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李登輝前台湾総統と会見(要旨)
6月4日8時0分配信 産経新聞
■「日本は中国に対抗、アジアで主導権を」
来日中の台湾の李登輝前総統は3日、山形、宮城両県を私的旅行中に産経新聞と会見し、
「日本は中国に対抗してアジアにおける主導権を確立すべきだ」と述べ、
安倍晋三首相のリーダーシップに期待感を表明した。
李氏はこの日、山形・山寺で「奥の細道」ゆかりの立石寺を訪れ、仙台市内では地元支援者による歓迎会に出席、
日台の学術・文化交流に努めた。
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安倍首相本人は、案外落ち着いていると思う。彼をサポートする参謀格が必要だが、まあいいんじゃないか。
今後、大切なのは、日本が直面する問題は何かを、きちっと掌握することだろう。
日本の政治は田中内閣以降、小泉政権になるまでへんてこだった。国のために何をやるか。
これが見えなかった。小泉純一郎前首相が変えた流れを受け、安倍首相に新しい方向をつくってほしい。
そのためには世論やメディアに影響されず、十年先を見据えて国づくりを考える必要がある。
例えば、中国との関係だが、中国人のしたたかさを日本人はあまり知らない。
知っている人もいるが、利益にとらわれ、生ぬるくなる。国がどうなるかをあまり考えない。
このような時勢の中でこそ、思い切って新しい方向付けをするリーダーシップが求められる。
日中関係は今こそ大きく動かさなければならない。頼りだったアジアにおける米国の影響力が低下しており、
ならば日本は中国にどう対応するか。強大な胡錦濤(総書記)には警戒が必要で、
表面的にはいい関係をつくりながら、キーポイントでは相手に妥協させる“賢さ”が大切だ。
相手を知り、決して受け身になってはならない。日台の関係強化のためにも、
首相にはアジアで中国に対抗するイニシアチブを握ることを期待する。
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