07/05/29 09:22:53 c2wMo2TX0
仙台定期便の意向 香港航空、週2往復程度を計画
香港を拠点とする新興航空会社「香港航空」は仙台―香港間に今秋にも定期路線を開設する方針を固め、宮城県に28日、意向を伝えた。実現すれば、同社で初めての日本路線となる。
香港航空によると、開設時に週2往復程度の運航を希望し、将来の増便を目指している。機材はボーイング737―800(164席)。同社は桂林、昆明など中国本土と東南アジアの約20都市に定期路線を有し、観光やビジネス需要を見込む。
2月に香港政府へ路線開設を申請。香港政府は6月にも態度を決める見通し。日本政府との合意がまとまれば、9月か10月ごろにも就航が可能になるという。
同社の任衛東会長は宮城県庁に村井嘉浩知事を訪ね、「日本路線の第一便を仙台に飛ばしたい。文化と経済の交流を促進したい」と語った。村井知事は「香港便を再開したいとの思いは強く持っている」と述べた。
香港航空は2001年、CRエアウエイズとして設立され、06年に社名を変更。本年度内には現在の6機から貨物機を含め10機に拡充。今夏、鹿児島空港にチャーター便16本を運航する。
仙台発着の香港路線は、1993年12月就航の香港ドラゴン航空が先駆け。新型肺炎(SARS)の流行で03年10月に仙台便を運休したが、06年度にチャーター便22本を運航。搭乗率は90%以上を記録した。
宮城県は、香港ドラゴン航空に定期路線再開を要望している。同社は9カ国32都市に就航し、キャセイパシフィック航空グループ傘下でネットワークを広げている。
2007年05月28日月曜日(河北新報)