06/05/19 04:12:09
志の輔以前と以後では、協会の人間の扱いが違うんだよな。
左談次やぜん馬なんかは、協会の人間も力を認めている実力だが。
ところが、志の輔、談春、志らくというのは、認めていない人間が多いんじゃないかな。
寄席修業をしていないから、寄席芸人の醸し出す臭いが希薄で、
志の輔に対してすら「上手な役者さんが落語家を演じてるだけ」という扱い。
人気に対する嫉妬も半分あるんだろうけど、立川流のファンの評価基準と、
協会や芸協の同業者の基準は違う。志らく談春も「声が小さくて芸人の声量じゃない」。
立川流自体、総領弟子の文字助自体がリーダーシップがあるタイプではないし、
元々が余所から移籍してきたた弟子。
本来の意味での一番弟子である土橋亭は、さらに人望がなく統率力もない。
左談次やぜん馬や龍志や談幸、腕はあっても組織を運営したりとかというタイプではない。
合議制にしても、船頭多くして・・・だと思う。
けっきょく、談志が死んだら立川流を維持存続するメリットはないから、
よく言われているように、志の輔以前の弟子は小さん一門の人脈を頼って協会復帰、
志の輔以降の弟子は、各自がフリーとして食っていく感じではないかな。
これは志らくなんかも、談志が死んだら立川流は瓦解するに決まってるので、
自分は弟子を育てて志らく一門として独立してやっていけるよう布石を打ってると明言してる。
志の輔、談春、談笑あたりで親睦団体としての立川流は残るかもしれないが、
団体としては求心力もなくなって有名無実になるだろうな。