06/01/24 12:48:10
続き)
・一方、馬自体を使う点は、私は肯定。
サラブレッドに体躯で劣るからと言って、能力も劣るわけではない。
馬の能力として、環境適応に優れ、品種改良によって特性能力を引き出せる点、
日本で当時使われた馬というのは、馬力や山岳等への適応も優れていたと思われる。
また、体重が少なく、体高が低いという特徴は、足への負担の軽さも意味している。
基本的に軍馬は牡馬、牝馬ともに使われた。これはヨーロッパでも同じ。
牡馬は気性こそ荒い傾向にあるが、それは同時に合戦等の喧騒への適応能力が高いことも示唆している。
牝馬は日本では使われていなかったようだが、西欧では高級な軍馬として用いられていた。
理由は、気性こそ大人しいが、戦闘を何度か経験させないと慣れず、調教に手間隙かかる為。
時速30キロの軍速を出すのは大名の勝手だ(そもそもソースを出せ、小説以外で)。
西洋では百年戦争時、歩兵付の軍隊で、170キロを3日で踏破し、
結果脱落した者が多数を占めたという記録があるので、
いつもいつもやれる手ではないことだけは確か。
ついでに、武田の騎馬総数は、九千六百二十一騎。
確かに1万程度だが、これ全部いつも合戦に回せると本気で考えてるのか?
特に、信州先方衆の真田とかは固定で、とても三方ヶ原とか行けないだろ。
まあ、実際行ってないが。当時武藤姓の昌幸くらいだべ。