06/11/27 23:55:36
<大阪の不幸「家康のせい」─「ののしる会」20年ぶり復活>
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昨夏亡くなった上方講談師、3代目旭堂南陵ゆかりの「徳川家康をののしる会」が12月2日、
トリイ講談席(大阪市のトリイホール)で約20年ぶりに復活する。講談師たちが、世の中の
好ましからざる出来事の原因を徳川家康に求めて面白おかしく論じる座談会だ。この1年、
鬱憤(うっぷん)をため込んだ大阪人のあなた。すべて家康(東京)のせいにして憂さを晴ら
してみませんか―。
「格差社会になったのは家康が悪いと申しますのは」
「家康は大名を親藩、譜代、外様に色分けしました。地方に置かれた外様大名は、参勤交
代で貧乏になった」
「えー。その延長線上に石原都知事がおりまして、オリンピック招致でまた東京に金を集め
て地方が疲弊する」
「つまり現在の東京は家康化しているのであります」
(略)
「ののしる会」は、その日高座を務めた講談師数人(2―5人)が参加するが、1人で行うことも
ある。80年代半ばまでは毎年5月7日前後に開かれていたが、その後は「話芸の訓練になる」
と、若手の勉強会として行うようになった。今回はトリイ講談席で正式に復活する。
(略)
南海はいま本番に向けて冒頭のようなリハーサルを重ねている。当日、南海が予定している
お題は「格差社会は家康が悪い」と、「フリーターが多いのは家康が悪い」「阪神が優勝を逃
したのは家康が悪い」「必修科目履修漏れは家康が悪い」の4つ。
面白いのは、どんなお題でも家康に原因を求める点。それには時空を超えた強引な論法が
必要になる。(以下略)