06/06/28 03:22:30 JoiYy/1P
>>28>>29
有名なコテハンさん(失礼w)なんですね。リンク先、勉強になります。
で、前スレから問題の誤訳含みの燃料投下↓。>>29さんも、よろしく♪
904 :日本@名無史さん :2006/05/26(金) 00:29:09
謙信の直筆書状で、けっこう女性説に決定的なのをハケーン!
「此のたびの(佐竹)義重つもり違ひまいらせ候、たたいまは後悔候…さりながら、
いよいよ打ち替るまじきよし、けん信も同意に思いまいらせ候…返々、そのくち敵の
表裏に乗られ候ハバ、たしかに綿で首を絞めべく候か、女き(騎?)二入り候とも、
御分別へく候…かしく」
天正2年 閏霜月廿四日 えつちん(越後陣)より けん信(花押)
[奈良文書・越佐資料5-280・新潟県史3266]
この「女き」は、どうやら「女騎」らしく、平安末期の加賀国衙文書にある(日本の中世4・中央公論社)らしい。
上の文を訳すと「佐竹義重との思惑違いも、いまは後悔しています。しかしながら、
これ以上(関東勢)が異心をすることはないだろうとする意見には、わたしも同意します。
…(ワカラソから中略)…それにしても、敵(たぶん北条?)の表裏(謀略)に乗れば、真綿で首を絞められる
のです。女武者でも、そのくらいの分別はわかります。かしこ」
おそらく、宇都宮広綱の正室(少将どの)宛の書状です。
女性への書状だから「かしく」と思われますが、女騎(女武者)の記述は
気になるところです。少将どのは、のちに宇都宮の尼将軍と呼ばれた人物ですが。