06/12/21 12:55:23
>>245
とりあえず他の性能とのバランスなどはおいておくとして、
ドイツ機が常に「国で最も航続距離の長い戦闘機が単発爆撃機の護衛すら不可能」で
日本機が常に「国で最も航続距離の長い戦闘機が単発爆撃機の護衛すら可能」であるのならば
日本の航空機開発能力がドイツを上回ると言える。
しかし1938年当時は日独とも「国で最も航続距離の長い戦闘機が単発爆撃機の護衛すら不可能」
だったので、上記のようには言い切れない。
んで、>>244の人が言うとおり1940年前後に実用化される機体には
・日本は中国大陸からの戦訓で戦爆連合の重要性を感じ、戦闘機の航続距離を伸ばした
・ドイツはスペイン内戦(など)での戦訓で、そんな足の長い戦爆連合はイラネ
と判断したわけだよね。
じゃあこのどちらの判断が第2次世界大戦を通して見たときに正しかったか、ということは
白黒つけ難く、それが証左に英・伊・ソ各国とも、大戦中を通じてドイツ戦闘機とほとんど
航続距離の変わらない戦闘機を開発し続けている。
要するに日本は想定戦場にあった戦闘機を作ったし、ドイツも想定戦場にあった戦闘機を作った、
という話でいいところに、どうして一つのスペック値だけで、優劣の話になるのかが分からない。
要は、ある時点を取り出して「国で最も航続距離の長い戦闘機が単発爆撃機の護衛すら不可能」
と言ってみても、それなんかの指標になるのって言う話です。