06/12/26 03:20:51
>>421
「戦闘機隊が敵航空隊を撃滅すれば戦争に勝てる」といった考えと一緒だな。
空軍の正体とはつまり爆撃部隊であり、
それが最も効率よく爆撃を行うための戦闘機隊であり偵察航空隊であることに異論はないと思う。
軍全体の機能に当てはめると大雑把に言って戦闘機隊→海軍、爆撃隊→陸軍となる。
基本的に海軍には敵地制圧の能力は無いし、またそうしようとすれば海軍が陸軍化するしかない。
海軍の機能とは
・陸兵を安全に外地へ運ぶ
・外地までの補給線を護る、必然的に敵のそれを叩く機能も求められる
・自勢力圏に侵入する敵の脅威を排除する
に尽きると思う。
海軍の作戦行動とは陸軍のそれに則したものでなければならず、
陸軍の行動限界を過ぎた戦略を海軍が勝手に設定することはできない。
いくらその打撃力を誇示して敵の正面戦力を叩いても、
拠点の制圧能力が伴わなければただ暴れて帰ってくるだけになってしまうからね。
それをやっちゃったのが日本海軍なわけで・・・
太平洋戦争もその実態は島を奪い合う「陸戦」だったわけで、
主役である陸軍の懸念を無視して強引に戦線拡大した海軍の失敗は言い訳のしようがない。