05/08/09 18:26:22 2X/ZQkoO
~M3Pの大きな弱点であるフィーディングトラブル~
軍の要求はこうであった「多連装のタフで信頼性のあるショットガン」
軍の正式採用となればドル箱である。
既にハンドガン(M92F)を納入している実績もある、
「次はショットガンだ!」ベレ社も意気込んだ。
「OEMのベネリM3にボックスマガジンを取り付けたらどうだ?」
開発者の一言で直ぐに生産が始まり早くも数丁が試験納入された。
レミントンの870Pにあやかり正式採用になるようにとの願いが込められ
M3Pと命名された。
しかしそもそもボックスマガジンに対応していないレシーバーには無理があった。
強度が不足しており、酷使するとクラックが入る事が確認されたのだ。
一番の売りであったボックスマガジンも複雑な造型している為、砂が詰まり作動不良となった。
しかもマガジン上部のリップの強度も弱いくそれが原因でフェーディングトラブルを起こしてしまった。
当時のベレッタ社開発主査であった「ピエトロ・サンペドル」も後談で「あの銃は人生最大の失敗作だ、
当時、開発を急ぎすぎたベレッタ社の体質が最大の原因だろう」と述懐している。
(ナガタ氏の1995年Gun誌レポートより一部抜粋)