07/04/27 23:06:21
まず離陸だけど、この際の離陸距離はだいたい140m。P-3Cはもともと米海軍の機体だから、
空母から発艦できる必要があり、あれだけの大きさにも関わらず空母から発着艦可能。
離陸した後は探知を避けるために高度10m前後で超低空飛行を続け、一路哨戒海域へと向かう。
昔は1000m前後を飛んでいたんだけれど、米海軍のEP-3が中国軍機と激突してからはこの高度になった。
陸上から飛び立った場合は地形に沿って飛ぶので、この大変な操縦作業は搭載されている自動操縦装置を使う。
対潜哨戒機なので、海上に出た後は潜水艦を探知するために一度海中に潜る。機種に搭載された
ソナーに反応が無ければ再び海面に出て飛行を再開。敵性潜水艦を発見した場合は報告をする。
飛行機が海に潜るのは珍しくなくて、日本では他にPS-1やUS-2などの飛行艇を開発している。
海中へ潜るのと低空を飛行するのを繰り返した後、今度は衛星軌道上の脅威が無いかを確認するのために
ターボプロップのエンジン排気量を調節して成層圏へと急上昇。さすがに宇宙空間は無理だけど、
だいたい高度50,000mまで上昇して、弾道ミサイルが飛んできていないかを確認。このとき乗員は宇宙服を着る。
その後燃料が無くなるので、YS-11などの民間旅客機に艤装して民間空港に着陸。
ちょっと法に触れるので極秘に給油を受けて鹿屋などの哨戒機航空基地へと帰還する。
ここに書いた事は極秘事項なので、他言無用でお願いします。