■■■徹底史料分析!上杉謙信女性説4■■■at SENGOKU
■■■徹底史料分析!上杉謙信女性説4■■■ - 暇つぶし2ch62:名無しさん@お腹いっぱい。
06/06/30 20:21:46 53mJDQCK
煮詰まった議論になってるので少し目先を変えて、上杉本洛中洛外図屏風の話など。
これも新しい視点からの謙信女性説。

『本能寺の変と武田松姫』-上杉屏風が解き明かす戦国史の真相-(首藤義之、せせらぎ出版)
URLリンク(www.seseragi-s.com)
 の論考では、上杉本図屏風は織田信長が武田氏との婚姻(信忠と松姫)のために贈ったもの
と主張しています。当時の図屏風は武家子女の嫁入り道具だったので、男性武将である上杉謙信に
贈るはずがない、とするわけです。
 ご存知のとおり、黒田日出男氏の『謎解き洛中洛外図屏風』(岩波新書)では、依頼主が足利義輝、
作者は狩野永徳、贈り主(代行)が織田信長、贈られた人物は謙信だと定説が踏襲されています。
 この黒田説は細川邸が中央に大きく描かれ、織田氏の造った二条第(天下布武の業績)がない点、
ほかにも禁裏御所の札記述が詳しい(朝廷を供奉した謙信=贈られ手の興味の対象であろう)などから、
きわめて整合性のある論考だと思われます(論争の発端は今谷明氏の景観論争ですが)。
 ところが、首藤氏の説は武田氏へ贈られた図屏風が菊姫の景勝への嫁入り(越甲同盟)のさいに
上杉氏に嫁入り道具として渡ったというものです。その最大の論拠は「図屏風は花嫁道具であって、
男性武将(上杉謙信)には贈らない」ということになるでしょう。
 そうであれば、定説どおり謙信が贈られた人物なら、謙信は女性であったとなるのではないか?
同時に贈られたはずの狩野永徳画『源氏物語図屏風』は行方不明なのですが、この方面から
女性説の糸口は考えられないでしょうか? 定説どおり二つの図屏風が謙信に贈られたものならば、
信長は謙信が女性だったことを風説で知っていたことになる??のかもしれません
(フロイスの『日本史』にある「信長所持の赤いビロードマント」が上杉神社に現存)。
いずれにしても、ふつうの戦国大名には到底ありえない、源氏物語愛好者・お洒落な風雅の数寄者
ならではの謙信女性説疑惑です。
 前スレでも盛んにやり取りがありましたが、謙信の詠歌についても原史料と軍記書初出との違いが
検証されてしかるべきでしょう。それはまた、いずれ。


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