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噂の真相 1996年7月号
秋篠宮タイ不倫報道の“真相”と保守化強める宮内庁 9
秋篠宮の派手な消費生活に我々の血税が使われているということは納得しがたいし、その行動が自らの公的立場をまったく自覚していないもので
あることもたしかだろう。だが、彼は自ら望んで現在の地位にあるわけで
はないのだ。いやむしろ、宿命的に現在の地位に座らされたことが、今の
秋篠宮の不自然な行動を生み出しているともいえるのではないか。
どうやら、宮内庁はこの危機を「開かれた皇室」とは逆の方向、つまり
閉鎖化・保守化によって乗り切ろうとしているようだ。前出の宮内庁担当
記者が語る。 「たしかに皇后バッシング以降、宮内庁は極端に閉鎖的になっていますね。
マスコミに対する徹底した検閲ぶりもそのひとつですが、それに加えて
皇族の肉声を公表する機会をかなり減らしている。また、何かを話す時で
も、宮内庁が用意した答えしかいわないよう、徹底チェックをかけていま
す。とにかく神社本庁や宮中保守派の顔色ばかり窺っている感じです」
最近、浮上している女帝問題に対する対応などはその典型だろう。天皇
制推進勢力からも「新しい時代にふさわしい」との声があがっているこの
プランすら宮内庁は頭から否定。しかも、代わりに旧宮家を復活させて
男子の皇位継承者を得るというとんでもない反動的な計画すら検討して
いるのだ。
いったい、宮内庁はこんなやり方で天皇制や皇室の「権威の復活」が
達成できると本気で考えているのか。ますます国民と遊離し、その崩壊の
スピードを早めるだけだろう。
そう考えると、この高度に発達した大衆化社会で、天皇制が生き長らえ
る道があるとすれば、むしろ今回の秋篠宮のような形しか残されていない
のかもしれない。自由気儘に私的な享楽を追い求め、奔放に異性と恋愛し、
国民にゴシップを提供し続けるという存在の仕方である。