05/11/15 21:59:26
「直ちゃんに聞いたよ、お塩、止められちゃったんだって?」
「ああ、なんだ謙信か・・。そうなんだよ、真美のやつカンカンでさ・・」
「まったく、いつも勝手なんだから。少しは今川さんの気持ちも考えてあげたらどうなの?」
「・・確かに俺、調子乗ってたかもしれない。彼女の弱みにつけ込んで、いきなり押し倒そうだなんてさ・・嫌われて当然だよな。
あいつ、康子と一緒になって『もう信クンとは絶交よ!商人の往来だって認めない!』って言うんだよ。
もう俺、どうしたらいいかわかんなくて・・」
「・・・ゴメン、ちょっと言い過ぎた。
でも、今川さんもあんまりよね。
いくらひどいことされたからって、お塩の供給止めるだなんて。
一番辛い思いをするのは罪もない領民たちなのに・・」
「もうすぐ備蓄も尽きるんだ、このままじゃ甲斐のみんなが塩分不足で・・」
「なんかさっきから弱音ばっかり!それでも甲斐の虎なの?戦国の巨獣が聞いてあきれるわ!
・・・お塩なら私がなんとかしてあげるからさ。元気出しなよ」
「ほ、ほんとうかい!?ありがとう謙信!」
「まあ、これも領民のためよ。必要なだけ手形を書いて。
横流しするような奴がいたら、私が容赦なく叩きのめしてやるから。」
「謙信、君とはケンカばかりしていたのに・・・なんて優しい人なんだ。
もし、君のような人と付き合うことが出来たなら・・・」
「か、勘違いしないでよね!別にあんたのことを心配してあげてるわけじゃないんだから!
このままじゃ甲斐のみんなが可哀想だし、それにあんたはこの私が川中島でやっつけるって、初めてケンカしたときからそう決めてるの!
だから、それまでに勝手に死なれちゃ困るってこと!
・・・ほんとに、ほんとうにそれだけなんだから・・・
変な勘違い、しないでよね!」