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関西国際空港 : 貨物便パンク、取扱量増で今秋にも 駐機場足りない
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8月2日に第2滑走路が運用開始となる関西国際空港で、貨物便の駐機場が不足し、完全24時間空港
としての運用が始まる今秋にも受け入れ容量をオーバーすることが20日分かった。中国を中心に国際
貨物の取扱量が大幅に伸びているからだが、2期島では貨物便駐機場や給油施設など貨物関連施設の整
備は先送りされている。このままでは旅客便駐機場に「一時避難」する事態も起きかねず、関空会社は
、来年度予算で貨物施設などの整備費を盛り込むよう国に求める方針だ。【脇田顕辞、久田宏】
関空では、デジタル家電の輸出増や中国経済の拡大を受けて国際貨物の取扱量が急増。90年代後半
は週100便前後で推移した国際貨物便は06年には134便、今夏は191便に達した。
一方、現在の貨物便駐機場スペースは1期島の14機分だけ。貨物受け入れ量の多い平日の午後8~
11時は大半が使用され、全駐機場が埋まることもある。2本の滑走路によって、貨物便はさらに増え
ると予想される。全日本空輸や日本航空は増便の方針を固めており、受け入れ量をオーバーするのはほぼ確実だ。
貨物搬出の終わった貨物便を旅客便駐機場や修理機向けスペースに「一時避難」させる事態となった
場合、旅客便のダイヤに影響は及ぼさないものの専用車両による飛行機のけん引や人件費など航空会社
の負担が増え、関空が敬遠される事態に発展する懸念もある。
関空会社は、06年に75万トンだった関空の国際貨物需要が17年には140万~250万トンま
で伸びると予測。貨物エリアを当初計画の3倍の35ヘクタールまで拡大、関空を「国際貨物ハブ空港
」とする将来像を描いている。関空会社の村山敦社長は「貨物施設の整備は緊急の課題。予算化を強く
国に求めていきたい」としている。