39
それは、もう書評スレの管轄じゃないかな?
スレの流れから内容よりもリスト的な紹介が中心のスレだと判断したんだけど
違うの?このスレ。

「ああ、こんな本やサイトがあるんだ」ってこと
内容が知りたければ、書評スレやウォッチスレで。

つまり目次やリストとしての存在だと思ったんだけど。
それなら意味あるけど、内容に入ったら重複スレになっちゃう。

向うは内容に入るから数の紹介は出来ない。
その分、こっちは内容はともかく数の紹介でミリ書の全体規模をフォローする。
住み分けってこうじゃないかな?

多少はリストから気になったタイトルがあれば、それの質疑応答とかあっても良いとは思うけど。
どうかな?

ちなみに、上げた本、全部読んでる訳じゃないよ。
2割くらいは、存在は知ってって読みたいと思ってるけど、まだ未入手。

41:名無し三等兵
07/02/19 16:37:18
>1によると本だけでなくサイトなんかも紹介するスレって事だし、

>あなたが薦める

とあるからには、お薦めする理由もある方が親切だわな。
まあ必ず書け!とかになるとかえって面倒なので書きたい奴だけでいいけど。

こっちではあくまで良い本・良いサイトを紹介、書評スレの場合は挙げた本の駄目出しもオッケー
って感じで住み分ければいいんじゃまいか。

42:名無し三等兵
07/02/19 20:30:37 3e0suNQD
【坂の上の雲】
物語としては、いいかもしれません。


しかし、軍事板はハイレベルですね。

43:名無し三等兵
07/02/19 20:33:12
>>1>>22を見る限りでは、
初心者にお勧めできる
良書や良質なサイトを紹介するスレじゃないのか?


44:名無し三等兵
07/02/19 21:03:57
「失敗の本質 日本軍の組織論的研究」
基本中の基本図書。
日本軍の敗因をその組織構造と機能に求めた研究・啓蒙書。未読の者は日本軍を語ることなかれ。

45:Lans ◆xHvvunznRc
07/02/20 01:06:39
じゃ、1冊づついきますか。

「ソ連地上軍」デービッドCイスビー(英ジェーン版の翻訳)原書房(絶版)

旧ソ連軍の編成、教義、運用の基礎資料
ソ連軍がなくなった現在でも、ロシア始め旧ソ連型を継承する軍隊は多いので現在も有用。


46:Lans ◆xHvvunznRc
07/02/21 13:04:21
「北朝鮮特殊部隊」ジョゼフ・バーミューデッツ(英ジェーンの翻訳)並木書房

実は英ジェーン版というのは間違い、すまんです。
英ジェーン版を第1版とし98年に米海軍協会から発行された増補第2版の全訳

北朝鮮特殊部隊、いわゆる「ゲリコマ」部隊の歴史、組織、編制、運用などを詳細に解説
これ読んで、ゲリラとコマンドの違いを理解しておくと吉。

47:名無し三等兵
07/02/21 15:12:36
「ノルマンディのロンメル」

48:名無し三等兵
07/02/21 15:55:29
地図で読む世界の歴史「ヒトラーと第三帝国」
リチャード・オウヴァリー著(河出書房新社2000年初版) 

年表・地図・統計資料が見やすくまとめられており第一次大戦直後から現代まで、
第三帝国を生み出したものと今も残るその影響についての入門書として使える。

49:Lans ◆xHvvunznRc
07/02/22 12:31:29
「世界歩兵総覧」田中賢一/森松俊夫 図書出版社(絶版)

著者は2人とも元陸将補
WW2以後の世界の歩兵戦闘の様相の遷移、ならびに代表的な戦争での歩兵の役割を概観。
さらに各国歩兵部隊の編制を解説(ちょっと資料ちょっと古いけど、各国の思想が見えて面白い)

運用:編制マニア向けとか思う。なので個人的には大のお気に入りw

50:名無し三等兵
07/02/22 20:25:06
みなさん乙です。できれば値段も書いてもらえると購入の参考になるのですが・・・

51:名無し三等兵
07/02/22 22:36:57
>>50
その辺は検索すれば分かると思うのだが、
書名と著者と出版社さえ書いてあれば。

52:Lans ◆xHvvunznRc
07/02/23 00:47:57
「ソ連地上軍」デービッドCイスビー(英ジェーン版の翻訳)原書房(絶版)
 →¥3800

「北朝鮮特殊部隊」ジョゼフ・バーミューデッツ(英ジェーンの翻訳)並木書房
 →¥2000

「世界歩兵総覧」田中賢一/森松俊夫 図書出版社(絶版)
 →¥1545

ですが、最大の問題として他の本も絶版が多く、事実上古書で入手するしかなく
定価はほぼ無意味です。

いつもは会社のお昼休みに書き込むので、その場に書籍がないわけであり、
内容なら覚えてますが、価格は覚えていないというのが現実

ということで、ぐぐるなり、アマゾンなりで調べて下さいw

53:Lans ◆xHvvunznRc
07/02/23 15:27:19
今日の1冊w

「砂漠の戦車戦 上下」アブラハム・アダン 原書房(絶版)

第4次中東戦争でスエズ戦線に投入されたアダン機甲師団の師団長手記
数少ない現代機甲戦現場当事者(しかも師団指揮官)の著書。
開戦奇襲、現代機甲戦術、対機甲戦闘、渡河作戦、いろいろ示唆に富んだ内容。
現代戦における戦車の威力と限界を知るに最適。逆にATMの威力と限界も知れるw

オールタンクドクトリン/ATM最強論 どっちもいくない。
いやっほーぅ!諸兵科連合!

54:名無し三等兵
07/02/24 19:20:47
明日の一冊(-p

コンテナ物語 日経BP社 著 マルク・レビンソン 訳 村井章子 ¥2,800

海上コンテナの歴史をくだけた文体で辿った本
ベトナム戦に一章を割き、勃興期のコンテナ海運業界(コンテナリゼーション)と軍の兵站の関係は兵站ヲタ必読。

ロジスティックスは軍か民間か クソみていなこと聞くなへへ、スピンオフだぜシェゲナベイベイ。
巨大コンテナ船マンセー

55:名無し三等兵
07/02/25 17:18:39 KIkc/Yu9
逆説の軍隊って本買おうと思うんだけど読んだ事ある日といる?

56:Lans ◆xHvvunznRc
07/02/25 18:25:13
その辺りは書評スレに質問した方がよいかも。

昨日は書けなかったので今日は2冊w

「第四次中東戦争 シナイ正面の戦い/ゴラン高原の戦い」高井三郎 原書房(絶版)
実は、1冊じゃなく2冊です。元陸自の戦史戦術教官が第4次中東戦争を分析。
イスラエル、エジプト両軍の資料を集め、双方の視点から感情を排して冷静に分析。
海外著作の場合、宗教によりかたよる場合もあるのですが、さすが多神教の国、日本人が書いただけあって
ストイックに軍事的分析に走っています。とくに第4次中東戦争は意図の秘匿による開戦奇襲を研究するのに吉。


「第一次世界大戦、その戦略(全訳版)」リデルハート 原書房(絶版)
御大リデル・ハートです。そもそもWW1に関する著作自体が非常に少ないので、この段階で既に一定の価値があります。
内容的にはWW1を概観しつつ、その流れを分析してます。
しかし、もともと1936年(つまり戦前)に書かれただけあって、これらの著作が研究されWW2に影響を及ぼしたと考えると感無量。

57:名無し三等兵
07/02/25 18:29:40
>>56
第四次中東戦争には興味あるから探してみるかな。
しかし、今日尼で頼んでた「失敗の本質」と「核兵器のしくみ」が届いたので時間がない。

58:Lans ◆xHvvunznRc
07/02/25 18:55:11
>57

56の本もオールタンクドクトリンの限界とATM対戦車火網の限界がわかると思います。
あと、空軍の威力と限界、SAMの阻止能力と限界ってのも。

兵器や部隊には、なにが出来て、なにが出来ないか。
なぜ諸兵科を柔軟に有機的に連携し運用するのか。
戦車と歩兵の違い、増援投入のシステム、警戒拠点の意味

いろいろと、その重要さを実感できますよ。

59:名無し三等兵
07/02/25 19:11:26
リデルハートの第一次世界大戦ってちょっと前に中公から再刊されてなかっ
たっけ? まあもう品切れかもしれんけど...

60:Lans ◆xHvvunznRc
07/02/25 19:48:51
>59
それ、上下巻のぶあつい奴ですね。こっちは、それと違って戦前に書かれたVerです。
従ってWW2前のWWW1に対する見方となっており、両方読むと、戦前と戦後の見方の違いが見えるという、
まあ、マニアックな方向に進みきった読み方が楽しめますw

もともとは戦前(昭和14年)に和訳が出版されてますが、1980に原書房から仮名遣いを現代に修正し出版。

61:名無し三等兵
07/02/25 19:58:39
>>60
再刊された版って戦後に書き直された奴なんですね。何で上下に分けるんだ中公の
どケチと思って図書館で原書房版読んでましたが。そうかそんな秘密?が。
説明どうもです。

62:Lans ◆xHvvunznRc
07/02/26 21:18:52
今日の1冊、と思ったら湾岸が連続なので纏めてw

・「湾岸戦争 砂漠の嵐作戦」F.N.シューベルト/T.L.クラウス 東洋書林
米公刊戦史の翻訳。作戦終結後数ヶ月でまとめた記録なので、その後に判明した部分はぬけています。
しかし、公式としての情報や分析の正確性には期待できる。また軍人や個人の手記ではないので、
公正な全体像を把握できる、湾岸戦争資料の基礎資料。


・「熱砂の進軍 上下」トムクランシー 原書房
トムクランシーが湾岸戦争の機甲部隊指揮官フレッド・フランクスJrにインタビューしつつ書いたもの。
ベトナム以降の米軍ドクトリンの変遷や、実戦場における情報混乱の実像が垣間見れる。
これらの経験がRMA推進に大きく影響したのがよく判る。
もしかしたら、下手なRMA本より、RMAが目指すものがなんなのか?を理解できるかもw

現場のフランクスと後方のシュワルツコフの対立を読んで。おもわず
上層部の現場実態把握の不足は、会社も軍隊も同じだなぁと遠い目をしてみる…orz
よって、部分的に公正に欠けると思われる記述もあるので注意w
(上記本と相互補間しつつ読むと大吉)

しかし、米軍ドクトリンの変遷解説は戦術/作戦マニアにはたまらんです。にはは

63:Lans ◆xHvvunznRc
07/02/28 01:49:21
今日は大阪出張で遅くなったが、とりあえず今日の1冊

「米陸軍戦闘マニュアル~コンバット・リーダーズ・フィールドガイド」編訳:柘植 久慶 原書房(絶版)

米陸軍コンバット・リーダーズ・フィールドガイドの第10版(1987年版)の抄訳
歩兵分隊~小隊指揮官あたりに向けて書かれたもので、時代的にM2ブラッドレー機械化歩兵部隊を中心として書かれている。
FMとFCをベースとし小部隊に特化した具体的な記述が多く、戦車との共同から即席兵器の作り方や救護方法までも掲載w

前述の「ソ連地上軍」と読み比べると非常に楽しい。米ソドクトリンの違いがよく判ります。
これは第10版だが、本書発売後、数年後のM113機械化歩兵小隊の頃(多分8か9版)も発売してた…
両方もってると、主要兵器の変遷による戦術詳細の変化などが楽しめると思う。

なので…M113版欲しいなぁ(当時買いそこねた…出版社も正式書名も覚えてないし…不覚 orz)




64:Lans ◆xHvvunznRc
07/02/28 12:33:18
今日の1冊

「コンバット・バイブル―アメリカ陸軍教本完全図解マニュアル」(1巻2巻で十分)著:上田 信 日本出版社

図解でみる新兵教育書みたいなもの。判りやすく書かれているので、初心者に最適。
しかし、書かれている事は陸上部隊の基本なので中級者以降も手元においてあると便利。

1は個人~分隊戦闘
2は小隊~中隊規模
3は特殊部隊
4は情報戦やエージェント系

私は1と2があれば良いやw
いやほーぅ!正規戦最高!

65:名無し三等兵
07/02/28 20:07:42
コンバットバイブルは陸上自衛隊でも秘かに使われてると評判らしいです
その原因は配布される教本がそれほど出来がよくないとも……

66:名無し三等兵
07/02/28 20:11:51
>>64
尼で頼んでしまった
あなたの紹介してくれる本は結構買ってしまってるので、毎日期待しています

67:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/01 01:01:13
「米陸軍戦闘マニュアル」のM113版の書名判明

「米陸軍戦闘マニュア2~機械化歩兵のすべて」 訳:高井三郎 原書房
尼で注文しまつたw やた!やっと入手だ!

>66
あまり私の推薦ばかり買うと、戦術/編成にかたよったマニアになる恐れあり。
ご注意をw

68:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/01 13:04:37
今日の1冊

「コンバット・スキルズ 1・2・3」 ホビージャパン

前述の「米陸軍戦闘マニュアル」(上級)と「コンバット・バイブル」(初級)のちょうど中間に位置する戦術解説本。
図や写真が多く、どちらかというと軍オタ向きというよりサバゲー者を対象に書かれた解説書かもしれない。

なぜか内容は英軍を参考にした記述が多いw
そういう意味では、前述2冊が米軍式なので、英米の微妙な違いが興味深いです。

1は陸戦戦術是全般の基本編(ヘリ関係なども記述)
2は特殊部隊指向が強いです。
3は実物見たことないから、よーわかりません。

本来の価格が高いので、古本も高止まりぎみ。尼で調べたら1万超の出品もあったです(怖

69:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/02 14:46:06
今日の1冊

「戦術と指揮」著:松村 劭 文春ネスコ

SLG的な軍事クイズ集という体裁をとっているが、実体は戦術/作戦教本w
著者は陸自幕僚街道まっしぐらな経歴。この本を読んで理解できれば戦術の基礎がマスターできるはず。
下手な厨などよせつけない、本格的な内容を判りやすく解説してる専門書と言っていいです。

確かPHP文庫で文庫化されてるはず…ちなみに文庫版の表は大戦略のゲーム画面w
クイズ集的な体裁や表紙に騙されてはいけません。

前述の教本系書籍と並べた場合

「コンバット・バイブル」→「戦術と指揮」「コンバット・スキル」→「米陸軍戦闘マニュアル」「ソ連地上軍」→「北朝鮮特殊部隊」

と進むのが吉と思うです。
「北朝鮮特殊部隊」は陸戦の基礎が判ってないと、特殊部隊の真の意味は理解しにくいかもと言う事で最後の最後w

(「北朝鮮特殊部隊」は表紙や裏が厨なので、勘違いして買った人は理解しにくいだろうなぁ…)
(私も最初は騙されて「また厨な北本か」と思い、無視してましたからw)

70:名無し三等兵
07/03/02 19:19:58
>>69
アマゾンで米陸軍戦闘マニュアルがあまりにも安かったので買っちまった。
M113版もあったけど保留。

「戦術と指揮」、アマゾンの中身検索で目次見れるんだけどすげー笑える。
レビューでどこがビジネス書だっ、て文句言ってた人がいたけど宜なるかなw

71:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/03 23:45:43
今日の1冊というより特集w

白 善燁 著作関連
 朝鮮戦争初期において第1師団長、その後韓国参謀総長など韓国制服組のTOPとして活躍
 自分の参戦経験を元にいくつかの著作を発表。ただし重複部分も多いのでテーマで選ぶと吉。

「若き将軍の朝鮮戦争」 草思社
 →朝鮮戦争第1師団長としての実戦経験を中心に朝鮮戦争全般を記述

「対ゲリラ戦」 原書房
 →旧日本軍における対ゲリラ部隊在籍経験および、朝鮮戦争中の対ゲリラ作戦を指揮した際の状況を中心に記述

「指揮官の条件―朝鮮戦争を戦い抜いた軍人は語る」 草思社
 →最前線での指揮を中心にリーダーシップや組織論を語る一見ビジネス書w

「韓国戦争一千日」
 →未入手なので詳しくは知らないが、朝鮮戦争全般の記述と思われる
  (他の上記3冊は自分の参加範囲が中心)

個人的には「指揮官の条件」が当時の各国軍の編成や戦闘展開図も多く
各種運用論も語られているので運用/編成マニアとしてお勧めw

これも、どこがビジネス書?な1冊ww

72:名無し三等兵
07/03/04 00:42:45 4qEsDX+6
異論はあるでしょうけど、このスレは常時あげた方が良いと。

「海上護衛戦」 大井篤
海軍好きは是非。日本海軍関係の書物でこれに勝るものはなかなか・・・
大した読書量ではないのですが。

73:名無し三等兵
07/03/04 02:12:43
>>72
適度にageますか。


「戦争の正しい始め方、終わり方」並木書房\1600
兵頭二十八×別宮暖朗 

政治、外交政策、軍師ファンの方に

74:名無し三等兵
07/03/04 02:39:09
Anthony G. WilliamsのRAPID FIREとFLYING GUNSシリーズ。
機関砲に関してとりあえずは必携の本だね。

75:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/04 02:59:26
>72
「海上護衛戦」はいいですねー。私も一押しな本です。

ただ、これを読むなら、先に大西洋の潜水艦戦の書籍を読み、大西洋の対潜水艦戦、船団護衛が
どのような規模で戦われていたかを知っていた方が良いとおもいます。

そうすると、いかに日本軍の対潜護衛に関する意識と戦力が低かったかが判ります。

(実は…本格的な対潜護衛は、艦隊から駆逐艦を引き抜くらいじゃ全然足りなく、
ちょっとやそっと護衛総隊の戦力を拡充した位じゃ足りないのが判っちゃいます。
よく松級量産どうのと言う人いますが、量産した所で日本の造船能力で建造できる数じゃ全然足りないと思いますよ。
英国および米国が大西洋の対潜作戦にどれだけの軽艦艇を投入したかと…) 

このあたりは…下記が良いかと

「潜水艦戦争1939~1945」 ?忘れたw 早川書房(文庫版は上下かもしんない)
「Uボート入門」 広田厚司 光人社NF文庫
「輸送船入門」 大内健二 光人社NF文庫
「大西洋戦争」学研 歴史群像WWIIシリーズ Vol.6

軍事は常に各テーマ多方向から研究/検証するのが吉かと。
(この場合、通商破壊&船団護衛がテーマ)

76:名無し三等兵
07/03/04 03:01:18
Ralph B. YoungのARMY AVIATION IN VIETNAM 1961-1963と1963-1966。
ベトナム戦の米陸軍航空部隊についての素晴らしい本。カラー&マーキング中心。
何年も前から予告されている次巻(1966-1971)がいまだに出てないのが残念。

77:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/04 03:14:22
実は、私、海戦の真の意味合いは太平洋戦よりも大西洋&地中海戦にあると思ってるんです。
太平洋は一見派手な艦隊戦や空母戦、上陸作戦が多発しており、それはそれで重要ではあるんですが…

海軍の第一の任務は戦力を海上を超えて投射することに加え、お互いに相手の補給線を攻撃するのが重要。

実は戦闘艦艇同士の海戦は、上記の経過によって発生するのであって
すべてはそこに帰結すると思うのです。

その辺り、太平洋はお互いの戦力の撃破を最優先しており、なんかいびつ(特殊)だなぁと。
まあ、相手の戦力を撃破するのは、自軍の補給路を確保し敵の補給路を破砕するに近いから、
そんなにおかしくはないのだけど…

それ引き換え、大西洋は本来の任務にすべてが付随していて
本質を理解しやすいかなぁとw

でも、日露戦争はかなり正しい認識で海戦が行われているんですけど
日本海海戦は半島への輸送線(海上優勢)をめぐって発生した海戦ですから…
(結果、艦隊決戦になりましたが、本来の理由は決戦をしようとして起きた訳じゃないし…)

78:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/04 20:58:59
今日の1冊

「ミリタリー・バランス」各年度 英国国際戦略研究所 編 (防衛庁防衛局調査第2課 監訳) 朝雲新聞社

世界各国の軍事力(戦力構成)を数値的に概観できる基礎資料
(政府刊行物の戦力資料もこれがベース)

特に80年代後半から90年代初頭のVerが熱い。熱すぎる。
ソ連崩壊直前&直後、つまり東西各国の戦力がMAXになった時期。

大国~小国まで全世界の戦力を網羅し、編制についての言及もあるので非常に、にはは

でも、あの軍事緊張を乗り越えて緊張、よく俺ら、今こうして生きてるよな…人間の理性って偉大だ…
ありがとう、理性。

79:名無し三等兵
07/03/05 20:41:06
ミリタリーバランスは96年度版を最後に、
日本語版が出ていないのが残念。

まあ出版社も営利目的でやっているから、
採算が取れる程売れないので、
仕方ないでしょうけど。

80:名無し三等兵
07/03/05 21:17:14
>>79
確か「別冊正論 第1号  軍拡中国との対決 扶桑社ムック (ムック)」の後ろのほうでその事情が書かれていた。
イギリスの版元から出版する権利の料金を大幅に引き上げるという話があって
それであきらめたらしい。

81:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/06 00:34:19
「米陸軍戦闘マニュアルII 機械化歩兵のすべて」高井三郎 訳 原書房

尼より、とうつき~
内容確認したところ、FM7-7,1985,3 機械化歩兵小隊、分隊(APC)/86D、Jシリーズ編成の抜粋翻訳でした。
Iがリーダーズガイドでしたから、確かに具体的な記述はかなり詳細化してます。装備は退化してますがw
訳も元陸自戦史教官なので安心確実w

ただし、別途基本事項を理解しとかないと、なにがなんだか判らない可能性あり。注意。

82:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/06 00:44:30
今日の1冊というかシリーズw

歴史群像WWII欧州戦線シリーズ

「ドイツ装甲部隊全史1~3」
「ドイツ陸軍全史」
「アメリカ陸軍全史」

WW2を概観しつつ装甲部隊の発達と独米の思想の違い、それが現在にいかに継承されているかを読める。
各種編制や基本運用もあるので、初心者~中級者に最適

他に
「ソヴィエト赤軍興亡史1~3」
「武装SS全史1~2」
もあるが、こちらは歴史経過に重点が置かれてるように思える、編制、戦術面の記述がちょっと不満。
なので個人的には前述の3シリーズの方が好きですw

他のWWIIシリーズの各戦線時期本などはお好みでチョイスすると吉。

83:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/07 02:22:43
本日の1冊

「アメリカ海兵隊の太平洋上陸作戦 上中下」 河津幸秀 アリアドネ企画

アリアドネと言ってバカにしてはいけない。考察部分はともかくデータとしては貴重な情報が満載してます。
中途半端な考察に惑わされずに、必要なデータブックと考えれば、そのデータから見えてくるもの多々ありと思います。
特に本書は太平洋における大規模上陸作戦の全容を理解する手助けになります。

他もアリアドネ系は「便利なデータを見やすくまとめたハンドブック」という認識であたるのが吉かとw

84:名無し三等兵
07/03/07 13:11:14
そう言えば、『アリアドネ企画は、尊敬する月刊誌『軍事研究』の出版部門です。』
と、おきらく軍事研究会のメルマガにあったな。


85:名無し三等兵
07/03/07 17:43:21
>>76
これからいちばんおいしい所なのにもったいないよね。
次号予告チラシにQT-2とか載ってて「おお!」と思ったり。

86:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/08 02:10:00
今日の1冊

オスプレイ 世界の戦車イラストレイテッド
「ドイツ軍装甲車両と偵察用ハーフトラック1939-1945」 大日本絵画

ドイツ軍の偵察用装甲車両を概観しつつ、装甲捜索大隊の編制や運用に言及している。
このシリーズは兵器に重点をおくものが多いが、これはめずらしく兵器スペックよりも編制/運用が充実。

往々にして勘違いされやすい装輪装甲車の運用や任務をこれで知っておくと吉。

87:名無し三等兵
07/03/08 02:46:47
良サイトはないの?

88:名無し三等兵
07/03/08 17:16:25
自分で探せば?

89:名無し三等兵
07/03/08 17:29:20
カスが

90:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/08 19:11:17
じゃ、番外編

URLリンク(www.orbat.com)

WW2各国の各種編成を網羅。
ただし、編制は時期により変わっており、その全てを網羅しきってる訳ではないので注意。
特に、独は一見詳細だが、一般編制ではなく、個々の師団編制をもって代表として紹介しているのもあるので注意。

しかし、概要把握には十分以上だし、それを差し引いても、
小国の編制など非常に貴重も資料も多数があるのでそっちの方がむしろ重要w

ああ、何時間調べてても飽きないなぁ(マテ



でも、サイトは自分で調べた方が、好きなサイトが見つかると思います。
さらに書籍と違って、いつでも見放題ですので、紹介を待つ必要もないですから。

よって私は基本的に内容を事前に知りにくい書籍を中心に紹介しときます。
良サイト紹介は誰か別の人にゆずりますw

91:名無し三等兵
07/03/08 19:15:05
>>90
超音速でブックマークしました。サンクスです。

92:ばばぼん♪ ◆gdH1Km1a0U
07/03/08 22:44:58
>>90のトップページはこっちニダ
URLリンク(niehorster.orbat.com)

93:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/09 00:59:58
>92
ばばぼん氏、さんくす
いつもその編制ページしか見てないから間違えたニダw

さて、今日の1…いや3冊まとめて

第二次世界大戦ブックス(サンケイ出版)

「No.15 ドイツ機甲師団」 ケネス・マクセイ
「No.19 ドイツ空軍」 アルフレッド・プライス
「No.32 壮烈!ドイツ艦隊」 リチャード・ハンブル

「平和を欲するならば、戦争を理解せよ!by りでるはーと」のいわゆるサンケイ赤本です。
上記3冊があれば、WW2欧州戦線の概要はOK。軍オタにとっての古典です。

著者は英国の軍人ばっかなので、ポイントの抑え方が他の書籍とちと違うあたり、民間人と軍人の視点の違いを感じる事ができる。
手軽ではありますが、中身はしっかりしており、資料としては多少古いが多くの軍オタを支えた功績は大きい。

なお、ドイツ機甲師団は、最近復刻されたはず。たしかドイツ装甲師団に改名されてたような…

94:名無し三等兵
07/03/09 13:46:10
懐かしい。これとケイブンシャのジャガーバックスが70年代のバイブルだった。


95:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/10 02:33:10
今日の1冊

「ドイツ戦車軍団 上/下」 フォン・メレンティン 朝日ソノラマ航空戦史シリーズ

WW2のほぼ全戦域で第1戦で戦った元ドイツ装甲部隊参謀の手記。
ポーランド→西方戦役→北アフリカ→東部戦線→西部戦線→終戦

各戦線の状況と、実戦からの戦訓などを作戦参謀の視点で分析。
また、その生々しい描写と緊迫感は、その場にいた人のみが書けるリアリティを感じます。
ただ…ソ連に対する強力な偏見というか思いというか恨みつーか、恐れというか…
そんなものも垣間見れますが…まあ、あれだけの地獄を廻れば誰だって…ねぇ…

しかし、これだけ前線を廻って、よくも生き残れたものだと…

96:名無し三等兵
07/03/10 04:49:53
URLリンク(www.tarrif.net)
WW2の兵器の動画

97:名無し三等兵
07/03/10 18:41:43
良スレにつき定期age

Lans ◆xHvvunznRcさんのお勧めをメモして図書館いってます

98:名無し三等兵
07/03/10 19:10:48
MASDF
URLリンク(www.masdf,com)

ここの管理人さんは知識もすごく、誰にでも礼儀正しく親切で、オフ会での面倒見も良いので、得にお勧めです

99:名無し三等兵
07/03/10 19:33:47
いつも教えてもらってばかりなので個人的オススメを


「二・二六事件とその時代」 筒井清忠 ちくま学芸文庫


二・二六事件を中心に、日本の政治思想や政治運動、陸軍内の対立構造や軍閥、その成り立ちなどを書いています

バーテンバーテンの密約からの陸軍内権力争い。その果てである二・二六事件とその後。
これまでなかった視点で陸軍を書いており、なかなか興味深いです。

個人的に石原莞爾の没落っぷりと、それとは対照的な武藤章の隆盛が何とも言えない。

100:名無し三等兵
07/03/10 19:36:08
サドンストライク2スタディ
URLリンク(www014.upp.so-net.ne.jp)

ゲームの攻略サイトですが、戦術の基本がわかりやすくまとまってます。。。


「国際紛争 理論と歴史」 ジョセフ・S・ナイ・ジュニア 有斐閣

国際政治学・国際関係論の入門書として、現状ではベストかと思いますです。
個人的には文章の読みやすさにも惹かれました。

101:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/10 23:08:02
わーい、なんか紹介が増えてる。わたしうれしいな。
みんなもがんばって探してね。にはは

さて、素に戻って、今日の1冊w

「南北戦争 49の作戦図で読む詳細戦記」 クレイグ・L・シモンズ 学研M文庫

もともと米海軍兵学校の教材として書かれた本です。
南北戦争と言っても、作戦機動については現代でも通じる部分もあります。
WW1、WW2と長大な戦線を築き戦うのが一般的な戦争のイメージが強いですが、
このような展開は戦争の歴史では実は少数派であり、
実際は部分的な戦線と部隊機動による作戦の方が圧倒的に多いわけです。

また南北戦争においては海上における通商破壊や港湾封鎖による補給遮断戦や、
陸上においても両軍による補給線確保と遮断を目差す作戦行動が多用されており、
師団・軍団レベルの作戦術の研究には絶好のテーマではないかと
だからこそアナポリスの教材にもなってるのだと思います。

こんな本が文庫だなんて…なんて し・あ・わ・せw

102:名無し三等兵
07/03/10 23:13:19
敢えてちょっと天邪鬼なもの推薦してみようかな

『安全保障という逆説』土佐弘之(青土社)

いわゆる批判国際関係論の立場から、従来の安全保障論を批判した本。この人は似たようなスタンスでさらに何冊か書いてる。
内容にどこまで賛同するかは読んでみて決めて欲しいけど、国際関係論の基本(+一般教養程度の哲学)を学んだ人が読めば、所謂「知的好奇心」という奴を刺戟されること請け合い。


103:99
07/03/11 16:27:17
Lans氏の真似して本日の一冊を

「栗林忠道―硫黄島の死闘を指揮した名将」 柘植 久慶著 PHP研究所


私は昨年12月に軍事関係に興味を持った素人なんですが、この3ヶ月あまりで20冊以上、仕事の合間に読みました。
そのきっかけとなった本です。

私は自衛官で、硫黄島に行く機会もあるのですが、その予備知識として手に取りました。
硫黄島・栗林中将といえば梯 久美子氏の「散るぞ悲しき」が有名ですが、
散るぞ悲しきが閣下の人となりやその思いが中心となっているのに対して、
こちらは実際の戦闘における様相や、戦術内容などに主眼が置かれています。
文も読みやすく、小説に近い感じで読み進めていくことが出来るので、あまり本を読まない人にも進めることが出来ます。
私の自衛官としての心構えは、この本で栗林中将に出会ったことで大きく変わりました。

「散るぞ悲しき」や米軍側から見た硫黄島戦「硫黄島~太平洋戦争死闘記~」R・F・ニューカム/光人NF文庫と併読すると
硫黄島の戦いについてさらなる理解を得ることが出来ると思います。というか私の読んできた順番ですがw

104:私の本棚 ◆d4X7F2c3IU
07/03/11 20:14:53
>>100
そこの戦術解説で紹介されてるドイツ戦車兵教本のパンツァータクティクが
スゲー欲しいけど既に絶版っぽいな しかも中古で高騰してるし……


んじゃ俺も
 大空のドキュメント 渡辺洋二:著 朝日ソノラマ文庫版新戦史シリーズ(絶版)

 航空関連の著作が多い渡辺洋二の【大空】シリーズの一冊。
中身は太平洋戦争中の陸海軍航空機部隊の小さなこぼれ話が中心ですが、それらの中で目を引くのは
第2次印パ戦争で活躍したインド空軍所属のホーカー・シドレー”ナット”ミニ戦闘機の交戦記です。
二流国軍同士のド田舎空中戦と言われればそれまでですが、米軍事顧問が指導するF86FやF104Aを装備したパキスタン空軍相手に善戦します。
当時の目で見ても30mm機関砲2門(合計180発)という固定武装は大戦中とそれほど変わらんのにね。やはり操縦手の技量だろうか?
そしてF86をバッタバッタと血祭りに上げますが、パキスタン空軍の反撃も凄く、モハメッド・アラム少佐が搭乗するF86Fは
インド機を5機連続で撃墜(ジェット機史上初)して即日エースという離れ業を演じてます。
 上記以外には日本海軍302航空隊による敗戦日以降の決起騒ぎの顛末や、占守島での陸軍戦闘機による九六式陸攻撃墜事件も書かれたりしています。
ちょっとレア本だけれど大きめの古本屋にいけば売ってる……かな? (まぁ、そのうち文春文庫あたりで再販されるかもしれませんが)

あと、久しく絶版だった「中国的天空」が近日再版されるみたいです。

105:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/11 21:05:51
私の範囲外の外交、航空の紹介が来てて嬉しいです。
私の航空はBOBや現代の対地支援に興味が集中してますからw

さて私も負けられませんw

今日の1冊
「八月の砲声」 バーバラ・W・タックマン 筑摩書房(文庫版もあり)

WW1の開戦初頭運動戦の時期を詳細に記述。混乱と誤解の政治状況と読み誤りの危険を知る事ができます。
米国ではめちゃくちゃ有名な本で、ケネディ大統領が、これを読んでキューバ危機を乗り切ったとか、
ペリー国防長官が国家安全保障会議でこの本にふれたりとか、歴史を変えた1冊とか言われて、ほとんど伝説の域ww

まあ、それは置いておいて、塹壕戦のイメージの強いWW1ですが、
初期の運動戦における両軍の軍隊機動は機甲部隊などがない分、
純粋に機動の意味を理解するのに便利かと思います。

106:私の本棚 ◆d4X7F2c3IU
07/03/11 22:27:59
とりあえずもういっちょ

  細菌戦争の世紀 トム・マンゴールド/ジェフ・ゴールドバーグ/上野元美:訳 原書房

 ソ連末期の細菌兵器やイラクのNBC開発査察等の「つい最近」まで新聞を賑わせていた軍事用病原菌にだけ注目して書かれた本です。
読めば読むほど背中がゾクゾクしてくること請け合いです。書かれてる事が事実なだけに下手なホラー小説よりも怖いです。
ソ連は冷戦時から常に条約違反してヤバそうな細菌実験ばかりしてます。特に1989年、ソ連亡命科学者の証言で明らかになった
遺伝子改良して作りだした超ペスト菌は、西側の持つ医療技術やワクチンでは治療不可能とまで判断されましたから。
そりゃ米英も大急ぎで対策に奔走しますよ。なにせ知られていなかった秘密研究所で開発・培養されていたのだから当然か。
 それと、やはりと言うか、オウム真理教の細菌兵器開発についてもわざわざ一章を割いて解説しています。
サリンやVXの毒ガスばかりが有名になってしまいましたが、オウムがメインに考えていたのはボツリヌス菌や炭疽菌を使った細菌兵器みたいです。
それとオーストラリアで人里離れた場所の広大な牧場を買い取って、羊を利用した動物実験とウラン鉱脈の探査までしてたとは……。
ザイールではエボラウィルスを入手しようと医療団名目で現地に信者を送り込み、細菌の採取活動を画策してたとも。


この本が出版されたのは2000年8月ですが、細菌テロなどが現在進行形なのはいやはやなんとも。
毒ガスと違って臭いは無いし、発症は数日経ってからで人から感染して広がっていく……正直言って現時点では防ぎようが無いよね。

107:名無し三等兵
07/03/12 01:01:51
>>88-89
聞いただけじゃん
心が狭いなぁ

108:名無し三等兵
07/03/12 03:13:54
>>98が無視されてんのは
きっとみんなわかってるからなんだろうな。
あれだけ派手に軍板を荒らしといて
今更セコイ宣伝でどうにかなると思ってんなら
浅はかもいいとこだ。

109:名無し三等兵
07/03/12 08:06:06
>>108
いや、>>98はネタだろ。常識的に考えて…

110:名無し三等兵
07/03/12 09:36:03
>>98
そのサイトの関係者が犯した悪行を知った上で書いているのかね

111:名無し三等兵
07/03/12 10:53:41
>108-110
ここは紹介だけのスレ。
評価は見る(読む)奴が自分で判断すりゃいいんで、あれこれ言い合うよりおまいらのお薦めを投下してくれ。


112:99
07/03/12 23:16:39
昨日に引き続いてこんばんわ。

「責任 ラバウルの将軍今村均」角田房子/ちくま文庫


不敗の陸軍大将今村均の人物伝。
戦前戦中から書かれていますが、この本の主題はむしろ戦後の今村大将にあります。
部下を想い、最期の最期まで自分に対して十字架を科したその生き様は、とても感銘を受けると同時に考えさせられました。


大陸にはむっちーなんて人もいたというのに……

113:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/13 01:47:53
今日の1冊
今回はシリーズ物でw

歴史群像グラフィック戦史シリーズ「戦略戦術兵器事典」学研
①中国古代編
②日本戦国編
③ヨーロッパ近代編
④ヨーロッパWWII陸空軍編
⑤ヨーロッパ城郭編
⑥日本城郭編
⑦中国中世・近代編

各時代、各地域の歴史的事項をわかり易く戦争に特化して記述。
大抵、この手のムックは人物ばかりを重視しがちだが、さすが学研
その手のは大量に自分で出版してる為か、なにかとちくるったのか、
このシリーズだけはなぜか戦略、作戦、戦術、編成面に異常に重点を置いてますww

7冊で終わったのが悔やまれます。
軍オタとしては、③がお勧め。WW2初心者には④もそれなりに。
ただし④に他の学研ムックのような兵器紹介的なモノを期待してはいけません

ある程度は兵器解説ありますが…、そんなものより各国の戦術指向の変遷や違いを1冊で概観できる方に意味があると思います。
ここまで私の紹介本をみて、共感できるような戦術マニア向けの偏った方向ですw

114:名無し三等兵
07/03/13 03:44:32
転載です

・大日本軍歌集 URLリンク(gunka.xii.jp)
 軍歌、戦時歌謡の歌詞は殆ど揃っています。

115:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/14 00:24:35
今日の1冊

「ラスト・オブ・カンプグルッペ」
「続ラスト・オブ・カンプグルッペ」 高橋慶史 大日本絵画

比較的新しくて、模型雑誌連載のまとめなので、知ってる方も多いでしょう。
WW2末期の各種ドイツ装甲戦闘団のエピソードをまとめたものです。
劣悪な環境、装備で圧倒的な敵に立ち向かった物語です。
もちろんその苦闘を「考えるのではなく、感じるんだ!」という読み方もOKですが、
ちょっと別方向から見ると、これまた実際の戦闘に投入された貴重な編成例の宝庫となります。

歩兵と機甲の配分、支援部隊の規模、なにより具体的な任務に投入すべき部隊規模を読み取れるのは重要だと思います。
その部隊にできる任務と限界。その実例の山が目の前に。

姉妹編、最貧部隊の早期発売キボンヌ。

それにしても、あー歯が痛い…
歯医者で治療中の根が炎症…痛み止めが切れると激痛が…orz
今日は早く寝るですよ…zzz

116:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/15 02:13:39
今日の1冊

歴史群像シリーズ「戦国の堅城 I・II」 学研

日本戦国時代の築城から当時の戦術や戦略を解説している書籍ですが、
作戦術として現代でも通用する考え方も多く、解説も現代的なものに直されています。
城という、いかにも判りやすい題材ですので、
これを元に野戦築城における陣地配置の意味などを理解するのも良いかもしれません。

拠点の意義、防御陣地の意味、組織された防御システムの基本などは現代もそうそう変わらないものですから。

戦史は古いから現代の参考にならないというのは間違いです。
戦術レベルでは武器、技術の差が大きく、確かに参考にはならない部分が多いですが
作戦術レベルとなると、陸戦の基本はかえって単純な過去戦史の方が理解しやすい部分もあるかと思います。

117:名無し三等兵
07/03/15 23:34:05 L4vop3nM
Lansさんのカキコ見てると自分の浅薄な知識が恥ずかしくなる。

明日休みだから読書しよっと。

118:名無し三等兵
07/03/15 23:38:58
既出だけど「海上護衛戦」はガチだな。

海軍厨が徹底的に打ちのめされて、無事海軍ヲタに昇華できる名著

119:名無し三等兵
07/03/16 00:29:50
「海上護衛戦」に合わせて、「潜水艦隊」や
「補給戦」も読むと良いと思う

120:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/16 00:43:44
今日の1冊

「海戦 連合軍対ヒトラー」 ドナルド・マッキンタイア 早川書房

著者は元英海軍大佐、WW2大西洋護衛艦隊指揮官もやってた人(殊勲十字章授与)
欧州海戦史として非常にお勧め。同様の本に「呪われた海」がありますが、
これは独側からの視点に限られているが、こちらは英独伊の各視点から記述。
(ただし、やっぱり英国側が一番詳細ですがw)

大西洋/地中海の戦いは艦隊決戦は殆ど行われず、補給線をめぐる戦いに終始しており、
海軍本来の意義を見ることが出来ると思います。
(地中海で艦隊決戦が起きているが、これも補給船団を巡って派生)

>118 の上げてくれた「海上護衛戦」とセットで読むと吉。
船団護衛の考え方の違いがどこにあるのかを比べると面白いです。

(海軍のあり方、意味からして捉え方が違ってるように思えます。でも日本海軍は英国海軍の弟子だったはずなんだけどなぁ…)

>117
私などまだまだ、TFR師匠なんかすさまじいですよw
書評スレにも、私以上の猛者がごろごろw

121:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/17 01:01:18
今日の1冊

「詳解 独ソ戦全史」 デビット・M・グランツ/ジョナサン・M・ハウス 学研(学研M文庫版あり)

近年公開されたソ連側資料により書かれた独ソ戦史。
パウル・カレルの東部戦線戦史と読み比べると吉。

やはり戦史はなるべく両方の視点から見比べたいものですw


ところでジョナサン・M・ハウス氏は現役米軍中佐だそうですが…著書に
「統合兵科軍戦争に向けて-20世紀の戦術・教義・編成および軍事情報」というのがあるそうですが…
タイトルから激しく萌え萌えです!!11!!
ぜひぜひ邦訳キボンヌ!!!!111!!

122:名無し三等兵
07/03/17 01:42:13
>>121 その本持ってます。というか無料で読める範囲にその著書の萌芽となった研究がおかれていたりします。

123:名無し三等兵
07/03/17 01:58:24
というかその名前の本じゃだめなんです。

URLリンク(www.amazon.com)
ここに恐らく著者自身あるいは極めて親しい方が書かれているんですが
その本自体はCGSCでのテキストであってパブリックドメインの本だから俺が知らずに出版されるのは
やむをえん。だがこのテーマに興味がある方は、20世紀における諸兵科連合という本をカンザス大学から
出しているからそっちを読んでくれとのこと。

で、そちらでの書評をみると著者は広範かつ深い知識を持っているのが明らかだが読者層を考えてか
平易に書くことを心がけているためいささか深みに掛ける筆致であるとしています。

ただし、編制表は多数入っていますのでLansさんにもご満足いただけると思うのでした。

まぁ、俺でも訳せます。野外令が手に入るとそこにでてくる言葉遣いをきちっといれて訳せるかな。
出版社の人はここは見て無いだろうなぁ。

124:名無し三等兵
07/03/17 02:13:16
蛇足で今は退役しちゃってジョージア州にある大学の先生です。
URLリンク(www.kansaspress.ku.edu)

でも別にこういう本があるのかしら? 米amazonで探してもでてこないのですが。
Towards Combined Arms Warfare and Military Intelligence, 1870?1991.


125:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/18 01:10:18
今日の1冊…いや特集でw
つ【ノルマンディー特集】
「史上最大の作戦」コーネリアス・ライアン 早川文庫
  ノルマンディ参加将兵からのインタビューを元に構成されたもの。
   映画「史上最大の作戦」の原作として有名。主に連合軍側の視点が多く、D-DAY当日前後に集約。
  以前、筑摩書房から出ていたが絶版久しいところ、早川文庫から新訳で発売し現在は入手しやすい。

「彼らは来た」パウル・カレル 中央公論社(以前はフジ出版)
  ノルマンディー戦をドイツ側の視点じゃら描いたもの。
  上記と違い、上陸前夜からファレーズ包囲によるドイツ軍の壊滅までを描く。

 ※これら2冊は両方読むと両軍の違いが如実に判りますw

「D-DAY 史上最大の作戦の記録」ウィル・ファウラー 原書房
  ノルマンデイー60周年に出版。著者はああ。また英国軍人だよw
  多数の写真と図版を使い上陸作戦を解説。特に海岸別章を設け詳細な計画や展開を図やデータで解説しているのが特長。

地図で読む世界の歴史「ノルマンディー上陸作戦」チャールズ・メッセンジャー 河出書房新社
  こちらも地図を中心に上陸作戦を解説しているが、関連として欧州各地の上陸作戦も概要を解説。
  ゼーレーヴェ/ノルウェー/英軍コマンドの各種海上襲撃/北アフリカ/シシリーに加え、初期計画も網羅。
  主役のノルマンディーは独軍の配備、連合軍の計画から空挺降下状況、上陸海岸の状況経過を解説しつつ
  海岸堡の確保から突破(独の機動打撃リュティッヒ作戦も記載)ファレーズ包囲まで網羅。
  戦術オタとしては、この本が一番かなぁw

歴史群像WW2シリーズ「ノルマンディー上陸作戦」学研
  初心者用として概観するのに良い。でも上の方がお勧めw

航空ファン別冊「グラフィックアクション ノルマンディー上陸作戦」文林堂
  写真中心に解説。やっぱり上(ry

その他…やっぱり上(ry

126:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/18 01:34:01
>122
>123
ぬぉー!激しく読みたいw
って、げー尼で¥4699もするし!

なんか上で書いた「世界歩兵総攬」の機甲版みたいですね…
高いなぁ…

127:名無し三等兵
07/03/18 04:19:31
Lansさん。
南北戦争関連でオススメな書籍は何かないでしょうか…
以前の本以外に。

128:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/18 23:54:12
>127
南北戦争ですか…また難儀な道をw
日本では正直人気がないので、なかなか良い本がないんですよね…

私は上記の本と「歴史群像」1996年8月号の南北戦争特集がお勧めなんですが…
このころの歴史群像は1冊まるまるテーマ特集やってましたから、結構詳細が解説されてるんですよ。
作戦展開図や人物紹介も多く、非常に高く評価できる特集だと思います。

でも…かなり古い上に雑誌なので、かえって入手は難しいかも(汗
歴史群像はたまに「おお!」という特集や記事を載せてくれるのですが…
最近はメジャーどころの記事ばかりで、しかも表面的なのが中心になり少しさみしいです。
(でもそうしないと読者が増えませんからねぇ・・・)

今日の1冊
関連としてw
「アメリカ独立戦争 上下」 友清理士 学研M文庫

前述の南北戦争を翻訳した人が書いたもlのです。
前述の南北戦争ほどの作戦解説はありませんが、逆に米英の政治状況の解説が充実してます。
それにしても独立戦争も南北戦争も手軽に入る書籍、資料が日本ではあまりにも少ないのが悔やまれます…orz

129:名無し三等兵
07/03/19 00:00:56
>>128
ご紹介ありがとうございます。
そうですね…私映画の「グローリー」から入った口でして、
上記の本は購入して読んでみたのですが…他の本があまり見つけられなくて。

南北戦争はもっと脚光を浴びてもいい戦争だと、個人的には思ってるのですが…
と、まあこんなところで愚痴っても仕方ないですが(^^;

130:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/19 00:49:41
>129
おお、「グローリー」ですか、あれは萌え、いや燃えますねー。
(ああ、変換の基本が萌えになってるし、にはは)

では番外編 今日のDVDw

「騎兵隊」 ジョン・ウェイン主演 20世紀FOX
 南北戦争の北軍騎兵隊による後方襲撃を描く。
 西部劇に間違えられやすいですが、立派な南北物です。

「勇者の赤いバッジ」 ワーナー
 南北戦争の北軍歩兵の新兵の戦いを描く。
 なんか南北戦争というよりWW1な感じだが、南北戦争はWW1の状況を予見させる部分も多いので
 ある意味正しいのかもしれない。

あとDVDになっていない作品にゲティスバーグがあるんですが…
DVD化されないかなぁ…


131:ばばぼん♪ ◆gdH1Km1a0U
07/03/19 01:13:10
南北戦争自体が日本ではマイナーだから、日本で公開されたりDVD化されるのは少ないんですよねぇ。
現在レンタルとかでも借りられる南北戦争ものの映画っていうと、それ以外では「シビルガン」くらい?
「風と共に去りぬ」「若草物語」とか「コールドマウンテン」は南北戦争ものっていうより、アレだしなぁ……。

それより「ワーテルロー」をorz

132:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/19 01:17:16
そうそう「ワーテルロー」激しく希望なり!
ビデオが擦り切れる前にDVD出して欲しいなぁ…orz

133:名無し三等兵
07/03/19 06:35:35
>127
資料じゃなくて小説だが、「白球の王国(トマス・ダイジャ/文春文庫)」が当時の兵士生活をきめ細かく描いてる。
ストーリー自体はある種の寓話というかおどぎ話みたいなもんだが、雰囲気はよく出てた。

134:名無し三等兵
07/03/19 10:02:02
2・26事件のなら松本清張の奴がいいですよー

135:名無し三等兵
07/03/19 19:13:47 RANHfkj9
アジア歴史資料館
URLリンク(www.jacar.go.jp)
>アジア歴史資料センター(アジ歴)は、近現代の日本とアジア近隣諸国などとの関係について、
当時の内閣、外務省、陸軍、海軍の公文書等の原本画像を世界でも類を見ない規模でデータベース化し、
このサイトで公開することで歴史事実を共有しようとするデジタルアーカイブです。

136:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/19 19:41:20
今日の1冊

「現代戦車のテクノロジー」 日本兵器研究会 アリアドネ企画w

戦車解説概論ともいうべき内容。ただしアリアドネで、さらに執筆に清も入っているので
考察関連は注意、別資料での検証を必要とするww
しかし、データや各単独項目の解説は便利かもしれない。

しかし、第5章 戦車の運用と戦術 に関してはWW2~現代の主要な機甲師団編成や
米ソの機甲ドクトリンも掲載されており「使い方によっては」入門に最適。

データや編成表は主観があまり関係ないですから
でもアリアドネは下手な誇張をする場合があるので、その事項の真の軽重を読み間違いしやすくなるので、
厨量産器とか言われるんですよ。

もっと主観を排して、誇張せずに、冷静に書けば良いものを…
せっかくデータ収集や纏め方は良いのですから。

137:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/19 20:38:19
まあ、今日の1冊は正直、ほんとうにお勧めかと言うと微妙。
しかし現用機甲編成/ドクトリン系の簡易な資料はただでさえ少ないので(泣

WW2の各国運用に関しては…抵抗のある人も多いですが
「萌えよ!戦車学校 II型」 イカロス出版 がありますが…

ただし蛇足多数を覚悟で突入してください。
(くれぐれも、そのまま進む道を間違えないように)

138:名無し整備兵
07/03/19 20:39:07
>ゲティスバーグ

 ちゃんとDVD化されてますよ!(持ってます)
 日本語版がリリースされてないだけで・・・

139:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/19 20:44:17
>138
なんと!知らんかったです…
アマゾンで検索しても出なかったんで、まだ出てないのかとばっかり…

情報どうもです。
よし、本気で探そうw

140:名無し整備兵
07/03/19 21:21:29
念のために確認しますが、

URLリンク(www.amazon.com)

この「ゲティスバーグ」ですよね?トム・べレンジャーの。

141:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/19 21:33:06
>140
おお、それでつ。
海外版しかないのですかね?家ではリージョンが…orz

142:名無し整備兵
07/03/19 21:55:24
調べた限り、日本版は出ていません。
ならば、ここで買えばリージョン2に!

URLリンク(www.amazon.co.uk)

ただしPALですが。
私の場合は、外付けDVDを「リージョン1専用プレーヤー」にしてPCで鑑賞してます。

143:名無し三等兵
07/03/19 23:08:00
『君は「アニメンタリー決断」を知っているか』
URLリンク(www.h2.dion.ne.jp)
大本営発表
URLリンク(www10.ocn.ne.jp)
SBCT関係論文翻訳
URLリンク(vortex.blog2.fc2.com)
地政学を英国で学ぶ
URLリンク(geopoli.exblog.jp)
日本労働年鑑
別巻 太平洋戦争下の労働者状態(1964年刊)
URLリンク(oohara.mt.tama.hosei.ac.jp)
別巻 太平洋戦争下の労働運動(1965年刊)
URLリンク(oohara.mt.tama.hosei.ac.jp)
ワレYouTube発見セリ
URLリンク(gunnziyoutube.blog59.fc2.com)
アレキサンドリア図書館
URLリンク(page.freett.com)


144:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/20 01:38:27
>142
・・・orz

145:名無し三等兵
07/03/20 21:17:02
下がり過ぎたので、ageます。

146:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/21 01:06:46
今日の1冊

「パーフェクトコマンダー~戦場のサバイバルII」 著:柘植久慶 原書房

各種の作戦状況を状況毎に史実例を紹介しつつ解説。
状況も偵察、夜襲、相互支援、予備兵力の投入など具体的に分類している。
(興味がある人は目次を検索すると吉)
それにマイナーな戦争から例題を引っ張っているものが多いあたりもポイントと思います。

ただ、本書はひとつだけ問題があり、著者独特の戦争論が強く入り込んでいるので完全な史実書とはちと違います。
しかし著者は民間人という訳ではないので、それなりの根拠に基づいてはいます。

なので著者の見解を、別途資料を探し参照しつつ読み手が、自分なりの検証してみるのもまた一興かもしれません。

147:名無し整備兵
07/03/21 02:00:44
>Lansさん

今になって気がつきましたが、>142で紹介したバージョンに

・ シリー・ウォークで観測点に上るビューフォード准将
・ 殺人ウサギと死闘を繰り広げるチェンバレン大佐(決め手は聖なる手榴弾)
・ リー将軍を「このぉ!ちょんちょん」と突っつくロングストリート将軍
・ 大勢の赤ん坊に拉致されるキルレイン准尉
・ 「史上最強の殺人ジョーク」を駆使するアーミステッド准将
・ 広川太一郎が吹き替えをするリー将軍

といった欠陥がないとは言い切れないので、ご注意を。

148:名無し三等兵
07/03/21 08:59:54
コレかな。
URLリンク(www.luzinde.com)

旧軍についてはこのサイトが一番だと思う。

149:俄将軍
07/03/21 09:21:44
腹が減っては戦は出来ぬ、戦争には、軍資金が、ということになると、読み物
としては、広瀬隆著「持丸長者 幕末・維新編」など、興味深い、というこ
ともあるのか、などと、嘯いてみたり。

150:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/21 22:48:50
今日の1冊

「SS戦車隊 上下」 ヴェル・フェイ 大日本絵画

著者は武装SS装甲部隊退役大尉。
WW2独武装SS装甲部隊の第3次ハリコフ戦~ベルリンまで個々の戦闘を描いく。
著者自身が東部戦線、西部戦線、ベルリン攻防戦に参加しただけあり、その描写は信頼がおけると思われる。
内容は作戦解説より、個々の兵士の視点での描写が多く「考えるな!感じるんだ!」の系統。

151:名無し三等兵
07/03/22 15:57:43
ヴェル・フェイの本は、著者紹介に52歩兵師団が水牛作戦で粉砕された折に重傷を負い武装親衛隊に
移籍とあるが、水牛作戦は43’3月だからハリコフ/クルスク戦の「ぼく」って誰だよと・・・
ダスライヒパンツァーズ/マイルス・クロッグフスとは引用した本かな?

152:名無し三等兵
07/03/22 16:02:01
訂正 ヴィル・フェイね

153:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/23 01:21:24
>151
>ぼく
SS 第2戦車連隊「ダスライヒ」第8重戦車中隊と最初に書いてあるから、
ダスライヒパンツァーズが引用先
マイルス・クロッグフスが筆者すなわち「ぼく」ではないかと。

SS戦車隊はヴィル・フェイの体験手記だけで構成されてる訳ではないです。
しかし、ヴェル・フェイ自身も現場近くにはいたので、描写に一定の信頼がおけるという事です。

154:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/23 01:32:43
今日の1冊

「第三次世界大戦 チームヤンキー出動」 ハロルド・コイル 二見書房(文庫)

今日は軽い物を紹介。
WW3地上戦の戦術級仮想戦記としては、最も素晴らしい作品だと思います。
著者は執筆当時、米軍現役の機甲将校(少佐)

現代機甲戦の基本行動をなぞっている上、展開地図もあるので
中隊~大隊規模の機甲戦術の勉強にもなると思います。
状況も隘路防衛、反撃、ヘリ襲撃、夜間戦闘、機動打撃などバリエーション豊かな戦闘が続きます。

とはいってもあくまで小説という事は忘れないで。

155:名無し三等兵
07/03/23 19:39:30
>>146
柘植だよ柘植?

156:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/23 20:14:54
>155

だから
>ただ、本書はひとつだけ問題があり

とわざわざ注意書きしている訳ですw
で、さらに楽しみ方として

>なので著者の見解を、別途資料を探し参照しつつ読み手が、自分なりの検証してみるのもまた一興かもしれません。

こうやって、見極める目を養うのも、また軍オタのたしなみではないかと。
そういう意味では検証のし甲斐ありますよ。ええ、たっぷりと。

でも、珍しい戦例が載ってるのも事実ですよ、この本。
柘植や清や三野やアリアドネだからといって、

思考停止イクナイ(・⊿・)
でも盲信もイクナイ(・⊿・)

つ【真実は見えるか?】by ダグラム

157:名無し三等兵
07/03/23 21:53:40
嘘を嘘と(ry
って事だろうが、知識の絶対量が少なかったり↑みたいな楽しみ方が出来ない奴にはお勧めできんね>津下とか

158:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/24 14:52:35
今日の1冊
「コンバット 第二次世界大戦-ヨーロッパ戦域」 ドン・コンドン著 企画:戦史刊行会 白金書房

TVのコンバットとは無関係です。欧州戦域の個人手記や従軍記者の記事集。
内容は陸海空全域に渡っており、ビスマルク追撃からドイツ爆撃、ノルマンディーからレマーゲン、ジークフリート線突破まで
連合軍側からみた欧州戦線の代表的な戦いが16編収録されてます。

個人手記/記事の間には戦史解説が挿入され、
短編集にありがちな全般的な戦線の動きの把握が出来ないという弱点を補間。

日本では太平洋戦域での個人手記は多いのですが…
欧州戦域のもの、特に連合軍側のものは非常に少ないと追わざる得ません。
そういう意味で日本では結構貴重かも。

159:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/24 14:58:36
>157
>知識の絶対量
ここまで紹介してきたのを読めば、そこそこの基礎は固まると思います。
だから、そろそろ冒険的な、読み方によっては…という微妙な本でも、
その一部に価値を見出せる場合は紹介してみようかなと。

そろそろ次の一歩も紹介に混ぜてみようかなと。
そーゆー事です。

まあ、それでも、珍しい戦例があるとか、分析や解説はともかく資料が充実してるとか、
そういうなにかしらの利点がなければ、ここでは紹介しませんよw

160:名無し三等兵
07/03/25 15:31:51
江畑 謙介やほかの軍事評論家が書いた面白い、お勧めの本とかありませんか?

161:名無し三等兵
07/03/25 18:36:15
>>160
面白い本なら、岡部いさくの「世界の駄っ作機」「クルマが先か?ヒコーキが先か?」
あたりを推しておく


162:私の本棚 ◆d4X7F2c3IU
07/03/25 20:57:50
アク禁を喰らってたけど一時的に解除らしいので書き込んでみる

  兵器と戦術の世界史 金子常規 原書房

著者は陸士卒で戦後は幹校教官や特科群長などを勤務した人で、本書は陸自幹部学校記事に連載していた原稿を一冊に纏めた物です。
中身は人類の歴史が始まって以来、発明された様々な兵器がいかにして戦争や戦術に多大な影響を与えてきたかを解説している。
弓・槍に始まって火縄銃や施条銃、そして砲兵や戦車の発達、戦史はローマ時代から元寇、朝鮮出兵、ナポレオン時代、明治維新、WW1&WW2、中東戦争等を解説。
それぞれの歴史上に主だった戦いのダイジェスト版みたいな感じなので、詳細な情報や知識欲しい人には向かない本かもしれない。
しかし図版が豊富に載っているので、文章だけだとイマイチ不明だった兵力布陣や陣地攻略の手順がわかるのは良い点です。
個人的にはWW1での世界各国の戦術大転換と、太平洋戦争での日本軍による英領香港(九龍半島)攻略戦における戦術と考察が興味深かったなぁ、と。

既に絶版の古本なのでヤフオクやamazonのマーケットプレイスで探せば手頃な値段で見つかります。
タマ数が多いらしく入手難易度はそれほど高くないですし、軽く歴史と武器の関係を知りたいな~という方は是非どうぞ。

163:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/25 21:20:56
今日の1冊
「第三次世界大戦 1985年8月」 ジョン・ハケット他、NATO将軍複数 協著 二見書房

80年代の流行したWW3物の最初の火付け役。
しかし、元NATO将官が揃って執筆しただけあり、その内容は他のWW3物の追随を許さない。最初にして至高の作品と思いますw
最後は核が使われ、ぐだぐだの内に終結するが、そこに至るまでのNATO vs WPCTの機甲軍の激突は
その展開が非常に興味深く読んでいける。(まあ核つかったら、ぐだぐだになるにも当然なのですが…)
なお、合間に「実戦に参加した将兵の手記/戦闘記録」として戦場描写がなされるので、軍団規模の展開のなかに
戦術的な描写を混ぜる事に成功している。さらにWW3の戦後に書かれた書物という形態を持つのも面白い。

なお、全般状況については前述の「チームヤンキー」にも引き継がれているように思えるのは気のせいだろうか?w
(チームヤンキー執筆のきっかけが本書らしい)

多分、70年代後半には、これに近いシナリオが本気でNATOで想定されてたんでしょうね。
ただし、マジで本格的な内容なので、事前の知識なしで読むと面白さの半分も理解できず、
「戦闘描写少ないし、訳わからん、つまんねー」となる可能性があるので注意。

逆に当時のNATOとWPCTの両軍ドクトリンを勉強してから読むと、これほど面白い仮想戦記はないです。

164:名無し三等兵
07/03/25 21:45:53
ジョン・ハケット将軍とはお懐かしいですね。
しかし、現在入手可能なのでしょうか?

165:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/25 21:54:08
>160
実は私は軍事評論家の書いた本ってほとんど読みません。
読んでも、資料ベースや参考としか認識してないかも。

どうせ評論なんて、実際に起こるまでは、当たるも八卦、当たらぬも八卦、占いと大して変わりませんし。
なら他人の分析を読むより、自分で分析した方が面白くないですか?
一番楽しい部分を他人の答えを読むなんて、勿体無いですよw

でも、比較的面白いなと思った本はあります。

「いまから起こる10の戦争」 トレヴァー・デュピィイ著 東京大学現代戦研究会:訳 江畑謙介・監修 早川書房

アメリカ随一と言われる軍事アナリスト デュピュイ(元米国防総省の分析研究員)が各地で起こる可能性のある紛争を予測。
ロシア内戦/第二次朝鮮戦争/中露戦争/第三次湾岸戦争/第6次中東戦争/ニカラグア動乱
トランシルヴァニア争奪戦/第4次インド・パキスタン戦争/エジプト・リビア戦争/第2次アフリカ戦争をシミュレート。

私としてはシミュレート結果よりも、想定状態にて投入される戦力概算と戦力構成の予測が面白そうなので購入w


「ネクスト・ウォー」 キャスパー・ワインバーガー/ピーター・シュワイツァー著 二見書房

元米国国防長官が書く次の戦争5つのシナリオ。アメリカ対中国・北朝鮮/イラン/メキシコ/ロシア/日本を想定w
著者の権威も最高、シナリオのはっちゃけぶりも最高w。いくら権威があっても、教義や運用解説ならともかく
想定評論なんてこんなものw あてにならんよ、という良い例です。書いてる本人も、脅しの意味で極端にしてるふしがありますし。
(元国防長官という権威がその脅しを強力なものにしてるしw これわざとだよなぁ)



166:名無し三等兵
07/03/25 22:04:00
>>163 チーム・ヤンキーは最初からはっきりハケット1985世界の枠組みの中の1エピソードとして執筆されてます。
「武力対決」以降のコイル作品はコイル独自の世界設定ですが、これだけは別。GDWのゲーム版欲しかったな…


167:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/25 22:05:41
>164
元々の発行数が多かったらしく、比較的入手は楽。ブクオフなどでも、よく眼にします。

発売当初は衝撃的な内容と著者陣の信憑性の高さ、そしてもの珍しさがあいまって良く売れてました。
私は中学の時に発売同時に購入しましたが、当時は内容を半分も理解できませんでしたよw

多分、当時買った人も、その殆どが流れを読むだけで、そこからNATOやWPCTのドクトリンを読み取る人は少なかったのでは…
まあ、本職さんや、元職さんぐらいではなかろうかと…まだソ連地上軍も発売前だったし。今みたいにネットでFM読める訳でなし
そう考えると、ネットで情報収集や意見交換などが簡単に出来る今ってすごいなぁと思いますよ。ええ。

168:99
07/03/25 22:09:39
上でLans氏が名前を挙げていましたが、内容にはふれていなかったので私から

「Uボート入門 ドイツ潜水艦徹底研究」広田厚司著/光人社NF文庫


潜水艦の始まりから、Uボートの発展や運用・戦略の移り変わり、またUボートにまつわる様々なお話など、非常に興味深い一冊。
Lans氏の言うとおり、補給線の破壊という海の戦い本来の意義を感じることができると思います。
日本海軍は派手派手な決戦思想で、それはそれでおもしろいのですが、潜水艦戦・対潜水艦戦は派手さにとらわれない地味な緊迫感が好き。
船団護衛や潜水艦戦についてはいくつか読みましたが、はじめに読んだこれが面白かったのでオススメしてみます。

Lans氏のおかげで私は潜水艦の浪漫にはまりまくりデスヨ^^
ただ、潜水艦の中では絶対に死にたくないなぁ。

169:名無し三等兵
07/03/25 22:35:27
LnasさんはJ・ダニガンの「Wargame handbook」も読んでいそうですね。

170:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/25 22:35:28
>186
じゃあ、次はコレをお勧め

「駆逐艦キーリング」 C・S・フォレスター 早川文庫

北大西洋の船団護衛の物語。37隻の輸送船団を護衛する4隻の駆逐艦(米駆逐艦、ポーランド駆逐艦、英コルベットx2)
主人公は旗艦キーリングの艦長。前編艦長の一人視点で展開し、読み終わる頃には艦長に感情移入すること間違いなし。

潜水艦側ではなく、駆逐艦側からのお話ですが、その長期航海、いつ襲い掛かるとも判らないUボートの恐怖。
次々に被弾脱落する輸送船。次第に残量とぼしくなる燃料と爆雷、しかしついに船団はウルフ・パックのど真ん中へ…

「船団後尾!白色信号弾2発!」
「面舵一杯、針路180度。船団後尾に向かう。」
「アイ・アイ・サー」

BGMには「U・ボート」でw

また潜水艦物の傑作映画「眼下の敵」の原作は

「眼下の敵」 D・A・レイナー著 創元推理文庫 

から発売されてます。U・ボートが固執する針路が映画と違ったりして、映画と比べると楽しいです。

171:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/25 22:41:19
>169
「ウォーゲーム・ハンドブック」 J・ダニガン著 ホビージャパン

持ってましたねー。今は手放してしまいましたが…(手放すんじゃなかった…orz)
後、当時AHのSLG「TACTICS II」の和訳ルールブック途中で改定され、入門書になりましたっけ。
旧ルールブックを郵送し交換したのですが、HJのミスで随分と待たされてしまった記憶があります…orz

そうだ、今日の1冊がネタ切れしてきたら、今日のSLGでも混ぜましょうかねww
(かえって入手難を紹介してどうする(w

172:名無し三等兵
07/03/25 22:45:36
>>171
おお~、やはりその手にもお詳しい方でしたか。
「今日のSLG」を楽しみに待っております。(イヤ、催促シテイルワケデハゴザイマセン)

173:99
07/03/25 22:49:42
>>170
多分アンカミスだと思うんで、先走って言います。
親切にありがとうございます!
4月の半ばから教育入校してくるので、その合間の息抜きに読ませていただきます。
私は陸の人間なので、あなたの紹介している本の陸戦関係は結構読ませていただきました。
今は独ソ戦全史とスターリングラード片手に戦術研究の真似事などしております。
一下士官としては、大変勉強になるので助かっています。
いやほーぅ!Lans氏サイコー!

174:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/25 23:21:28
>173
アンカミス…その通りです。すんません…orz
それにしても陸の方でしたか、お疲れ様です。私ごときの紹介がお役に立ってなによりです。
本職さんでいらっしゃるなら、隊の図書館で下記が読めるかもしれません。ぜひに。

陸戦史集 「朝鮮戦争1 国境会戦と遅滞行動」
       「朝鮮戦争2 釜山橋頭堡の確保」
陸幹校戦史教官執筆 陸戦史研究普及会 編 原書房

山岳地形における戦車先導による強襲と浸透歩兵の迂回包囲戦術の連携、それに対する脱出後退、ならびに遅滞行動の実体。
そして釜山橋頭堡による内戦機動による防御体制の確立など。

3巻以降は国連軍の反撃、中共軍の奇襲、国連軍の敗走と立ち直りに続くのですが…このあたりは特殊状況が多くなります。
で、日本の地形を考えるに、1、2巻あたりが非常に有用ではないかと…

私もようやく尼で入手したのですが、1巻には赤線が中のいたるところにw
さらに設問やメモなんかも書いてあったりしてw せっかくなので書いときます。

「戦史論文の整理要領」
D/上級/当該部隊 各G1 、G2 、G3、G4毎に整理
指揮、統御、通信に留意

<<設問>>
米24D内21i及び34iの各級指揮官の戦場における統御について比較し、所見を述べよ。

全般
 21i:訓練精倒かつ指揮官の強固な意志、陣頭指揮
 34i:意志薄弱、規律の荒廃

さて、誰の本だったんでしょうねぇ

175:私の本棚 ◆d4X7F2c3IU
07/03/25 23:39:19
とりあえずもう一冊

  本当の潜水艦の戦い方 中村秀樹 光人社

>168で99氏が潜水艦関連書籍を紹介しているのに触発されてオイラも……

この本では旧日本海軍による潜水艦作戦のトンチキな運用の糾弾&考察と(これが7割近い量)、著者が所属していた海自(著者は元潜水艦長)の
潜水艦運用計画の貧困さを世に知らしめる海上護衛戦(by大井篤)みたいなスタンスの告発本です。
まず第一章で「潜水艦とは何か?」と説明をし、第二章では潜水艦作戦を行う為の各種条件、第三・四章では日本海軍の潜水艦作戦の稚拙さ、
第五章では現在の海上自衛隊潜水艦部隊の真実暴露となっています。
初めに潜水艦とは「何ができて」「何ができないのか?」という点を明確にわかりやすく解説してるのは結構新鮮です。そしてその部分をきっちりと把握していた
アメリカ海軍やドイツ海軍はあれだけの大きな戦果を上げ、日本が逆に失敗ばかりしていたのは潜水艦に不適な任務ばかりをにやらせていた、と解答付けています。
著者曰く「潜水艦にある程度の独自裁量を与え、一匹狼として自由に作戦行動をさせてやる」のが一番の運用方らしいです。そして日本人はその辺が下手糞ともコメントしています。
それと戦後の海自潜水艦部隊も世間で思われてるほど精強ではなく、「法制が不備」で「基本構想が欠如」しており「訓練の為の訓練」に明け暮れ「隊員達の士気が低い」とバッサリ。
潜水艦戦力を増強せず、水上艦艇と航空機ばかりに力を入れる海自の現状に「このままでは海自も日本海軍と同じ轍を踏んで崩壊するぞ」と著者なりの警鐘を鳴らしています。
こんな事まで書いてると元艦長とは言え問題になるんじゃね?と思ったりもしましたが、ここまで踏み込んだ本が出てきたのは評価するべきでしょう。

最近読んだ本では文句無くお勧めです。単行本サイズなのでかさ張らないし安いので気になった方は是非どうぞ。
それと巻末の用語解説や付録各種資料は詳しい記述が多くて結構使えます。

176:私の本棚 ◆d4X7F2c3IU
07/03/26 00:00:40
あ、それと上の本を読むまでジェーン海軍年鑑でトップに紹介される艦種が潜水艦だというのを初めて知りました。
空母やイージス艦を差し置いて一番目で解説されるとは、それだけ現代海戦では恐ろしく重要な位置を占めてる戦闘艦艇なのね。
中国や韓国が潜水艦開発に力を入れるのもこの辺が理由なのだろう。日本ももうちょっとどうにかすれば……ウゥ。

177:トルエン大尉 ◆HLQcUQEQBs
07/03/26 00:02:54
>>175
だた回天の件はちょっと・・・ですねw

178:名無し三等兵
07/03/26 00:13:42
海上自衛隊はASWに特化しているとよく言われるが
どの程度の能力を持っているのだろうか?

179:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/26 00:29:16
>176
米海軍では主力艦に州の名前を付けるのが伝統ですが、さて米艦艇で現在、州の名が付いてるのは何でしょう?w
という事です。そして戦略原潜最大の敵は攻撃原潜な訳です。
さらに戦略原潜が減勢しつつありますが、攻撃潜水艦は減りませんね。

それどころか通常動力潜水艦は急速な性能向上と隻数増加の一方ですよ。世界的には。
また最近は潜水艦さえも陸上戦力投射のベースにw

隠密行動は軍事にとって非常に重要ですからね。

フォークランドでも1隻の原潜が、アルゼンチン空母の出撃を掣肘しましたし。
(ア軽巡が英原潜に撃沈されて、ア海軍は水上艦艇の出撃に対し一気に消極的になりました)
(実は、フォークランドで海上優勢を確保したのは空母でもハリアーでも水上艦艇でもなく原潜という事実)

ASW能力の低い国にとって潜水艦は悪魔だと思うですよ。


180:名無し三等兵
07/03/26 19:07:10
質問です。二次戦ドイツ軍の歩兵分隊から大隊の運用に詳しい本て無いでしょうか?
軍事板書籍・書評スレにも書き込みましたが返事を貰えませんでした。

181:私の本棚 ◆d4X7F2c3IU
07/03/26 23:08:14
今日は(物理的な)大物を紹介しようかと……

 学研の大図鑑 世界の戦車・装甲車

デカいです、重いです、高いです(シュピールベルガーの本とほぼ同じ大きさ重さで4200円+税)。しかも写真やCGは一切無くて全部手描きの絵という渋さ(時代に逆行してないか?)。
高荷、上田、大西、中西、一等自営業etc……有名な大御所が多数参加して筆を奮っています。なんだか往年のジャガーバックス臭がするけれど……。
で、肝心の中身ですが、図鑑と銘打ってるだけあって最初の方では構造や設計、材質、武装、操縦、エンジン、足回り、戦闘方法、戦車の分類等をイラストを交えて細かく説明。
そして人類が最初に使いだした戦車(チャリオット)やダヴィンチの円錐戦車の解説(この辺はあっさり気味)、WW1直前から1990年代後半の戦車・装甲車はほぼ全てを網羅。
戦争や国ごとに分けられてるので見やすいですが、大量の各戦車に基本スペックと実績が書かれてるだけなので、この辺は物足りないと思う方が多いかもしれません。
しかし戦車よりも知名度で劣る装甲車や兵員輸送車が大量に紹介されてるのは評価すべき点かと。特にWW1前後に投入された欧米製のドマイナーな装甲車のデータは圧巻。

値段は結構高いですが、調べ物をする時などには重宝します(なにせ殆どの戦車や装甲車が載ってるのだから)。
だけど2000年以降に開発された戦車や装甲車は書かれてないので、その辺は適当に補完してください。財布に余裕のある方は是非どうぞ。


>>180
手軽に知るなら文林堂のグラフィックアクションシリーズなんかはわかりやすかったりするけど
今だと古本屋やヤフオクでしか入手できないしなぁ…。歴群別冊のドイツ軍各戦線の解説本が妥当では?

182:名無し三等兵
07/03/26 23:12:49
>>181 時代に逆行も何も、それほぼ30年前の学研x図鑑の第増補改訂版ですよ。古いのも当然。

183:私の本棚 ◆d4X7F2c3IU
07/03/26 23:28:32
>>182
あ、そうなんだ? 学研もなかなか商売上手だな。
だけど読むと面白いので個人的には気に入ってます。暇な時にペラペラと眺めたりとか。

それと今日、通販で注文した「本土防衛戦史 元寇(陸上自衛隊福岡修親会)」が届きました。しかし40年以上前の本なので結構カビ臭い。
昔の軍事板書籍・書評スレでは住人によってこの本が血みどろの奪い合い状態になり、古本価格が急激に釣り上がったりしていた記憶が……。

184:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/26 23:32:16
>180
WW2独歩兵の戦術関連

1)難易度A(入手難易度A)
 「軍隊指揮」 旧日本陸軍訳w
 いったいどこで入手できるものやら…嗚呼

2)難易度C(入手難易度A)
 歴史群像で連載されてた「戦術入門①②⑧⑨⑩」」
 上記本や独戦術教本原本、各国教本をベースに初心者向けに書かれた連載記事
 ①は歩兵分隊/小隊、②は中隊/大隊/連隊
 ⑧は攻撃機動、⑨は防御、⑩は追撃/離脱/遅滞行動

3)難易度B(入手難易度A)
 月刊PANZER記事「機甲擲弾兵部隊の戦闘マニュアル」
 切り抜きコピーを保有するも…掲載号不明…編集部に問い合わせか…すまん

4)難易度C(入手難易度C)
 歴史群像欧州戦史シリーズNo.20 「ドイツ陸軍全史」 学研
 ドイツ歩兵の編成と連隊戦闘団の基本戦術が紹介されてる。

あ、今気がついた!
3と4の記事書いた人、同じ人だわ。

樋口隆晴という方です。
ぐぐるとなんか出るかなw

しかし2)の歴史群像記事…大幅加筆してのムック化激キボンヌ!!111!!!

あ、ごはん炊けた。ごはん食べてくるね。にはは


185:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/27 00:17:28
今日の1冊
でわ、同じ戦車本でも逆に小物をw

「世界の戦車」 菊池晟 平凡社カラー新書 No.46

手軽なイラスト集ですが、古くは1902年のシムス装甲車から多数のカラーイラスト側面図を掲載。
モノクロ線画にいたっては1915~1962まで試作車を含む戦車/装甲車/APCの側面図を
1/192スケールで495台を掲載。正直、なんじゃこりゃ、こんなの知るか!みたいなのも多数w


186:トルエン大尉 ◆HLQcUQEQBs
07/03/27 00:40:16
樋口隆晴氏は防衛大学の元教官とありますね。
戦国の城Ⅱでも記事を書いていますw

187:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/27 01:11:10
>186
ああ、あの本の人ね。
ぐぐったら、ガンダム1年戦争全史が大量にヒットしてびびったw
(ま、当然、その本買ってますが)

ところでトルエン丼も書籍紹介しましょうよw

188:名無し三等兵
07/03/27 02:08:13
コテの馴れ合い空気

189:180
07/03/27 02:34:10
情報どうもです。

190:名無し三等兵
07/03/27 11:09:36
>>184
そういや真崎甚三郎陸軍大将の蔵書を
古本で発見したみたいなカキコがあったよw

191:トルエン大尉 ◆HLQcUQEQBs
07/03/27 22:51:03
>>187
>ところでトルエン丼も書籍紹介しましょうよw

Lans丼とモロにかぶってますよ。本がw
それどころか陸戦史集まで手にいれちゃってww

192:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/28 01:21:07
今日の1冊
今まで、極端な稀少本は紹介していませんでした、たまに出物があるのですが、
その手の本の存在自体が珍しいので、あまり話題に上らない本があります。

>190 みたいな例もあるので、こんな本もあるということでちょっと紹介して見ます。
よって今回はお勧めじゃないです。お勧めは無理。
でもこういう本の存在を知っていて意識してればどこかで出会う可能性もあるでしょう。

「歩兵第二百十三聯隊戦誌」
「歩兵第二百十四聯隊戦記」
「工兵第三十三聯隊戦記」

戦友会の方々が戦後に編纂し自費出版したものです。当然の事ながら非売品。
しかし、ご本人が無くなった後にご遺族の方が古書として放出したものなどがたまに見受けられます。
私がたまたま入手したのは上記3冊ですが、他の連隊戦史なども有名な連隊であれば出版された可能性は高いと思います。
どの程度の連隊が出版したかは全く不明です。戦友会自費出版なので国会図書館などでの保管もないものと思われます。
従ってどれ程の種類が刊行されたのかも、全く不明…

ちなみに、この3冊は三十三師団つまり、インパール作戦の参加部隊です。
一番薄い工兵が890ページ、一番厚い214連隊が1467ページのまるで辞書なような本です。
主要な戦闘は全て作戦経過要図とともに解説、そして参加将兵の手記が多数掲載されております。
さらに故人の追想やご遺族からの寄稿、戦死者名簿など、連隊の全てを記録に残そうとするものです。
多分、生存者は全員がなんらかの寄稿をしているものと思われます。
(私は戦死者名簿の量をみて、言葉を失いました)

193:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/28 01:23:19
しかし、この手のものは、あまり評価の場に出る事もないのですが…
最近多いブクオフなどの量販古書店で見かけたら、ぜひ保護してあげて下さい…
非売品ゆえ価格がなく、量販古書店では人気のない箱本ですので、かなり安価な場合もあります。
あの手の古書店の場合、売れ残り期間が長いと処分になる可能性もあります。
それはあまりにも悲しい事です。

(ちなみに私が入手したのもゲームやコミックが中心のメディアミックス量販古書店)

もし目にしたら、それは運命だと思ってぜひ保護を…
(まあ財布に無理をさせる必要はないですが…)
もし手放す時はぜひ図書館や公共関連施設などへの寄付を。

あと、祖父や親戚に元軍関係者だった方は同様な所属連隊記録など押入れを確認してみましょう。
意外な所から出てくるかもしれませんよ。
(祖母の実家は立替時に米機の機銃掃射の流れ弾の12.7mm弾が押入れの柱から出てきました…)

日本はほんの60年前に戦争をしていたのですよ。忘れちゃいかんです。

194:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/28 01:32:39
>191
陸戦史集、なんか尼に大量出品されてますよ、最近。
平均価格3500だし、新刊の専門書とほぼ同額ですし。この機会に1、2冊チャンスかも。

4000超えたら流石にぼったくりでしょうけど(当時定価1200円)
かえって「可」くらいで安い方が書き込みあったり、いろいろお得w

当然、ここ見てる他のみなさんもw
よーい、どん!

195:名無し三等兵
07/03/28 20:00:35
>>192
私は地元部隊の歩兵第三十四連隊史と歩兵第十八連隊史を持ってます。
ただし、十八連隊史は発行が昭和二年なんで満州警備までしかのってないんですがね。

196:名無し三等兵
07/03/28 22:38:24
>>190
多分、ボクが書いたやつかな?

197:190
07/03/28 22:53:14
>>196
たぶんそう。kakikomiから復元してもらえればありがたいんだけど…。

198:名無し三等兵
07/03/28 23:23:09
>>194
御年の割りには少年のような微笑ましさを備えていらっしゃいますね。

199:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/29 02:21:30
今日の1冊

「イスラエル・生か死か1-戦争への道」 ジャック・ドロジ/ジャン・ノエル・ギュルガン サイマル出版会

フランス人ジャーナリストが書いたノンフェクション。
第4次中東戦争の開戦にいたる経緯を現地取材をもとに構成。
開戦直前のイスラエル側の政治状況の描写が詳しく描かれています。

第4次中東戦争の開戦奇襲の政治的経緯に関する需要が高そうなので紹介してみました。
なぜ、あそこまでアラブ側の開戦意思を把握できなかったのか、相手側意思の推測と
不明状況に対して的確な国内対応をするのが、いかに難しいかを理解できます。


200:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/29 02:41:29
>195
ほう戦前のもあるんですね。やはり地元連隊が入手しやすいようですね。

私のは昭和50年前後、多分これ以上の時間が経つと記録を残せなくなる可能性が出てきて有志により編纂されたのでしょう。
なので、インパールやその後の復員、内地での解隊まで詳しく記録されていました。

で、こういう戦友会の自費戦記、自分で書いて気になったので尼で検索したら…いくつか出てました…が、どれも1万超え…
214連隊など6万近かったです…私の買った量販古書店では2000/2500/2500の計7000だったのに…
恐るべし量販店…まじで価値は無関係のようです…小まめに探すと掘り出し物に出会えます。
あ、陸戦史集は2500が大量に出てました。各個、機会射撃開始。

>194 ____   
   /MwmVm   やだなあ、なにいうかな、住人さん。
   ⊥⊥__⊥  わたし若いよ、若いの。うん
   |__/|ノノ))))〉 
  ノ ヘ.|l. ゚ヮ゚ノ|   あ、きっとアンカーミスだよね、ね。
  ((( ⊂I!Liつ  
  )ノ fく/_|〉    にはは
  ´   し'ノ  

201:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/29 02:42:37
アンカーミスは私だ…orz
>194 じゃない >198 です…

202:名無し三等兵
07/03/29 09:19:27
軍事関連の洋書(英語)で面白いの無いかねぇ?


たとえば和訳されたけど和訳版が絶版になっちゃったヤツとか。

203:202
07/03/29 09:20:19
たとえば元軍人の回顧録みたいなのとか。
文法あんま厳しいと読むの辛いが

204:名無し三等兵
07/03/29 13:22:54
洋書ならダニガンの「HOW TO MAKE WAR」が読みやすく、内容も素敵です。
UAVの話など「新戦争のテクノロジー」の頃から世の中ずいぶん進歩したと感じられます。



205:名無し三等兵
07/03/29 14:45:10
>195
俺も三十四連隊史持ってる。日中戦争のところに書いてある「101D103連隊某大隊」の話が酷すぎ

206:名無し三等兵
07/03/29 16:21:48
>>202 いまTHUNDER RUNを訳そうと思って読んでます。だけど書籍なのであれだ、
訳をきちんとして出版社に見てもらって、物になりそうかどうかが分からん。
 ブラックホークダウンを英語と日本語両方で読んで参考にする必要がありそう。

 ずっと前読んだときは、なんだこの米軍万歳な自己陶酔ストーリーはって思って
ちょっといやだったけど、今ならイラク戦争でバグダッド陥落直後の底抜け楽観状態を
懐かしみつつも冷静に読める時が来たかなぁと思ってます。

 イラク人がやたらと簡単に死ぬんだけど、米軍兵が死ぬときは長々と人物紹介して
いかに掛け替えの無いいい奴だったかって描写してから死ぬあたりがちょっとなぁって
感じだったんですね。イラク側の視点が欠落しているのはやむを得ないのだけども。

207:名無し三等兵
07/03/29 18:54:00
フィクション?

208:名無し三等兵
07/03/29 19:13:07
Lansさん、教えてください。
わたくし、陸戦史集の朝鮮戦争を何冊か持っているのですが、「読み方」がわかりません。
児島襄や歴史群像の「朝鮮戦争」を読んで、戦術について学んでみたいと思い、数年前に
古本屋で購入。付属の地図を見ながらこの部隊があーしたこーしたってたどってみても、
そこから何を読み取っていけばいいかわからず、今では本棚の肥やしです。
このスレを読んでいたら、宝の持ち腐れのような気がして、恥ずかしながらおたずね致しました。
ご教示くだされば幸いです。

209:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/29 20:50:11
>208
難しい質問ですね(汗

まず、基本的な陸戦戦術を勉強しましょう。(いきなり陸戦史集は無謀です)
ただ陸戦史集は、SLGでいえば「作戦級」にあたります。
なので上記であげたコンバットバイブル、米陸軍戦闘マニュアルでは対象規模が小さく、ちょっと適合しないのが実情です。
となると、「戦術と指揮」を読んだ後、歴史群像WW2シリーズ「ドイツ陸軍全史」「アメリカ陸軍全史」あたりで、
大隊~連隊規模の戦闘方式を勉強、これで主攻と助攻、防御、拘束、迂回、遅滞などを理解し、そうすると
それを師団編成あたりで運用すると、それぞれ連隊、大隊での戦闘団の編祖とどのように各戦闘団の任務を割り当てるのかが、
おぼろげに見えてくると思います。

そうなったら、陸戦史集の出番、各部隊の担当任務を把握し、それぞれがどのような位置に展開し、
さらにどう連携しつつ戦ったのかの実例が詳細に載ってる訳です。

つまり、TVのプロ棋士の将棋中継を楽しむには、

・基本のルール(基本的な戦闘展開の制限)
・コマの能力(部隊の特性)
・多少の定石(基本戦術)

を知っていないと楽しめないし訳わからん。それと一緒ですよ。
でも一番てっとり早い理解方法は、実は作戦級のボードSLGなんですけどねw
これをプレイしつつ、どうしてこのルールはあるのか?このルールは何を再現したいのか?
これを考えると、おのづと作戦の組み立てを分析することになります。

210:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/29 21:23:06
続き

具体的な楽しみ方としては、各部隊の任務を把握したあと、全体を見回して各部隊の連携、つまり作戦構想を見ます。
これは詳細な資料であれば、攻撃側、防御側、お互いが何をやろうとしていたのかが見えてきます。

例えば、主陣地と予備部隊の位置関係から、その予備部隊があくまでも穴埋めを目的としていたのか
それとも機動打撃を考えていたのか?などなど。一言に連携と書かれてしまう場合も多いですが、
攻撃も防御もそれぞれのシステムの構築な訳です。

攻撃側も主攻と助攻、第2悌隊の準備の有無から、攻撃強度などが見えてきますし。
また各部隊が作戦上期待された敵部隊に対する任務も見えます。
これが大抵の本では~に向かって攻撃としてしか書いてない本が多いのですよ。
つまり機動や、そこでの防御の意味がわからないんですよね。

本来なら、それが主攻に対する敵の反撃を封じる為なのか、それとも平面的に圧力をかけているのか?
拘束目的なのか、牽制目的なのか?攻撃の理由まで書いてあればいいのですが…
このあたりまで踏み込むのは陸戦史集や戦史叢書、前述の連隊戦記くらいです。
 

で、ここまで各部隊の任務が理解できれば、
後出しジャンケンとして、実際の行動から、もっと効率的に双方は打つ手があったのではないか?
とか研究するのも一興かと。

まあ、だらだらと書いてみましたが…こんなとこかとw

211:名無し三等兵
07/03/29 21:30:50
>>208
戦術はまず「一般的な原理原則」から勉強した方が早道。

予備知識の少ない人が帰納法的に個々の戦史から戦術の原理原則を拾おうとしても、
それが一般的なものなのか、その戦い特有の物なのかを判別するのにかかる時間や労力が半端じゃない。
そのかわり、そうやって試行錯誤した人が一度「原則書」に接すると
豊富な戦史知識が基盤としてあるから一挙に原則の理解が進み、相乗効果で「応用力」も伸びる。

212:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/29 21:30:53
あ、書き忘れ

攻撃や防御はシステムだと書きましたが、それを分析し把握することが戦術研究の愉しみだと思っています。
つまりパズルを解くようなものです。

そうなると次は自分でパズル(ロジック)を組みたくなるもので…
その為に参考になる資料(戦例)をさらに読み漁る。
駄目街道へ一直線w にはは

213:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/29 21:52:52
今日の1冊
「オレンジ計画」 エドワード・ミラー 新潮社

アメリカの対日本戦略の変遷を研究した本です。
帯や紹介にはアメリカの計画のすごさを書いていますが、実際には大きな紆余曲折の結果にすぎないと判りますw
しかし、研究を続け、常に状況にあわせて修正改良していく姿勢は素晴らしいものです。
そしてこの本では日本という「位置」の優位性と重要性も理解できます。

読んだ感想としては、日本は、このアメリカの現実主義と理想主義の
絶妙な調整力とバランス感覚に負けたのでわと思えます。

214:208
07/03/30 00:51:45
「戦術と指揮」持ってます。奥付を見ると1996年11月24日第3刷。
新本で購入したので、10年位前から何度も読んでいる事になるのに、
ほとんど理解出来てません。無駄に年をとったなぁ。
週末に古本屋に行って、歴史群像探してきます。無ければヤフオクで探します。
陸戦史集は当分「肥やし」ですね。
Lansさん、それから211の方、ありがとうございます。

あつかましくも、また質問なのですが、
>でも一番てっとり早い理解方法は、実は作戦級のボードSLGなんですけどねw
地方在住でして、ボードゲームを一緒にプレイする仲間が周りにいません。
PCゲームでは駄目ですか?
スレ違いかも知れませんが、推薦された良書を読むための準備ってことで
許してください。

215:202
07/03/30 00:56:12
>>204
>>206
ありがとうございます
とりあえず、「HOW TO MAKE WAR」を注文しました。

楽しみっすね。
…さて。一応学生時代の辞書を引っ張り出しておこうか

216:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/30 01:37:36
>214
ゲーム業界のクリエイターとして、自分でもSLGを創っておきながら、いささか情けない話なのですが…
戦術や作戦術の研究においてPCゲームではボードSLGの足元に及ばないというのが私の見解です。

理由はPCゲームは計算は細かく行ってくれますが、思考が決して人間には及ばないのです。
その為に、ゲームシステム全体がPC思考をどう構築するかに引っ張られてしまい、
戦闘システムとしての作戦術をルール化するよりも戦闘結果システム「だけ」が進化しているのが現状です。

一部海外でボードっぽいPCゲームが出ていますが、それもまだ数値計算にたよっています。
本来のボードSLG、特に作戦級は思考を人間に委託する事により、「戦闘結果」を出す為のルールでなく、
作戦システムを再現することを目差したゲームが昔は多く出ていました。

まあ、対戦相手がいなくても、ルールブックを読み、ルールを理解し、そのルールが何を表すのか?を考えるだけでも
随分と勉強になりますよ。

SLGのルールは作戦や戦術を分析し再構築したものなので、逆に解析しても、勉強になるんです。
それにユニットやシナリオの序列を眺めるだけでも、参加戦力による大まかな趨勢などの理解促進になりますし。

戦闘結果表と各ユニットの数値を眺めるのもまたw

でも、そういうのに耐えられるのは海外のSPIとかAHやGDWでも一部のゲーム。
特に初期~中期のものでしょう。後期は…日本もそうですが戦術に走りすぎるきらいがあるんで…

ちなみに私は今でもAHファンクラブ会員証を財布に常時携帯しています。
会員No.13-158
私の心の従軍章ですw

217:名無し三等兵
07/03/30 04:46:24
>214
ボードSLGなら一人で遊べる(ソロプレイ)ものも多い。
遊ぶ為にルールを覚えたり、対戦に備えて作戦立てる時はまずソロであれこれやってみるのが普通。
初心者向けに駒数が少なく、ルールもさほど難しくない物があるので、まずはそういった物を探すといいだろう。

ちなみに、おいらのイチオシは「ドイツ戦車軍団」。数年前に再販されてるので、地道に探せば見つかる…かもしれない。
これに限らず、旧エポック社の作品は取っつき易いのが多いのでお薦め。

あと古本屋巡りするならダニガンの「ウォーゲーム・ハンドブック」は要チェック。
どうやって軍事の諸要素をゲームに落とし込んでいくのかを丁寧に解説してるし、その手法で製作したミニゲーム「メッツ進撃作戦」もついてる。

これ以上はスレ違いなので、ボードSLGについて聞きたい事があればこの板のゲーム関係のスレにでも投下してくれ。

218:名無し三等兵
07/03/30 19:52:59
>>217
>「ドイツ戦車軍団」
コマンドマガジンの次号はこのシリーズの続編のようですね。
URLリンク(www.kokusaig.co.jp)
URLリンク(www.kokusaig.co.jp)
スモレンスク攻防戦
URLリンク(www.kokusaig.co.jp)
マーケットガーデン作戦
URLリンク(www.kokusaig.co.jp)


219:218
07/03/30 19:58:10
よく考えたらスレ違いでした、スミマセン。

220:名無し三等兵
07/03/30 20:38:30
URLリンク(search.auctions.yahoo.co.jp)

すごいことになってるぞー!!

221:名無し三等兵
07/03/30 21:05:32
作戦級SLGといえば、20年前ぐらいにポニーキャニオンが発売していた
SPIのヴィクトリーシリーズ(だっけ?)がツボを押さえたPCゲーム化で
実によろしかったですな。

222:名無し三等兵
07/03/30 22:55:34
WW2といえばHOI2DDでFA?

223:トルエン大尉 ◆HLQcUQEQBs
07/03/31 01:01:18
歴群の朝鮮戦争上下が陸戦史集の理解に役立ちそうが気がするw

224:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/31 02:20:31
今日の1冊

「U.S.マリーンズ ザ・レザーネック」 上田信 大日本絵画

サー、イエッ、サー!

何回か書かれた「コンバット・バイブル」の海兵隊版であります。
海兵隊の装備、編成、歴史、訓練がわかりやすく紹介されております。
特に編成に関しては分隊から師団まで、航空隊や海上事前集積まで掲載されております。

また、上陸作戦の手順も細かく解説されていますが、
このような上陸作戦ができるのは米軍だけです、そこは注意が必要と愚考いたします。サー。

ちなみに
ドリルサージャント(訓練教官軍曹)の罵倒もたっぷりであります。サー。

225:Lans ◆xHvvunznRc
07/03/31 02:24:13
>222
個人的には駄目であります。さー。
戦術級としてはそこそこ良いですが、戦史を読み説くような作戦術の理解までは難しいと思います。さー。

226:トルエン大尉 ◆HLQcUQEQBs
07/03/31 03:40:38
>>224
そう、上陸と渡河は「敵の遠くに」ってのが基本だからw


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