『斧マニア』 2本目at HOBBY
『斧マニア』 2本目 - 暇つぶし2ch485:おのじい
05/06/13 19:04:12 bgHMYbbF
旅行から戻ったところ、書き込み規制がかかっていてずっと書き込めませんでした。

見た目が雑でも熱処理が適切で大変具合のいい斧を作るメーカーもあれば、
きれいに仕上げてあっても焼きが不適切で使えない斧を作るメーカーもあります。

私の経験では、スウェーデン製の斧は全般にやや柔かいけど、十分使えました。
ドイツ製やアメリカ製は硬めのものもあれば、柔かいものもあります。
ドイツのスチール社やアメリカのスノーアンドニーリー社のものは非常に柔かく、
堅い木を切るとすぐ刃が潰れます。

日本製は硬い仕上のものが多く、乱暴に使うと刃こぼれするものもよくあります。

486:ムカル
05/06/13 21:04:55 aOuDMbnk
これですね。
URLリンク(www.naganosohsyo.co.jp)
ホルツブルクの製品は自分がはじめて持った大型斧でしたが、最初買ったのは
切れ味も研ぎやすさも抜群だったのに、二代目に買ったのはナマクラ。
それにこの会社の製品は、妙に柄の部分が重い。
自分が買ったころは青塗りの刃でしたが、現在は燻し銀ですか。

>>485
お久しぶりです。今度はどこ行かれたんですか?旅行行ける余裕があって羨ましい限り。

487:フォルター
05/06/14 18:33:51 SD6xKgYD
手作りの斧は物によってそんなにムラがあるとは思っていませんでした。
ムルカさんが買われた時も1代目と2代目では、見ためからして多少違う物だったんですか?
私は斧を買うのはこれが初めてでよく分からないんですが、刃を柄に付けるために柄を削ってあるんですが、無駄に多くの面積を削ってあったんですが、これは使う上で支障をきたしたりするんでしょうか?あと見た目も気になるんですが。

488:おのじい
05/06/14 18:39:59 20Vn+S77
旅行自体は短い国内旅行(営業)だったんですが、書き込み規制期間が長かったです。
とりたてて書き込みたいことも無かったので、規制が解けるまで放っておきました。

フルターフォッシュのフェリング、5年位前に買って、かなり砥ぎ減るまで使いましたが、
柔かめで研ぎやすい割には刃持ちが良く、悪くない斧だと思います。

欧米の斧には雑な仕上げのものが多いんですが、それと品質の良し悪しには関係がありません。
アメリカ製で最もナマクラで使い物にならなかったスノーアンドニーリーの斧は、仕上げは一番丁寧でした。

489:おのじい
05/06/14 18:49:45 20Vn+S77
というわけでフォルターさん、研いで使ってみるととても具合のいい斧かもしれませんよ。
見た目は、刃のほうは何度も研いでいるうちに最初の状態とはまるで違う味が出てきますし、
柄の方は自分好みに削り直す、という手もあります。
私の場合、柄が太すぎて握りにくかったので、少し削って使いました。

490:姫
05/06/14 18:50:13 KXYCFUCA
URLリンク(yaplog.jp)
遊びに来てください。

491:名無しの愉しみ
05/06/14 20:44:51
>無駄に多くの面積を削ってあったんですが
現物を見てないからナンとも言えないが
それは無駄、なのか?必要だから削ってあるのでは?
柄そのものの強度を出すためと、握る太さを確保するためでは無いか?

>あと見た目も気になるんですが。
何が、どう気になるのか、を書かなければ誰もレス出来ませんよ


492:フォルター
05/06/14 22:59:18 UF+qrBCH
おのじいさんアドバイスありがとう御座いました。

493:ムカル
05/06/15 00:36:31 AK5Vp6qG
>>487

ホルツブルックの斧、一代目は黒ペンキ塗り。二代目は蒼ペンキ塗り。
「見た目からして違う」部分はこれだけです。
なんだか相当その斧に不満があるそうですが、届く前はどういうもの期待していたんですか?

あと、私のコテハンは「ムルカ」じゃなくて「ムカル」です。
アイヌ語で斧の意。

494:フォルター
05/06/15 17:39:32 po3MaX2A
ムカルさんどうも失礼致しました。あと届く前はもう少しきれいな物を想像していたんですが、
斧の良し悪しは見かけで決まる物ではないという事が分かったので、これからはこの斧を大切に使っていこうと思います。

495:名無しの愉しみ
05/06/16 15:57:49
作家田淵義雄氏は日常使いの刃物として
小型の斧を持ち歩いているようですが
皆さんは雑用刃物どうしてますか?

496:おのじい
05/06/16 16:55:36 lr74DNnu
山に入るときの刃物は常に持ち歩く小型の折り畳みナイフの他に、
小型斧、鉈、大型ナイフのうち、どれかひとつ持って行きます。
作業目的で選ぶことも、その日の気分で選ぶこともあります。
大型斧は初めから木を切る予定があるときだけ持って行きます。
大型斧を持って行くときには、小型斧などは持って行かないことが多いです。

フォルターさん、何度も研いでいると、最初とはまるで違う雰囲気になってくるので、
気長に使ってみて下さい。
そのうち、もっと好みに合う斧が見つかったらまた買えばいいし。
幸い斧の値段は普通はせいぜい1万円台までで、ナイフに比べると安いものです。

ムカルさん、最初の斧は初代アクドール(ホルツブルグ)で、2本目がスタンレーの
ジョブマスターでしたかね?過去ログ見れないし、はっきり憶えていないんですが。

497:nao
05/06/16 19:53:37 RG6UADu6
URLリンク(uranai.am)
あなたの、モテモテ度をCHECKして見ましょう。

498:フォルター
05/06/16 20:02:13 OVu/LATp
この斧を大切に使っていきたいと思います。おのじいさん本当にありがとう御座いました。

499:名無しの愉しみ
05/06/16 21:03:39
>>495
折り畳みノコと鎌で困る事は無いな
鉈は孟宗の枝払いに使う位か
後はチェンソーや草刈機ばっかり

500:ムカル
05/06/16 22:39:41 2KuWapCp
>>496

では私の「斧暦」を詳しく記してみます。

1992年7月 アクドールの斧購入(切れ味は良い。一年ほど後、上京時に処分)
1994年6月 スチール社のチェンソー用斧購入。 現在も所持
1995年8月 アクドールの斧購入 (例のナマクラ。現在は無所持)
1997年6月 ハスクバーナーの斧購入 現在は無所持 
1998年6月 スタンレーのジョブマスターアックス購入 現在も所持
2002年6月 ニッチキャッチで両刃斧購入 現在も所持
2003年12月 古道具市で古い洋斧購入 柄を付け替え、現在も所持
2004年9月 グレンスフォシュの両刃投げ斧購入 現在も所持
2004年12月 古道具市でハツリ斧購入 柄を付け替え、現在も所持 

以上

スタンレーの斧は色は黒塗りで見栄えがよく、しかもちゃんと切れるので凄く気に入りましたね。
西洋斧は刃をケバケバしいペンキで塗ってあるのが非常に不満だったので。


501:ムカル
05/06/16 22:48:13
しかし初代スレは1年と二ヶ月で500、今回は10ヶ月で500。
流石に「多少は」回転が速いですね。

502:おのじい
05/06/17 18:46:52 VSfgxU4f
しかし、ここから1000まではかなりかかりそうな気がします。

私の斧暦は詳しく書こうにも数が多すぎ、自分でも半分以上は憶えていません。
買った数のうち、手元に残っているのは2割くらいです。
使い切ったもの1割、人にやったものが5割、2割はあまりに酷いナマクラのため、捨ててしまいました。

現時点で1番気に入っているのはブラックキャット(アメリカ製)とカウンシル(同じくアメリカ製)です。
材質(熱処理?)が素晴らしく、硬い木に力任せに切りつけても刃が傷まず、刃持ちは抜群。
決して丁寧な仕上げではないものの(特にカウンシルは粗雑)、力強い外見と造りです。

また、今一番興味があり、欲しいのはスタンレーのジョブマスターですね。

503:ムカル
05/06/18 00:23:04 YgcQwF5G
私以外にも、「スタンレーの斧がいい」と言っていた人が居ましたから、今手に入らないのは残念ですね。
グレンスフォシュのアメリカ式伐採斧も。

504:おのじい
05/06/18 19:27:44 fealVFHU
グレンスのは以前のレスを読むと、今後入手できる可能性はまず無さそうですから
興味も湧きません。
スタンレーのはまだ何かの機会に手に入るかも知れないので、興味があるんですよ。

505:ムカル
05/06/18 22:09:11 QD9HCOmK
ただスタンレー、柄の握り具合が硬いんですね。
素手で握ると豆が出来るのを免れない。
ま、それは付け換えれば済む話ですが。

506:フォルター
05/06/18 22:12:51 DHGFsW8j
一番良い斧の保存方法などはあるでしょうか?

507:ムカル
05/06/18 22:32:26 QD9HCOmK
何が一番良いかは知りませんが、錆びないようにしておけば問題は無いと思います。
地べたに放っておくのは問題外。

寒いときに急に使ったりすると刃が欠けたりするので、温めてから使うとよい、という話もある。


508:フォルター
05/06/18 22:46:09 VF6t9pMJ
どうすれば錆びなくなるんでしょうか?

509:名無しの愉しみ
05/06/19 00:54:59
壁に飾っておく、とかじゃなければ
防錆紙で包む、人造油を塗り新聞紙で包む
どっちも柄に油染みが出来るけど
柄から外し、頭だけグリスの中に埋め込んでおく、石灰の中に埋めておく
辺りですか、現実的なのは
もちろん、錆びる間もないほど使い込むって選択肢もあります(w

510:名無しの愉しみ
05/06/19 02:41:23
みんな親切だねェ・・・
刃物板あたりで「錆びないようにするには?」なんて質問したら
「自分で考えろ!」なんて叩かれまくりだったろうにw

511:フォルター
05/06/19 11:41:50 q6tCWAZj
どうもありがとう御座いました。

512:名無しの愉しみ
05/06/19 15:47:31
参考までに私の保管方法を。

自宅に置いている分は、厚いベニヤ板で「斧箱」(6本まで入る)を作り、その中に保管しています。
よく洗って汚れを落とし、防錆油を薄く塗るだけで、包装はしません。革製の刃カバーも外します。
これで1年くらい放っておいても錆びたことはありません。
屋内ならばこれで大丈夫なはずですが、小屋の中など湿気の多い所だと、もっとマメに手入れをしないと
雨の多い季節には錆が出ます。なるべく屋内に置くようにするのがいいでしょう。

東南アジアの友人宅に預けているものは、長期間使わないときはヘッド全体をエナメルで塗装します。
防錆油、グリースなどを塗っておいても凄い湿度のため、短期間に錆びてしまうからです。



513:おのじい
05/06/19 15:49:45 TAQfnP4L
512は私の書き込みでした。

514:フォルター
05/06/19 18:24:28 72zCfEyl
おのじいさんありがとう御座いました。

515:ムカル
05/06/19 22:39:21 sSnoVGX/
>>512
東南アジアはそんなにも湿気が酷いんですか・・・
タイでは、木造建築は50年程度しかもたないといいますね。湿気や虫害で。
法隆寺の1300年は別格として、100年以上の木造建築があるの知って驚いていたタイ人の話がある。
以前盛夏の台湾の安ホテルで、冷房入れれば寒くて眠れず、冷房切れば暑くて眠れない生き地獄体験したの思い出します。

>>514
ところで、何のために斧買われたんですか?薪割り用?

516:フォルター
05/06/20 17:04:06 CmI8uTRf
はい。薪割り用です。


517:おのじい
05/06/20 17:10:47 cy2MU2RM
山岳地帯の湿気は物凄いですが、低地でも雨期の湿気は酷いです。
はっきりした乾期の無いマレー半島、ボルネオ、スマトラなどでは年中かなり多湿で
カビや錆対策が大変です。モルタルの外壁には藻が生えて緑色になるくらい。

東南アジアのホテルではムカルさんの台湾旅行のような事態(冷房が効き過ぎ、調節ができない)
がよくあるので厚手のトレーナー上下などは必携ですね。
余談ですが、シャワーも熱湯か冷水のどちらかしか出ないことがよくあり、これまた独特の工夫
(浴槽に最初に水を、後から熱湯を張って適温にするなど)が必要になります。

518:ムカル
05/06/20 19:23:52 hoxCs5/R
だとすれば、東南アジア長期滞在には膨大な荷物が要りますなあ。
檳榔が好きなので各国巡って長期滞在したいけど、準備が大変だ。

519:おのじい
05/06/20 20:54:46
スレ違いになってよければ私の東南アジア長期旅行の装備一式を挙げてもいいですが。
斧を含めてもせいぜい20kgくらいのものです・・・って、やっぱり重いですか?

520:ムカル
05/06/20 20:57:21
どうぞおっしゃって下さい!



521:おのじい
05/06/20 21:29:55
ではお恥ずかしながら。内容に(特に衣類)変動はありますが、

バッグ2-3点:約(以下全て約)3kg
斧とそのカバー、袋一式:3kg
ジーンズ3本:2kg
トレーナー上下:2kg
シャツ、半ズボン、上着など衣類:3kg
下着上下5組:2kg
靴下5組:1kg
タオル3本:1kg
砥石2本とその容器、付属用品:1kg
小物一式(洗面用具、薬、懐中電灯など):1kg
カメラとフィルム:1kg
その他:1kg

かなりいい加減ですが、このようなものです。普通はもっと少ないことが多いです。
以前は現地調達方式(旅本でよく推奨されている)を採っていたこともありますが、
無駄に時間と労力を費やすので止めました。
出発時に全て揃えていれば、現地到着後すぐに行動できますから。
このうち身に付ける分が2kgくらいあります。



522:ムカル
05/06/20 22:17:37 hoxCs5/R
やっぱり衣類は大事ですよね。寒い国では当然だが、暑い国は汗をかいて汚れるのでまた必要になる。
洗濯するにしても現地の洗剤は効きが悪いから、それも持参しなくてはいけない。

ところで熱帯で巨木を倒すようなときは当然大汗をかいて喉が渇くわけですが、
まさか生水を持参するわけにはいかない。やはりミネラルウォーター買って持参ですか?


523:おのじい
05/06/21 19:05:50 1ias2edw
熱帯では、平地は暑過ぎてすぐに熱射病のようになるので、木を切ったりするのは難しいです。
あまり暑くない標高1000mくらいの所で、半日木を切って3-4リットル、1500m以上の涼しい所で
半日に2リットルくらいは水を飲みます。(冬の日本でも1リットルくらいは飲む)

普通はミネラルウォーターを持って行きます。生水を煮沸して冷ましたものでもいいですが、手間や時間を考えると
ミネラルウォーターが一番です。値段も1.5リットル入りで30円くらい(インドネシアの例)と、安いですし。

524:おのじい
05/06/21 19:15:41 1ias2edw
ところでフォルターさん、お持ちの斧は伐採や玉切り用で、薪割り用ではありませんね。
太い丸太を割るには薪割り専用の斧、極太の丸太や節だらけの丸太を割るにはクサビも必要です。
伐採斧だけで巨大な丸太を割る方法もありますが、かなりの技術とコツを要します。

ただし、細い木だけを割るなら、薪割り斧より伐採斧の方が扱いやすい場合もあるので、
(刃が食い込みやすいから)細い丸太やあらかじめ大割りした薪を買えば、お持ちの斧で十分でしょう。

525:ムカル
05/06/21 20:14:31
それだと水の問題は本当に死活問題ですね。一日に4Lとは。
そばに椰子の木でもあればいいが。南方に出た日本兵が生水に苦しみ、
高砂族の兵士に水を豊富に含んだ蔦の存在を教えられて漸く助かった、という話もよくわかります。
大汗をかくなら、塩の問題もありますね。体から汗と共に塩分が出てしまう・・・

「フェリング」なら確かに伐採用。薪割り用は「スプリッティング」でしたか。
でも最近は斧を買うのは大抵趣味の薪割り用、かといって売っている西洋斧の形は大抵が
フェリング。紛らわしいですね。

526:フォルター
05/06/22 07:35:52 mVaw97Gc
完全な知識不足でした。おのじいさんアドバイスありがとう御座いました。

527:age
05/06/25 06:17:36 BjAeB4HS
age

528:おのじい
05/06/26 16:08:11 cpD3uNSi
スタンレーのジョブマスター、どういう形(タイプ)なんですか?
ヤンキー型(デイトン型ともいい、ヘッドが平らで幅広い。最もよく見る形。)
ミシガン型(ヘッドは丸く山型になっている。幅はやや狭い。)
アメリカ製斧で日本で販売されているのはこの2つのタイプがほとんどですが、
(他にジャージー型やハドソンベイ型など色々あるが、日本ではあまり見かけない)
スタンレーはどれに相当するのでしょうか?お持ちの方、教えて下さい。

529:ムカル
05/06/26 22:51:11 R5vEReAQ
>>528
では答えさせていただきます。スタンレーの例の斧は明らかにミシガン型でしょう。
刃渡り12cm、足の長さ20cm、峰の幅は6cmで確かに丸みを帯びた山型です。
画像貼り付けられれば一番わかりやすいんですが、デジカメ持っていながらいまだに画像うpの
方法知らないもので・・・
斧の刃の形なら、洋書の翻訳書、「薪ストーブの本」に詳しく書かれていましたね。

ハドソンベイは、北米五大湖周辺の開拓民が使用していた、軽量で柄が長い斧でしたか。



530:おのじい
05/06/28 17:28:03 yh29AU3x
ムカルさん、ご回答有難うございました。
私の知る限り、現在日本に輸入されているアメリカ斧のほとんどはデイトン型で、
ミシガン型は扱っている所がありませんね。
通販でアメリカから直接買えば手に入らないことはないですが、ごく少数です。
たいていの製造元ではミシガン型もちゃんと作っているのに。

ミシガン型は頑丈さを保ちながら、ある程度の軽量化もできている、良い形だと思うんですが。
同じ刃幅ので較べると、デイトン型はミシガン型の1、5倍くらいの重量があります。

531:さっこ
05/06/28 20:39:26 k3Qh+sLJ
+++お得の情報満載の、高い支持を浴びているサイト+++
      ♪気軽にお越し下さい(^∀^*)♪
URLリンク(www.acport.com)

532:ムカル
05/06/28 21:20:01 573Hk9jT
しかし、ミシガン型では斧の峰で楔打ち込むときに難しいかもしれませんが。
デイトンとミシガンではそんなに重さの差があるのですか?
考えてみれば日本のハツリ斧も刃渡りと峰の幅は段違い。
あれで峰と刃渡りが同じだったら、とんでもない重さだろうに。

533:おのじい
05/06/29 17:13:46 smehPqrp
デイトンは厚みのある峰から刃先の手前にかけての部分が幅広いから、その分重くなります。
刃先に近い部分は薄いので、刃幅が広くてもそんなに重量は増えないのでしょう。
ミシガンより更に峰の幅が狭いのがハドソンベイで(写真しか見たこと無いんですが)、
刃幅が同じものなら、ミシガンよりもっと軽いはずです。

デイトンは身の厚さもやや肉厚のものが多いようで、ますます重くなるのでしょう。
私が持っている最大のアメリカ製伐採斧はデイトンですが、刃幅12cmで5、5ポンドもあります。
ミシガンだと同じ刃幅12cmのものが普通は3、5ポンドですから、かなりの違いです。


534:ムカル
05/06/29 20:28:31 cDek4Bdd
だとすれば、デイトンは薪割りと伐採兼用、ミシガンは伐採専用なのでしょうか。
デイトンは薪割りをするために重い、とか。

しかし私以外でスタンレーの斧持っている人間は、少なくとも二人はいるはず。
その人たちも書けばいいのに。

535:名無しの愉しみ
05/06/29 20:49:40
斧持ってても、常にこのスレをヲチしてるとはカギラナーイ

つか、頻繁に2chを見てるかどうかも・・・

536:名無しの愉しみ
05/06/29 21:59:43
>>535
そりゃあまあ、全国には斧持ってる人は万どころか10万単位で居る訳ですが。
小屋に昔の斧が錆びたまま置いてある、っていう人まで入れると100万人以上かな?

>>534さんの言う2人とは、このスレに「自分はスタンレーの斧を持っている」
と書き込んだ人が、今まで2人居た、ということでしょう。

537:ムカル
05/06/29 23:25:41
いえ、以前登山板で斧談義してウザがられたときに一人、そしてこのスレで一人、
スタンレーの斧所持者がいたもので。

538:おのじい
05/06/30 18:53:58 uobMJw6j
>>534
そこまでの深い背景は知りませんが、昔の映画や小説を見ると、薪割り専用斧ではなくて、
普通の伐採斧で薪割りしていますね。
薪割り専用斧がいつごろ出現したかを調べないと、その辺の事情は分かりませんね。

各メーカーでデイトンだけが最小サイズ(1.25ポンド)から巨大サイズ(6ポンド)まであって、
ミシガンは3.5ポンド前後のものしか無いのか、理由が知りたいですが、分かりません。
デイトンが汎用性のある形とされたからなんでしょうか?

539:http://www.geocities.jp/fox_mondai/
05/06/30 19:31:15 nSgqNi4g
たった5件の保守ageで、アクセス規制!?

540:ムカル
05/07/01 01:37:04 Z6Zw+0Pb
その映画や小説とは、やはりアメリカ開拓時代の話ですか?

やはり移動、入植などで家財道具を少なくするには、汎用性のあるほうがいいですからね。

541:おのじい
05/07/01 22:12:55 8K2bDGO2
あまり沢山は知りませんが、映像で見ると明らかに伐採斧で薪割りしているし、
小説の場合、薪を割る描写に使った斧を何かを切断するのにも使っているから、薪割専用斧では無いと思います。

鋸で玉切りされた丸太しか割りにくく、それ以外の作業(伐採、枝落としなど)には使えない薪割専用斧は、
割合新しい時代になって出現したのではないかな?と思うのですが、ちゃんと調べた訳ではないので、
これ以上の推察、想像は止めておきます。

現代ニュージーランドでは、伐採斧を薪割りに使う家庭の方が、薪割専用斧を使う家庭よりずっと多いのですが、
これには大割りされた薪を買って、それを小割りすることが多い、という事情もあるでしょう。
あまり太くない丸太や、既に大割りされた薪を割るのは、伐採斧を使った方が作業が楽なことは
試してみれば分かりますから。
ちなみにニュージーランドで売っていた、または見かけた伐採斧はほとんどがデイトンで、
(ジャージーも1回見かけた)ミシガンは全く見かけませんでした。

542:ムカル
05/07/01 22:54:02
映画の中で薪割りしている場面といえば、「コマンドー」の冒頭、シュワちゃんが
斧で豪快に薪割りしている場面。これは明らかにデイトンの伐採斧でしたね。
磨き上げた斧の側面に映る何者かの影!高まる緊張!そのときのシュワの表情がよかった。
あとは「チャタレイ婦人の恋人」とか、ホラーでは「悪魔の住む家」とか。
いずれも伐採斧でした。

西洋斧が現在のような形に成ったのはアメリカでの改良の末ですが、
アメリカでの改良の後、ヨーロッパ大陸や豪州、ニュージーランドのような
白人世界に順次広まっていったのでしょうか。

543:おのじい
05/07/02 16:46:31 hdKqD9PU
ニュージーランドはアメリカやヨーロッパの製品を輸入するだけで、自国では製造していないようです。
オーストラリアにはデイトン型に似た形の自国製品がありますが、輸入物も多いようです。

ヨーロッパの場合、昔からの伝統的な形のもの、アメリカ型(デイトンタイプ)を模倣したもの、
そのどちらでもない、新たに考案されたと思われる形のもの、など色々なタイプのものが製造されているようです。
アメリカの製品を輸入しているかどうかは知りません。

アメリカのメーカーはあくまでもアメリカで考案された形のものばかり製造しているようで、アメリカ製の
ヨーロッパタイプの斧は、写真やネットカタログの画像を含めても見たことがあちません。
こちらもまた、ヨーロッパの製品を輸入しているかどうかは知りません。

544:おのじい
05/07/02 16:47:39 hdKqD9PU
またしばらく書き込みができません。
それではまた。

545:ムカル
05/07/02 23:21:24
では続きは後日。



・・・季節営業の斧スレ。他の人のカキコを熱烈に希望します。
荒らしは堪忍ですが。

546:名無しの愉しみ
05/07/03 15:06:49
URLリンク(bbs.avi.jp)

これを拾ったんですが、これ、何に使う斧なんですか?
重さは約二キロです。
あと、柄をつけるとしたら長さはどれくらいがいいんでしょう。


547:名無しの愉しみ
05/07/03 17:54:34
>>546
参考マデ
URLリンク(dougukan.jp)
URLリンク(www.takenaka.co.jp)

↓コレが一番近いかな?
URLリンク(cscns.csc.gifu.gifu.jp)


548:名無しの愉しみ
05/07/03 18:02:37
どうもです。
鉞の一種ですか。
こいつで薪割ったり木を切り倒したりしちゃマズイですかね?

549:名無しの愉しみ
05/07/03 20:58:42
別に構わん、やりにくいだけ

550:ムカル
05/07/03 21:59:58 xTSso0zo
>>546

やはり丸太を削って角材にするための鉞、ハツリ斧ですね。
柄を付けるならばやはり90cm以上は必要。
これもまっすぐな柄より、湾曲した西洋式の柄のほうがいい。

これで木を切るのはただやりにくいだけかもしれないが、薪を割ったら刃を欠くかも
しれないので注意。



551:546
05/07/04 12:46:56
そうなんですか……あまり使い道なさそうですね

552:名無しの愉しみ
05/07/04 13:42:50
真の斧マニアならば、眺めてハァハァするという使い道もあるw

553:名無しの愉しみ
05/07/18 10:42:10 7XbGcjKB
あげ

554:名無しの愉しみ
05/07/18 14:06:23
     .___
    |    | |ぬるっぽー
  ∧_∧554.||
  <;;  >..  ||
  /    つ  ..| | コネ━━ヽ(`エ´*)ノ━━ヨ!!!!
 (__ `i ̄| ̄|
  |   |J     |
  nullP  ⌒  o


555:名無しの愉しみ
05/07/18 14:07:01
     .___
    |    | |ぬるっぽー
  ∧_∧555.||
  <;;  >..  ||
  /    つ  ..| | キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!
 (__ `i ̄| ̄|
  |   |J     |
  nullP  ⌒  o


556:名無しの愉しみ
05/07/24 20:24:49 Jbgady0j
あげときますよ
存続を望む方、誰か書き込んどいて下さい

557:ムカル
05/07/25 00:21:38 unOqme5l
また近所の雑木林があぼーんしてしまいますた。

558:おのじい
05/07/25 15:00:35 WEvqMRVC
またしばらくは書き込みできます。
雑木林がアポーンするのはうちの近所も同様です。
その度に、どうせそうする予定なら、ボランティアで全部伐採して短く切ってやるのに、
と思うのですが、明日には消し去る予定の林でも、1本の木も切ってはいけない。
当たり前と言えば当たり前ですが、不条理なものを感じます。

ところで、日本にもまともな洋斧を製造しているメーカーがあるんですね。
土佐の鍛冶屋さんにも頼めば洋斧モドキを作ってくれるところがありますが、
そのメーカーはちゃんとした生産ラインで量産し、自衛隊に納品しているそうです。
どんなものか、実物を見てみたい気がします。
中国斧よりはマシでしょうが、アメリカ斧などに劣らない品質かどうか?
合理的で使いやすい形状なのか?

559:ムカル
05/07/25 21:39:48 LOkjGv7x
アパート住まいの者が部屋から斧持ち出してカァンコォンとやれば近所からヒソヒソされますわなぁ。

ところで、その「洋斧」とは、完全な洋斧ですか?
刃にスジがなく、脚が短く、柄が湾曲した。

560:おのじい
05/07/26 18:33:06 Wot834rX
ホームページの画像で見ると、柄は完全な西洋型で、刃のスジはありません。
脚は普通の洋斧より短いくらいですが、(縦の長さ17cm、刃幅13cm)
シルエットは典型的洋斧というより、金太郎のマサカリみたいな形。
厚みはかなりありそうで、切斧と割斧の中間ぐらい。
伐採用にはやや厚みがありすぎる気がします。消防斧としての用途を想定しているのかも。
ヒツは完全な洋式です。鍛造で、ヒツは抜きヒツで作ってあるようです。


561:ムカル
05/07/26 23:15:39 W0S8D2vr
するとスチール社の「チェンソー用斧」の形に似ているかもしれませんね。
URLリンク(www.lcv.ne.jp)

ところで、ヒツの和式と洋式の違いはどんな感じでしたっけ?

562:おのじい
05/07/27 19:49:25 2VJ+puLk
スチール社の小型薪割斧に一番近い形ですね。厚みはそれよりやや薄いですが。

ヒツは、和式は長方形か台形、洋式は例外を除き細長い水滴形、と認識しているのですが、いかがですか?


563:ムカル
05/07/27 21:18:12 vQxVuMOX
そういえば和式は長方形、洋式は水滴型、洋式の両刃斧は楕円形でしたな。

スチールの斧は柄が短いので、木を倒すのには腕があまってしまって向いていない。
たぶんログハウス作りでノッチを刻むためのものでしょう。

564:おのじい
05/07/29 21:21:44 7i654zNX
アメリカのあるメーカーのカタログに、大きなヘッドに短い柄を取り付けたものが出ていて、
「周りの空間が狭い所で使用する」と説明してありました。(原文)
グレンスやスチールの切斧は大でも柄が短めでヘッドも軽めですが、それの説明
(こちらは日本語訳)によれば、切り倒した木の枝を払うのに用いるそうです。
では、伐採用の斧は?というと出ていなかったので、伐採はチェーンソーでやれ、ということかな?
と言うことでしょうか。


565:ムカル
05/07/30 00:23:00 wFJ0lj81
そういえばグレンスの「スカンジナビアフォレスト」は、柄の長さが60cm台でしたね。
針葉樹の枝払い用、と書かれていました。
「アメリカ式伐採斧」は、柄の長さが90cmはあったはずだが。

ところで、今度は大木を倒す話でもしたいです。
まず、倒す方向を決める際は、周りに人家、道路、電線がないかどうか確かめ、
ある場合はその反対方向に倒すことになる。
それらの障害物が無い場合は、やはり「倒しやすい方向」に倒すのですか?
木が傾いている方角とか。

566:名無しの愉しみ
05/07/30 07:15:12
>565
以前チェンソーの講習会で,営林署の職員から写真を見せてもらいながら教えて頂いたことです。
大木は基本的には「のこぎり」(チェンソー)を使用して作業を進めることになるのですが,木の傾き具合,つまり重心を見ながら倒す方向を決めると言うことでした。
この見極めを誤ると「のこぎり」が木に挟まってしまいます。その重心を見極めた上で,障害物のあるなしで方向を調整していくとのことでした。
また,「のこぎり」が挟まることを防ぐのと,方向の調整のため「くさび」の使用も必須と言うことでした。大木になればなるほどくさびを何枚も使用して作業を進めると言うことでした。私が見せて頂いた写真では,くさびを十数枚打ち込みながら作業を進めいてるものでした。
市街地で倒す場合は,障害物が多く倒す方向が限定されるので,ロープをかけて倒したい方向に引きながら倒す。または,グラッパーなどの重機使用です。

内容がスレとあっていませんがよろしくです。

567:おのじい
05/07/30 08:31:19 GAK3isuJ
私が実際に見聞、体験した範囲でいえば、以下のパターンがあります。

1:ロープをかけ、倒れそうになってきた時に倒したい方向にトラックや重機で引っ張る。

2:重心がさほど偏っていない場合、倒したい方向の反対側の大枝を一部または全部切り落として
   重心を望む状態に整えた上で切り倒す。

3:重心が偏っていて、望む方向に倒すのが不可能な場合、切り込みの位置を工夫することで
   倒れる方向を本来の傾きから左右45度、場合により60度くらい変えることができる。
   具体的にいうと、傾いている方向の左右真横に切り込みを作って倒す。
   障害物が少ない場合はその反対方向でなくても、障害物のある方向からずれればいいので、
   このやり方で十分。

市街地や民家に隣接した大木はどの方向に倒れてもまずく、倒れていい方角があってもあまりに
範囲が限定されている場合が多いので、先の方から枝を徐々に切り落とし、幹だけにしてから切り倒す。
それでも建造物に接触してしまう場合はクレーンなどで吊るようにして切っていますね。

ところで、斧は余程不注意な使い方でもしなければ木に挟まって抜けなくなる、ということはないので
大木を切り倒す場合でもくさびを使うことはまずありませんね。
実際にはその木から材木を得るのが目的で伐採する場合、最後まで斧だけで切ったりはしないでしょうが。

568:ムカル
05/07/30 12:49:18 cK3HswRA
確かに住宅地にある大木、特に電線が絡んでいるような大木を倒す際は
まず枝を全部落として裸にし、それから幹の上半分をクレーンで吊りながら注意深く伐って下ろし、
最後に下側に残った幹を引き倒していますね。

ところで、斧と鋸の併用、またはチェーンソーで倒す際は倒す方向をきちんと決めることが出来ますが、
斧だけでの伐採でちゃんと思った方向に倒せますか?私自身、二回ほど追い口の方向に
倒してしまったことがあるので。

569:おのじい
05/07/30 16:50:39 GAK3isuJ
確かに、受け口を広いV字型に作り、追い口は鋸やチェーンソーだけで一直線に切り込めば
追い口側には倒れにくくなりますね。
それはチェーンソーの無い時代から、追い口は最初斧で少し切ったあとは鋸で切り込んでいくのが
伐採方法の主流だったことからも伺えます。

斧だけだと受け口も追い口も広く切り開かないといけないので、重心のかかっている方向を読み誤った場合、
追い口側に倒れることも起こりやすくなりますね。私にも経験があります。
斧だけでの伐採においては重心のかかっている方向の見極めと、受け口と追い口の適切な位置と大きさの設定が
重要になりますが、実際にはなかなか難しい。
例えば、幹は右に傾いているが、大枝は左側に多く付いている場合、重心はどちらに偏っているのか?など。


570:ムカル
05/07/30 20:06:19 8VxvHeD2
よく
「背を幹につけて上を見上げ、枝振りをみて木が倒れたがっている方角に倒す」
などと言いますが、重心がはっきりしている木ならともかく、まっすぐに立っている木の重心も難しい。

それに「谷側に倒すと衝撃で材を痛めるので、山側に倒す」などといいますが、
木は大抵谷側に傾いている。これではどうやって倒せばいいのか。

571:おのじい
05/07/30 22:15:27 GAK3isuJ
まっすぐに立っている大木の下に立って見上げると、たいてい自分の方に傾いているように感じます。
圧迫感のせいでしょう。冷静にどちらに重みが掛かっているかを見れるようになるには相当な経験が
必要なはずで、伐採を生業にしていない限り無理でしょう。

いくらなんでも谷側に傾いている木を山側に倒すのは本職でも不可能なようで、横から切り込んで
斜めに倒すことによって、倒れる木にかかる力を逃がし、ダメージを軽減するというのが本当のようです。
これは何人かのきこりに聞いた話です。
木に登って谷側の枝を切り落とすことで重心を変えられる程度の傾きなら、切り込みの入れ方を工夫して
山側に倒すことも可能かもしれませんが。

また、傾いている先が谷でなくても、大きく傾いている木を、その方向に受け口を作って倒すと
勢いが付き過ぎて木口からのひびが深くなるので、横から切り込んで斜めに倒し、勢いが付かない
ようにする、という話も聞きました。

572:ムカル
05/07/31 22:48:27 hNJT+Bi9
追い口を次第次第に伐り込んで受け口に近づけていくと、木がピシピシと軋み始める。
それを聞きながら注意深く斧を入れる。ある意味非常にスリルがあるのです。

受け口を切りこしたようなところでパリッと裂けて繋がって倒れるか、
まだ相当距離があるのにいきなりバリバリ折れるか。

573:名無しの愉しみ
05/08/01 16:24:20
!heart

574:名無しの愉しみ
05/08/02 17:06:49 AAvbYlcd
>>572
その時が伐採のハイライト(クライマックス)と言えますね。木が大きいほどスリルと期待も大きい。
しかし、残念ながらその時間は非常に短く、伐採時間全体からみればごくわずかな時間。

それゆえ途中経過にもこだわることが、時間的にも気分的にも伐採の楽しみを増加させることになります。
例えばいかに段取り良くスマートに作業を進め、いかに美しい切断面を作り上げ、いかに計算通りに倒すか、など。

刃の研ぎ方(刃先角や刃線のカーブなど)などを色々変えながら切るのも面白い。
木の硬さや粘りが違うと、最適な刃先角や刃線のカーブも違うことが分かります。

575:ムカル
05/08/03 00:26:48 kbmM/vxl
受けと追いがつながり、バリパリ音を立てながらも実に静かに梢が傾く。
根と幹が完全に離れ、枝葉が地面にたたき付けられてザゥと鳴る。しばし後また静寂が訪れる。
この一連の瞬間に壮快感を覚えます。
さすがに刃の研ぎ具合まで私は吟味できませんが。


576:名無しの愉しみ
05/08/03 20:43:53
バリパリ音を立てながらも実に静かに梢が傾く。
根と幹が離れず、枝葉が隣の木に引っかかりザゥと鳴る。
しばし後また静寂が訪れる orz 

577:ムカル
05/08/06 01:29:49
明治初期の北海道では囚人の労働で新道の開削を行っておりました。
重い鉄球つきの足枷はめさせた囚人に、そのままの姿で岩をのけたり木を倒したりの重労働を
行わせるのです。
そんなとき、倒そうとした木が隣の木に引っかかって倒れなかった場合などは大勢の囚人をむりやりに
その木に登らせ、皆でゆすぶらせて倒したとの事。当然これでは転落したり最悪な場合、下敷きになったりとの
怪我人が続出します。
北海道開拓の恐ろしい一コマであります。

578:名無しの愉しみ
05/08/15 21:48:06 W+LAOJ2w
age

579:名無しの愉しみ
05/08/17 10:17:47 XkVnMpkt
age

580:おのじい
05/08/19 14:03:30 //w4HoiM
グレンスフォッシュのアメリカ式伐採斧、ついに発見。
と言っても買った訳ではなく、取り扱っているショップを見つけただけで、それもアメリカにある店。
それに、今も在庫があるかどうかは問い合わせてみないと分かりません。
「felling axe」で検索すると出てくるので、興味があったら見てみて下さい。

ヘッド重量4.5ポンド(約2kg)とかなり大きく、形はグレンスの切斧を幅広くゴツくしたような感じ。
値段は141.99ドルなので、手が出せない値段ではありませんが、送料がかなりかかるでしょうなあ。

581:おのじい
05/08/19 17:36:30 //w4HoiM
失礼、ヘッド重量は3.3ポンドでした。これなら扱い易い重量ですね。

582:名無しの愉しみ
05/08/19 23:57:03 M2FTqqCu
ああ、ついに見つけられましたか。あのメーカーのものは刃もそうだが柄の握り具合が最高なので、
手に入ればいいですな。

しかしあえて「アメリカ式伐採斧」と命名するというあたりは、現在でも欧州と米国とでは
斧の形が違うのですかね?

583:ムカル
05/08/19 23:57:53 M2FTqqCu
582は私です。

584:おのじい
05/08/20 18:21:31 pZAm+p5W
久しぶりにfelling axeで検索したら出ていた訳ですが(月に1,2回検索します)、
最近イギリスのいくつかの工具店がホームページを出していて、多くのブランドの伐採斧
(イギリス製やドイツ製)が出ています。
多くはヤンキー型で、カナディアンスタイルと表記されたりもしています。
大きさも大小さまざまで、見ている分には楽しいのですが、造りが良く形も魅力的なものが
多いので、あれもこれも欲しくなって困ります。

片っ端から買っていると、金額的にはそう大したこと無くても(ちょっと高価なカスタムナイフ
1本分の代金で10本や20本は買える)置く場所が無くなるので、慎重に検討します。

585:ムカル
05/08/20 22:43:11 QgPU1luM
まあ、斧のように荒っぽく使う刃物では、鞘や柄の装飾に凝ることはできませんから実用一点、
ナイフよりずっと安くなる。
しかし大型斧ならば普通のナイフの十倍以上の容積と重さがあるので、場所が無くなるというのは道理。
しかしおのじいさんはまだ「使える環境」であるから羨ましい。
私の場合は完全に宝の持ち腐れになってしまうから。

586:名無しの愉しみ
05/08/21 13:43:18
いやいや、私の斧も最近は稼働率が低いですよ。近場で使える場所がほとんど無くなったし、
以前のように長期旅行に出る用事も減ったので外国で使う機会も少なくなりました。
また、ここ2,3年に何本も買った巨大斧は、私の力では使いこなせないので当然鑑賞専用。
それはそれでいいと思うのですが、収納場所が問題です。
細長いコンテナをベッドの下に置けば8本は置けますが(1個のコンテナに斧2本入る)、
それ以上は邪魔にならない置き場所がありません。

587:おのじい
05/08/21 17:22:19 Uem7dpVu
586はもちろん私。
しかしながら正統派の、というか普通のまともな洋斧を作っているメーカーが(中国、日本、南米など、新しく模倣して
作るようになった国は除く)私の知る限りだけで30社近く、そのうち現在入手可能なメーカーが20社くらいはあるので、
1つのメーカーの斧を1本ずつ買うだけで部屋の中は斧だらけ。
気に入ったメーカーのはサイズ違いも欲しくなるので、余程吟味して買わないといけませんが、見かけは素晴らしくても
使ってみるとナマクラ、ということがよくある。

こんなとき実際に使った人の体験談が聞けると有難いのですが、薪割り以外でハードな使用をする人が中々居ないので
有用な情報は得難い。難しいもんです。


588:おのじい
05/08/21 18:17:40 Uem7dpVu
私が実際に買って使ってみた斧は16社の製品で、そのうち品質が良いと思ったのが6社、
ひどいなと思ったのが6社です。

589:ムカル
05/08/21 22:58:36 0GEh3mho
刃物マニアは周囲の理解が必要です。
こちらのスレでは家族関係や置き場所についての愚痴が色々語られている。
スレリンク(knife板)l50
私は普段は壁に立てかけておき、人を家に呼ぶときは押入れにしまい込む。
前に鉈を人に見せただけで引かれたことがあったので。親にも友人にも斧マニアの趣味は
カミングアウトしていない。アパート暮らしの斧マニアは辛い。

しかし一つのメーカーで各一本ずつ買うのでは大変ですな。本当に床が抜け落ちてしまう。
ところで、大型斧ではなくて手斧で品質がいいのは何処のですか?


590:おのじい
05/08/22 16:44:02 dRoa94DJ
画像ででもいいから、一度に全てのメーカーの斧を見比べることができれば、
類似した形の斧を作っているメーカーが何社もあるからそのうち1つか2つの
メーカーを選んで買えばよく、大した数は買わないのですが、買った後から
もっと魅力的な斧が見つかって欲しくなるので困るんです。

私の場合以前にも書いたように、質は良くてもあまり気に入らなかった斧は人に譲り、
(同じメーカーのサイズ違いを一度に注文したりして複数個買った場合も)
粗悪品は躊躇無く処分するので、保有数はそんなに増えません。

理想を言えば、国内に直接会える同好の士が何人か居れば、手放したい斧を譲ったりして
無駄が無いのですが。譲らない斧も見せ合ったりできて楽しいだろうし。
外国に持って行けば欲しがる人は結構いますが、あまりに重過ぎ、かさばり過ぎる荷物なので
いくらなんでも土産に持って行く気にはなりません。

591:おのじい
05/08/22 16:59:42 dRoa94DJ
手斧は大斧ほど大きな打撃力の掛かる使用はしないので、焼き入れ硬度については
それほどシビアに考えなくていいと思います。

自分の好みのデザイン、柄、サイズのメーカーのものを自由に選べばいいと思います。

592:ムカル
05/08/22 21:06:12 qxDcEQpY
まあ、幾ら外国であっても、斧を語れる同行の氏がいるのは羨ましい。
ところで、外国においては和斧や鉈は、どういう評価なのでしょうか。
ベトナム戦争の際に米軍が日本の鉈を重宝していた、という話を聞いたことがありますが。


593:おのじい
05/08/22 23:12:07 dRoa94DJ
面白いテーマですが、まず、外国に日本製の斧や鉈がほとんどありません。
熱帯諸国の人々にとっては高価過ぎるので、輸入することは無いし、
欧米人の国々は洋斧とマシェットやナイフを使うのでやはり輸入しない。
同じ大きさの斧で比較すると日本製はアメリカ製やドイツ製の2倍から5倍くらいの値段なので、
価格も日本製が売れない理由になるでしょう。
もちろん、趣味で買うマニアは別ですが。

私が持って行った日本製の斧や鉈を東南アジアの人が使ってみた感想では、斧は形態があまり
好まれず、使いにくいという評価でした。特に柄は評判が悪かったです。
鉈の方は重量バランス、丈夫さ、切れ味が賞賛されましたが、焼きが硬く研ぎ直しが難しいので、
素晴らしいけども扱いにくい、という評価でした。


594:ムカル
05/08/22 23:30:42 qxDcEQpY
柄に関しては、洋斧が一番ですよね。
日本のメーカーも早く真似すればいいのに。
脚の長さも、横に振るさいの使いやすさに繋がります。

ところで、東南アジアの鉈はやはり剣鉈のような先が尖ったものが主流ですか?
角鉈はありますか?

595:おのじい
05/08/23 18:49:21 +cPBmHaj
斧の時代は終わってしまったから、これから和斧の柄が改良されることは無いでしょうね。
薪ストーブ用などに、これから斧を購入する人も欧米製の斧を買えばいいし。

東南アジアの鉈はナイフ系、剣系、マシェット系など多種多様で、どんな形が主流、
というのはありません。
剣鉈をもっと薄く長くしてあまり鋭くない先端を持つ山刀が多いですが、主流と言えるほど
どこでも使われているわけではありません。
角鉈風のものもありますが、峰側も刃側も直角に裁ち落とした典型的角鉈はごく限られた地方に
あるだけです。

596:ムカル
05/08/23 20:16:08 rDUr1hYY
確かに斧の時代は終わりました。だからこそ盛り上がらない斧スレ。
しかしいずれ来る大震災に備えて、斧を脱出用に常備しておくのが得策であります。
最も、本当に利用する事態になるのは辛いが。

ところで、日本では「12月12日は山の神様の日なので、仕事は休む」
「山の神様は女で美女を見ると嫉妬するので、山仕事に女を連れ込んではいけない」
「変った形の木は山の神様の休み木なので伐ってはいけない」
などの言い伝えがありますが、東南アジアのほうではそのような伝説は無いのですか?

597:おのじい
05/08/23 22:32:20 +cPBmHaj
昔のアニミズムの時代には各地に色々な言い伝えがあったのでしょうが、キリスト教やイスラム教が
普及した地域ではほとんど消えてしまったようですね。

ヒンズー教のバリ島やインドには切ってはいけない神聖な木、というのがあるようですが、
それも現代の商業主義には抗しきれるものではなく、いったんその区画の伐採が決まれば
どんな木であれ残らず伐採してしまうのは日本と同じです。
神聖な木だから切らない、といって残してあるのは寺院の敷地だけ。

女性に関しては、女性の方が働き者な地域が多いので、女性が山仕事に行くのをおしとどめる
ような習慣は見聞したことがありません。

なお、以上は私にとっては疎い分野なのであいまいであることをご了承下さい。

598:ムカル
05/08/26 21:18:37
かつての日本では、木こり、猟師、鉱山掘り、牛方馬方などの危険な肉体労働をする者は、
とにかく「汁かけ飯」を嫌がったと申します。仕事に「味噌をつける」といって。
牛方のキャラバンが朝飯のとき、独りでも汁かけ飯を食ったものがいた場合は
その日の行程を取りやめ、滞在費や馬の餌代はそのうっかり汁かけ飯したものの負担になったとか。


一週間ほど休業しますので、続きは後日。

599:おのじい
05/08/31 19:33:46 p0xQ+pRd
さっき、アメリカのハリケーンのニュースを見ていたら、消防士が剣付消防斧で屋根を切り開いている映像が数秒間出ました。
消防士との比較からするとかなり馬鹿でかい消防斧で、映画「レオン」に出てくる消防斧の倍くらいありそうでした。
その巨大な(8ポンドくらいあると思われる)斧を慣れた手つき、腰使いで振っているのに感心しました。

しばらく前に一番お気に入りのメーカーのひとつ、Council社に直接注文して6ポンド、4ポンド、1.25ポンドの3個の斧を
購入しましたが、その6ポンドの斧よりずっと大きそうに見えました。

600:ムカル
05/09/02 02:41:01 FFGAOLyS
アメリカに台風が来ていたなんて知らなかった。丁度さっきまで台湾にいましたので。
台湾自体が台風で大荒れで、特急も飛行機もダイヤがボロボロで大混乱でしたからね。
テレビのほうでも放送の大半が台風情報に割かれ、他のニュースは無いに等しい。
今家に帰ってきて、溜まった新聞でアメリカの台風やバグダットのパニック事件知って驚いているわけです。
巨大な斧を操る消防士ですか・・・

なお、台湾で蕃刀買った話を刃物板の民族ナイフスレに書いたので、お読みいただくのも一興かと。


601:おのじい
05/09/02 20:07:22 4YQnPLRy
お疲れ様でした。読みました。レスは向こうでしときます。
来週から10日ほど留守にしますので、また書き込みできません。

602:剣恒光 ◆yl213OWCWU
05/09/02 20:32:12 BE:300983077-#
>>600
ありがとうございます。

603:ムカル
05/09/03 22:53:45 QF9bbGLG
台東市の郊外には「史前文化博物館」というなかなか見ごたえのある博物館がある。
そこで各部族の文化の展示をしておりましたが、台湾南東沖の蘭嶼島に居住するヤミ族の部門では
彼らが作る船、「タタラ」を映像とともに展示しておりました。
かなり大きな十人以上は乗れる構造船なのですが、船首と船尾がそれぞれ高く反り返っている。
この部分の板は、大木の根元の部分から斧で削り出した板で作るのですね。
山の中で大木を根から掘り起こしつつ伐り出し、丹念に板を削り出す。その映像はなかなかに面白い。
使っていた斧は、やはり柄が曲線的な斧でした。

604:おのじい
05/09/05 22:24:29 qEpMtnDP
その斧はアメリカ式など西洋型の斧なんでしょうか。それとも柄は湾曲させてあるが、
斧頭はその地方独特の伝統的な形なんでしょうか?

以前、外国で和斧が全く出回っていないことの主な理由は値段の問題ではないかと書きました(私個人の推察)。
しかし、たとえ伐採が斧で行われた時代に、アメリカ式伐採斧と和式伐採斧が同じ値段で入ってきたとしても、
使いこなすのに熟練とコツをより必要とする和斧は好まれず、従ってあまり普及しなかったと思いますね。

605:ムカル
05/09/05 22:30:27
ああ、すみません、「直線的な柄」の間違い。期待させてすみません。
刃のほうも、やはり西洋的ではない、長方形の形でした。

606:名無しの愉しみ
05/09/06 00:35:33
日本の植民地時代、或いはそれ以前の交易時代に持ち込まれた物のオリジナルか
そのコピーだろうか?
文化的に見れば14世紀以降海路で東南アジア経由で
陸路ではそれ以前から中国経由でインドやヨーロッパの技術が持ち込まれていても
不思議では無いと思うが

607:ムカル
05/09/06 02:06:10 QG0TbzRc
どうなんでしょうねぇ。
フィリピン北部のバタン島と、造船技術が似ているという話もあり、第一台湾先住民は
マレー系の民族だからその伝統が連綿と続いていると考えることもできる。
日本の刃物が影響を与えたかどうかはわかりません。台湾の刃物屋には、日本式の鉈は無かったです。


608:ムカル
05/09/06 22:34:55 wtoAJNTm
ヤミ族の銀加工について。ヤミ族は祭りの際、銀製の帽子を被って正装します。

URLリンク(nippon.zaidan.info)

609:あぼーん
あぼーん
あぼーん

610:小野 次郎右衛門
05/09/07 01:34:47
小野 次郎右衛門

611:名無しの愉しみ
05/09/07 12:46:22
>日本の刃物が影響を与えたかどうかはわかりません
書き方が悪かったですね、その映像に映ってる斧がどうか、ってコトです
台湾では製鉄加工技術が300年くらい前まで無かったような話も聞きますんで
中国辺りから輸入されたものを昔は使っていたのでは無いかと思われ

>日本式の鉈は無かったです。
これは当然かと
温帯の本州で主に使われている物より、亜熱帯の植生に対応した物になるかと
沖縄辺りで使われていた何とか言う(名前忘れた)山刀系の物が
主かと思われ


612:名無しの愉しみ
05/09/07 13:29:23 zhU34XBB
十数年前に、防災用にと購入した斧があります。
この斧について、ご存知のことがあれば教えてください。
柄の長さ70cmで CANADA  CARANT  CAN22528 の刻印
頭には CARANT 2 1/4 LBS の刻印 がそれぞれ有ります。


613:おのじい
05/09/07 16:57:25 ZF1L6spB
>>612
そのまんま、カナダのGARANT社製の斧。
2 1/4LBSは斧頭の重量が2 1/4ポンド(約1kg)という意味です。
CAN22528はおそらく製造番号でしょう。
形について書いておられないのでそれ以上のことは分かりませんが、
同社の3 1/2ポンドの「グリズリー」という斧はミシガン型でした。
刃の反対側がツルハシみたいになっていれば剣付き消防斧です。

614:おのじい
05/09/07 17:05:12 ZF1L6spB
日本式に近い形の鉈(角鉈)はスマトラ島の1部やバリ島など、熱帯にもありますが、
森に入るためではなく、竹や木を加工するために使われます。
角鉈がある地方でも藪払いのための薄手で長い山刀が別にあり、使い分けています。

615:おのじい
05/09/07 17:08:38 ZF1L6spB
>>612
あ、GARANTではなくCARANTですか?そうなら知りません。失礼しました。

616:612
05/09/07 18:00:24
>>613 
ありがとうございます。

昔の商標を見て、てっきりCと思い込んでおりましたが、
GARANTが正解でした。

此処に有りました。
URLリンク(extranet.garant.com)

617:おのじい
05/09/07 19:13:09 ZF1L6spB
>>616
それは写真を見る限りデイトン型に近いですね。
本来のデイトンはもっと全体に幅広いから、純デイトン型とも言えないですが、
少なくともミシガン型(頭が山形に丸くなっている)ではありません。

618:ムカル
05/09/07 22:35:30 3pydF9Sv
沖縄の鉈は「はたな」とか「やまんがらす」とか言いましたな。
沖縄は孤島なので鉄器文化に移行するのが遅く、八重山諸島では鎌倉、室町時代あたりまで
石器を使っていたとか。

台湾では、少なくとも隋の時代の記録では鉄製の刃物が存在したそうですが、
鉄が貴重だったので刃が皆薄くて小さく、貝殻や骨で補強してあったと。

619:名無しの愉しみ
05/09/08 15:53:53 XudN3HSJ
ハンドアクスと石斧を持ってます。

620:名無しの愉しみ
05/09/08 16:15:03 fXKHanQ8
昨年、何かの役に立つかとグレンスフォシュ社のハンター斧を
通販で購入しました。あの薄刃は物凄く切れますね。
ナイフ代わりにもなりそうです。

621:ムカル
05/09/08 22:50:35 m9fp9Kfg
>>620

そのハンター斧に、「斧の本」はついていましたか?
また、斧の峯は本当に皮剥ぎに使えるようになっているのですか?

622:おのじい
05/09/09 08:10:34 2vbxNkDg
アメリカのあるグレンスフォッシュ取り扱い店では、「斧の本」だけ単品で買えるようです。値段は$3.00。
グレンス本社が本だけでは売りたがらない訳ではなく、日本の販売店が不親切なだけのようです。
しかし、以前ムカルさんが高価な両刃投げ斧を買っても本が付いてこなかったのは酷かったですね。


623:名無しの愉しみ
05/09/09 12:55:38 QocNl7WV
【社会】 斧で知人を切りつける・・・福岡市中央区桜坂
1 :四苦八苦φ ★ :2005/09/09(金) 03:09:50 ID:???0
 八日午後九時四十分ごろ、福岡市中央区桜坂三丁目の歩道で、
女が通行中の近くの女性(50)をおので切りつけた。通行人が取り押さえ、
福岡中央署が殺人未遂と銃刀法違反の現行犯として逮捕した。
女性は頭やほおにけがを負ったが、命に別条はないという。

 調べでは、女は福岡県粕屋郡の無職(38)。
被害者の女性とは「顔見知り」と話しており、同署で動機を調べている。

URLリンク(www.nishinippon.co.jp)


624:ムカル
05/09/09 22:19:29 BQKtgZlD
>>622
グレンスは両刃斧もう買ってしまったから、ほしいのが無いんですよね。
アメリカ式伐採斧がまた出たら買うかもしれないが、手斧には興味がないので。

>>623
福岡なので、一瞬アレッと思ったりして。

625:おのじい
05/09/12 18:30:56 qiazZEHj
ムカルさんは今後買いたい斧がありますか?

私はもう、買いたい斧はほとんど買ってしまった気がします。
買ったことがない、実物を見たことがないメーカーもまだ沢山ありますが、画像などから大体の想像は付きます。
和式や北欧型の斧は好みではないので、最初から興味がありません。
グレンスのアメリカ式伐採斧には興味がありますが、送料その他でかなり高価なものになるし、手続きも面倒。
今後は今持っている斧を、観賞用を含めて使い込んでいく方向でいきたいと思います。

626:ムカル
05/09/12 22:37:56 tXKFDJJx
私の場合、欲しかった両刃斧も巨大なハツリ斧も手に入って、
自作の洋式の柄に挿げ替えてしまったので、もう物欲はないですね。
最も、古道具市に行っていい形の刃発見したらどうなるかわからないけど。

627:名無しの愉しみ
05/09/12 23:01:56 lHzt6q1d
URLリンク(plaza.rakuten.co.jp)
僕が運営しているHPです
ちなみに僕は、千葉県出身だけど
良かったら遊びに来てください!


628:おのじい
05/09/13 19:27:09 yMru+UIT
ほう、もうその境地に達しておられましたか。凄いですね。
私などどれほど無駄な時間と経費をかけてようやく今の心境になったか・・・
もっと早い時期に今持っている斧を入手できていたら違っていたかも。


629:名無しの愉しみ
05/09/14 16:07:10
チョ~伸治

630:ムカル
05/09/15 20:56:55 bvXqLhlY
西洋式のハツリ斧、ブロードアックスを欲しいと一瞬思ったことはありますが、
壁に立てかけにくい形なのでやめました。

ただ、物欲はなくても、「使用欲」はあるのですね。今の生活では大っぴらに木を伐ったり
薪を割ったりできない。

631:おのじい
05/09/16 16:19:20 g492liDV
使用欲はあるが使用する機会がなかなか無い、というのは私もです。
手斧や鉈ならともかく、大型伐採斧の出番などそう滅多にはありません。
外国へ行く機会がほとんど無くなったので、使う機会が稀になりました。

心ゆくまで伐採したかったら、林を1区画丸ごと買う、いわゆる「山買い」をするのが1番でしょうね。
今年の冬は、昨年遠縁の親戚が話していた、小さな椎林をまるごと買うという話を詳しく訊こうと思います。
地主への支払いは5000円で安いものですが、伐採した木をどう片付けるかが最大の問題です。
切り倒したまま放置して置く訳にはいきませんから。
知り合いの窯元に、薪として引き取ってもらうよう頼んでみようと思っているのですが、欲しがるかどうか。


632:ムカル
05/09/17 02:31:54 6phDhf0m
山買いでありますか・・・交通至便な山林なんか滅多にないだろうし、そういうところは高いだろうから難しいですね。
テント一式かついで泊りこんで斧振るうことになりますな。

ところで、椎はストーブの薪にはいいかもしれないが、窯焚きの薪にはいいのですか?
陶芸には、赤松が最適と聞きますが。

633:名無しの愉しみ
05/09/18 00:11:37
薪ストーブには落葉広葉樹が向いてるカト
椎のように油分がある物はフィルターや煙突にススが多量に付着する

634:おのじい
05/09/18 13:43:26 6m7icZAa
まあ、車で近くまで行けることが最低条件ですが。
大阪郊外の話ですが、知人が一山1万円で買った、と言って見せてくれた雑木林は
1ヘクタールくらいの広さで、しかも農道とはいえ車が横付けできる場所でした。
私の地元にそのような条件のいい物件があるかどうか分かりませんが、訪ね歩いて
探してみないことには見つかりません。

窯元も儲かって羽振りのいい所は松だけを使っていますが、たいていの所は薪にする
木の種類など選びません。家を解いた廃材でも使います。

635:ムカル
05/09/18 21:51:05 k7UtnrR1
そんな安い山林もあるのですか?
しかし交通の便以外に、生えている樹種でも値段は変わってくるでしょうね。

廃材では、釘が刺さっていたり新建材が混ざっていたりして、焼き物の出来に影響はないのでしょうか?






636:おのじい
05/09/19 20:15:50 TwsDx1+O
椎茸の原木のクヌギなど売れる木が主体の林や、銘木の大木が生えている林は高いようですが、
普通の雑木林は案外安いようです。竹主体や潅木の林はタダ同然のようです。

焼き物に廃材の釘は問題なし。後で焼け残った鉄類を掃除する手間がかかるだけ。
新建材はまずいようで、使うことはありません。

637:名無しの愉しみ
05/09/19 20:24:51
放置されてる山林だと、場所に関係無く切り倒してもオケだったりする
夏にエノキのデカイのを頼まれて切り倒したんだが(もちろんチェンソーで、だが)
所有者曰く、ハゲ山にしてもOKでつよ、ゴミもそのまま放置で
って事でした

冬なら菌打つ用に持ち出したんだが・・・

638:ムカル
05/09/19 21:44:55 l0hcQ+4A
竹は今は需要は無いですからねぇ。壁の小舞には使わないし、竹篭なんかは輸入品だし。
竹の割り箸売り出したら、結構売れるだろうに。

>>637
はげ山にしても結構とは怖い。しかし日本の気候ならはげ山にして20年もすれば跡地は赤松林になって、
マツタケが生えてよかったりして。
菌とは椎茸やナメコですか?以前ブナを切り倒し、ナメコの菌打ち込む映像見たことあります。


639:名無しの愉しみ
05/09/21 19:45:46
ヒラタケとナメコです

ちなみに、ウチの辺りでハゲ山にすると大抵は葛で凄い事になります(w

640:ムカル
05/09/23 01:11:04 58rLX+c5
北海道の場合、それまであった森林が山火事や伐採で破壊されると、真っ先に白樺や楊が生えます。

しかし白樺は柔らかすぎて建材にも家具材にもならず、せいぜい割り箸や楊枝にしか使えないので
林業関係者からは嫌われています。

641:おのじい
05/09/23 16:09:02
九州の低地の場合、松とともに雑多な種類の広葉樹がいっせいに生えてくるので、1,2種類の木が優占する
単調な2次林にはなりません。そして30年もすれば照葉樹林になります。
しかし近年は元々関東地方の原産である、非常に繁殖力の強いオオバヤシャブシが真っ先に生えて他の樹種を圧倒し、
純林を作る場合が多くなっています。ただしオオバヤシャブシは大木にはならず、寿命も短いので
徐々に他の樹種に取って替わられ、やはり30年くらいで照葉樹林になります。

642:おのじい
05/09/23 16:19:17 TF1tk5Z2
雑多な種類の広葉樹(落葉樹、常緑樹ともに)といっても、2次林によく生えて成長の速い樹種に
建材や家具材として優良な木はまずありません。
優良な樹種は数が少なく、しかも100年以上経たないと利用できる大きさにはなりません。
その点は北海道も九州も、そして熱帯地方も事情は変わらないようですね。

643:ムカル
05/09/24 01:34:33 FVQBlEiU
白樺の木は痩せ地に強くて成長が早い代わりに寿命が短く、せいぜい80年くらい。
陽樹なので跡継ぎの木も育たず、エゾ松や楢、桂の樹などに取って代わられてしまいます。
北海道中央部の美瑛町では大正十五年、十勝岳の噴火で発生した泥流によってそれまであった森林が破壊され、
跡地には一斉に白樺が芽吹いて白樺の純林になっている。前述のとおり白樺は木材としての価値は無く、
しかも生えている土地は大抵痩せ地で畑にもならないので農家にも嫌われる哀れな樹。
(ハルニレやタモが生えている土地は肥えて水はけも良いので、農家はこれ等の樹を喜びます)。

しかし都会からの観光客が白樺の純林をみて感動するので、このあたりは「白樺街道」として
観光名所になっています。
しかし噴火後八十年、そろそろ衰えが来ているはず。

644:名無しの愉しみ
05/09/25 00:24:02
観光名所を守るため町を上げて白樺の植林を・・・

って、ホントにやってそうだな(w

645:ムカル
05/09/25 13:53:02 IUc2o1nS
しかし白樺の純林を維持するためには、入り込んだエゾ松や楢の木も駆除しなければならず、
厄介ですな。
白樺は材が柔らかくて腐りやすいが、皮はしなやかでかなり丈夫。
ロシアには白樺の皮に書かれた古代文書があるとか。
油気が多くてよく燃えるので、焚き付けにはもってこいです。
田舎では、白樺の用途は薪が多い。火持ちはあまりよくないですが。

信州かどこかの山小屋で、主人がストーブに白樺の薪をくべたところが、
都会からの観光客がヒステリー起こした、なんていう話があります。
都会と田舎の意識の差・・・

646:名無しの愉しみ
05/09/26 14:20:52 9eqndF8b
URLリンク(www.rakuten.co.jp)

647:おのじい
05/09/27 18:26:31 Y88FEail
斧で木を切り倒す場合、
かなり硬い木でも木目が真っ直ぐなら刃の通りがよく、木っ端が素直に剥がれるので切りやすい。
さほど硬くない木でも繊維が捻れたり、大きなコブや節があったりすると刃が弾かれ、木っ端が
剥がれにくいので非常に切りにくい。
また、柔かすぎる木も刃が深く食い込んで挟まれた感じになるので結構手間取ります。
やはり硬過ぎず柔か過ぎず、粘りが無くて木目が真っ直ぐな木が一番切りやすいですね。

熱帯の木の大部分ははこの「切りやすい木」ですが、太短く曲がりくねった樹形になりやすい
日本の広葉樹は「切りにくい木」に属するように感じます。
しかし白樺は真っ直ぐで細長い樹形から、切り倒しやすそうに見えるのですが、実際どうなんでしょうか?

648:ムカル
05/09/27 20:50:16 FvMQjg/D0
十年以上前にアクドールの斧で伐った感触では、白樺は柔らかくて伐り易く、素直な樹です。
春先の白樺の幹に傷を付ければ、大量の樹液が滴り落ちます。
アイヌ民族はこの樹液をタッニワッカと呼び、薬草で味をつけて飲んだり、
野営で近くに水場が無いときは炊事の水にも使ったと申します。

南洋の樹は筋が通って伐りやすいのですか。
だからラワンなんかの樹を表面から「かつら剥き」にして、ベニヤに加工できるのですね。



649:おのじい
05/09/29 23:00:18 Uxxxx35e
南洋の木は板根がある部分を除けば切りやすいです。
温帯の木に比べて粘りがないものが多く、例えば黒檀のように重くて硬い木でも
細くすると簡単に折れたり割れたりします。
タモ、ヒッコリー、トネリコ、グミなどに匹敵する粘りを持った材は熱帯にはほとんどありません。
熱帯では一回の打ち込みで大きさが下駄ほどもある木っ端が剥がれ落ちるのは珍しくありませんが、
温帯の木ではあまり無いでしょう。私には経験がありません。

650:ムカル
05/09/29 23:20:17 pLTLPUV9
熱帯の樹はそんなに粘りが無いのですか?
それでは斧やその他道具の柄にはどんな樹を使っているのですか?

でも、だからこそ直径2mの樹でも一日で伐れるのでしょうね。
かつて古代の石材運搬用のそり「修羅」を復元するにあたって材料の樫材を日本中探し回り、
ようやく徳之島で直径1m弱の適材を発見。古代の生活を再現するため手作業で伐ろうとしたところが、
現地の老人達から「そんな樫は倒すのに二日はかかる」と注意され、日程を伸ばすわけにもいかず
仕方なくチェンソーで倒した、という話があります。

651:おのじい
05/10/01 19:16:27 6jsqEpXM
熱帯にも少ないながら粘りのある木があるので、それを柄に使っています。

日本の樫が粘りがあって繊維もひねくれていて切りにくいのは分かりますが、それでも直径1m以下なら
本職や斧を使い慣れた人なら1日以内に余裕で切り倒せるはず。
それに、本職ならば木を見ただけで所要時間が分かるはずで、他人に注意されて道具を急遽変更するようなことは無いはず。
おそらく斧などほとんど使ったことがない人が駆り出されたからそういう話になったのでしょう。
今日は本職の林業従事者でも斧で伐採なんてしないから、そういう展開になっても不自然ではないと思います。

652:ムカル
05/10/01 23:26:20 gzI2W/RV
その一件があったのは、昭和五十年代後半。まだ斧による伐採経験者が多い時代なんですよね。
しかし、生木とはいえ、樫は一日以内で伐れますか?鉋の材に使われているの見たらものすごい堅さと重さですが。
なお、その修羅の復元の際、「これは石材運搬用の橇ではなく、船である!」と主張する学者が一部にいたので、
証明のために水に浮かべようとしたところが、あっという間に沈んだそうです。

653:ムカル
05/10/02 13:15:20
すみません、昭和53年でした。
昭和五十年代前半ですね。



654:おのじい
05/10/02 18:40:09 t8FXfIJJ
私が引っ掛かったのは、古老に指摘されてはじめて1日では切り倒せないと判断した、という箇所で、自分で見て伐採に要する時間を
計算できなかったのはやはりその人々が斧による伐採の熟練者ではなかったからではないかと思わざるを得ません。

条件さえ揃えば、直径1mのカシを1日で切り倒すのはさほど難しくないと思いますが、その「条件」が揃わなかったのでしょう。
生えている場所の足場が悪い、幹が捻れたり瘤や節があったりした、1日のうちに切り倒すだけでなく、運搬できるように
加工しなければならなかった、など。
ただ切り倒せばいいのなら斧を扱い慣れた大柄な男がアメリカ式伐採斧を使えば1日以内に切り倒せないことはないでしょうが、
小柄な人が和式伐採斧を使ってだと1日では無理かもしれませんね。
自ら実験したいところですが、日本で切り倒してもいい直径1mの樫を探すのは不可能なので、できないことにしておきましょう。

なお、完全に乾燥していない広葉樹は普通水に沈みます。
広葉樹材が乾燥するとき、まず著しく収縮して体積を減じながら水分が抜け、ある程度乾燥したら収縮は止まって、水分が更に抜けます。
だから、半乾きの材は依然として水に沈むほど重いのです。

655:ムカル
05/10/02 20:58:43 w7q2RtCY
なんだか、和斧が改良されなかったことが悔まれる話ですな。
1mの樫は、確かに貴重品で切る事は出来ない。
鉋の台だの木刀だの家具材だの、色々需要は有る樹なのに、人口植栽はしないのですかね?
屋敷林に混ぜて植えるのがせいぜいですか?

656:おのじい
05/10/03 17:18:10 XDcF0GsC
樫は特定の需要はあるものの、建築材ほど大量に使われるものではないので、今のところ
野生の天然木だけで十分な量があるのでしょう。
また、用途が硬さと丈夫さを特に必要とするものなので、一般的に人工的に植栽され、
早く育った木は硬さや粘りが不足するので歓迎されないかもしれません。
ある木刀製造業者の話では、木刀の材料となる樫、イスノキ、ビワなどは天然ものだけを使用し、
庭や畑で栽培された木は使わないそうです。強度がまるで違うそうです。

657:おのじい
05/10/03 17:29:02 XDcF0GsC
大阪郊外の、ツルハシ、鍬、斧などの柄を専門に製造している業者も山奥の木と農村など里の木は
質が違うと話していました。その業者は昔は自分で山に入って樫の木を選んで切り出し、
製材して乾燥させたものを材料にしていたが、良い天然木が近場に無くなったから遠方から買うように
なったそうです。それでも本当に質のいい木は少なくなった、と語っていました。

658:ムカル
05/10/03 22:19:41 INIxODPN
北海道でも、洋樽や家具材によく使われるミズナラの樹は、人工植栽は聞いた事ありません。
戦前は欧米に「ジャパニーズオーク」として大規模に輸出されたそうですが、最近では資源も
枯渇しているとのこと。エゾ松や落葉松は幾らでも人工植栽しているんですけどね。

人工植栽が強度が無いといえば、実家の庭の隅にある黒松は、土地が肥えすぎているためか
枝がヘニャヘニャです。

659:ムカル
05/10/08 22:55:05 M4UvDoKc
さっき「世界ふしぎ発見!」で、アマゾンのジャングルで水に浸かる朽木を斧で割り、
中から巨大フナクイムシ取り出して生で食う映像がありました。
せめて火を通して欲しい・・・

そこで使っていた斧は、角の面取りはしていないミシガン型で、柄はまっすぐでした。


660:おのじい
05/10/09 17:07:11 A39Y3FVP
見ておられましたか。
私の目には、刃はミシガン型に似ていましたが、頭は厚くなっておらず、横壁と同じ厚さのように見えましたが。
典型的な南米スタイルの斧だな、と思って見ました。
南米の斧はツルハシのように柄を嵌める方式なので、柄はまっすぐでノブの無いものにしかできないのでしょう。

写真で見た古い昔のヨーロッパ式伐採斧もツルハシ式になっていたように記憶しています。
とすれば、南米の斧は北米で改良されたものが入ってきたのではなく、スペインやポルトガルから直接入ったものが
あまり変化せずにそのまま残っている、と想像されますね。



661:ムカル
05/10/09 17:21:34 Ls99PSPh
ツルハシのようにはめ込む、と言うことは先のほうからではなく、
元のほうから(握るところから)はめ込むのですか?

先日NHKで放映されていた南米移民のドラマ、「ハルとナツ」、原始林を開拓する場面で
伐採シーンがありましたが、斧の形はわかりませんでした。


662:おのじい
05/10/09 20:04:59 A39Y3FVP
そうです。ヒツが大きくて幅広の楕円形になっていて、元のほうから差し込んで、
先の太くなっているところで止まる方式です。
普通の洋斧のように着柄できないこともありませんが、ツルハシ式が一般的なようです。

「ハルとナツ」の斧は和式伐採斧(土佐根切斧などの)に見えましたが、何しろ1瞬しか
見えなかったので断定はできません。
ドラマ中に出てきた昔の写真で、地上4-5メートルのところで切った切株の横に数人が立って
記念撮影したものが出ましたが、あの切株は相当大きかったですね。

663:ムカル
05/10/09 20:30:18 Ls99PSPh
しかし一家はほとんど身の回りの品のみ持って海を渡ったわけですから、
和斧を使うのは妙ですね。現地ブラジル式斧を使うのが正当。
一瞬流れた、巨大な切り株の写真は、やはり板根を避けて伐ってましたな。
その部分でも、直径3mは優にある。安定が悪い場所で斧を振るうのは危険だし、
倒れる時になっても逃げ場が無い。恐ろしい。

ところで移民といえば、和歌山あたりの山村や漁村では、戦前北米への出稼ぎが
盛んでした。彼らは言葉の問題が少ない漁業や林業に就き、金が貯まったら帰国するのが
一般的。
帰国者によって、西洋式の柄が広まる事は無かったのでしょうか。
製材用の北米式縦引き鋸を持ち帰った人がいるので、妙だと思って。

664:おのじい
05/10/09 21:10:49 A39Y3FVP
ごもっとも。本当は和斧など使ったはずが無いですな。。
まあ、中には日本から斧を持って行った人が居るかもしれませんが。
しかし和斧であれ南米斧であれ、ちゃんと切斧を使ったのは日本製のドラマとしては立派。
他のドラマや映画の中で、薪割斧で伐採する(真似の)シーンを何度見せられたことか。

金が貯まって帰国する時は・・・やっぱりもう使うこともない斧などほったらかして、
貯めたお金とお土産だけ抱えて帰ってきたんではないですかな。鋸を持ち帰った人は偉い。

665:ムカル
05/10/09 22:01:41 Ls99PSPh
しかし開墾のシーン、よく映像化できましたね。
昨今は自然保護団体がうるさいので、樹を倒したり焼き払う場面は再現しにくいらしいんですよ。
「ロードオブザリング」の最初のほうに森の大木を次々と倒す場面があったが、
あれも一本の木を様々な角度から撮り、何本もの樹を伐っているように見せた、と
いいますから。

666:名無しの愉しみ
05/10/09 22:10:50
宅地開発や道路整備でバッサッバッサッと切り倒されてもいるから・・・

>>663
持ち込まれはしたが、普及しなかったのでは?
開国以降、ストーブ等薪が必要な物も結構な量が輸入されてるし
輸入業者も当然売り込みをかけたりもしただろうケレド
国内では流通していない辺り洋式の柄であるメリットが無かったか、理解されなかったカト

667:ムカル
05/10/09 22:26:54 Ls99PSPh
もったいないですね。
西洋式の樽はその有用性(丈夫で、運びやすい)ことが認められて
すぐに普及したのに。

668:おのじい
05/10/11 16:24:29 WxGidXQ1
戦後移民して、お金を貯めて帰国、っていうことは戦後かなり経った時代の話ですね。
その頃はもうチェーンソーが使われ始めていて、伐採斧は使われなくなっていった時代。
ならばもし洋斧が持ち込まれたとしても普及しなかったのでは?

669:名無しの愉しみ
05/10/11 20:44:35
同様の事が上に出ていた洋ノコにも言える
普及はしなくても当時の物の5~6本は普通に残ってるものだろう、持ち帰っていたら

移民以前の明治以後100年近くもカレーや機関車等と共に輸入普及する事も十分ありえる話
鉋が昔は中国式の一枚刃だったが(鰹箱などに残ってる)
洋鉋の輸入以後(明治中期頃らしいが)それを参考に改良され現在の二枚刃に変わったとか
軽井沢などの外国人向け地域なら当然建築の監督関係者は外国人で
そちらの方向からの普及も十分にありえた話

670:名無しの愉しみ
05/10/11 20:47:50

送ってしまった・・・

今も鉈が使われボウイナイフやマチェット類が無いのと同じく
日本国内で使う分には今の形がベストに近い物、と考えたほうが妥当だと思われ

671:名無しの愉しみ
05/10/11 20:49:51
>明治以後100年近くも
江戸以降100年だな・・・
連投スマヌ

672:ムカル
05/10/11 23:08:55 ZuNkPpcA
ただ、和歌山の移民が金ためて帰国していたのは、すでに大正や昭和初めなんですよね。
農文協から出ている『聞き書き 和歌山の食事』と言う本。これは「日本の食文化全集」として、
日本全国の食生活を、戦前を現代として再現した物ですが、その中に和歌山の「アメリカ村」の話がある。
「旦那さんは食卓にトメイトゥ(トマト)もコーヒーも無いのを寂しがる」とありました。
戦前からすでに帰国していたようです。明治期の移民が帰国したのでしょうか。

また、例の巨大鋸は昭和六十年ころ出版された『日本』という分厚い事典。日本の伝統文化を網羅した本に載っていました。
婆さんが長さ3mはあろうかと言う鋸を持って、「祖父が北米で使っていたソーゥです」と語る。
この本には他に福島県の木地師が「マガリヨキ」という、足が曲がった形の和斧で倒した大木から直に
こね鉢の原型を削り出したり、桶屋が曲がった鉈で桶の原型を割り取る写真がある。
物凄く読み応えがあります。

673:おのじい
05/10/12 18:27:17 8fL4rXSL
となると、ある用途に使う道具が既にある場合、余程かけ離れて優れていない限り、
外来の道具を使うことは無い、ということですか。

どちらも使ったことの無い初心者が和斧と洋斧を使い比べたら、たいていは洋斧の方が
使いやすいと言うようですが、(特にカーブしていてグリップエンドにノブが付いている柄)
長年和斧を使い慣れたベテランが洋斧を渡されても使いやすいとは思わないのでしょうね。

674:ムカル
05/10/12 23:37:37 UPYCsMkP
しかし足の長い和斧と比べて、洋斧はガクッとぶれることが無いから使いやすいはずなのに。
柄の持ちやすさはいうまでもないし。

習い性はある意味残念ですね。

675:名無しの愉しみ
05/10/13 20:04:25
>習い性はある意味残念ですね。
いや、昔の人は手作業が大前提なので道具は使って具合が良ければ使うし
具合が悪ければ使わない、ってだけ
無駄にコダワル人は少数派、多くの人はとても合理的
柄なら買わずとも自分で作って検証することだって可能なのだから
年間に数十(数百?)伐採して行く過程の能率、効率、疲れるか、をトータルで見て
使い続けるかを判断した結果、だと思うよ

外国の事は知らないが、チェンソーが普及しておらず斧が現役の地域で
いわゆる洋斧のあの形状の柄の普及率はどんなもんなんだろね?
日本が特殊で海外では広く大量に作られ使われているのか
日本のような形状の物も多く使われているのか
明確なアドバンテージがあれば大戦後60年も経過して自由貿易が行われているんだから
駆逐されていても変では無いと思うが

676:おのじい
05/10/14 16:15:39 7+olgbLk
洋斧の柄としてイメージされる、強く湾曲した柄はアメリカで考案されたもので、現代のような形が
完成したのはかなり最近(19世紀後期)のことだとされています。
それ以前のアメリカおよびヨーロッパの斧の柄は直線的か、ゆるやかに湾曲したものでした。
一方、日本の斧もそれが現役だった時代のものを見ると、全くの直線ではなく、微妙に湾曲しています。

今は日本でも欧米でも斧は柄付きで売っていて、使い手がわざわざ自作の柄に交換することはまず無いので、
本当にその柄が使いやすいと思って使っているかどうかは知る由もありません。
戦後日本で和斧に曲線柄を付け替えて使うことはまず無かっただろうし、逆に洋斧に直線柄を付け替えて使う
ことも無かったでしょう。
私は日本のあちこちの農家などで百本を越す斧を見ましたが、そういう例を見たことはありません。

斧が現役で、柄を自作することが普通な地域(主に発展途上国)の例を見ると、ゆるやかに湾曲しているか、
またはほとんど直線で、握りの端はやや太く作ってあることが多いようです。

677:ムカル
05/10/14 22:00:33 3ZNCRbnk
昔は斧は鍛冶屋が作って刃のみで売っていて、柄は「棒屋」という柄専門の業者が作ったのを買って差し込んでいたんですよね。

>本当にその柄が使いやすいと思って使っているかどうかは知る由もありません。
実際、スチールのチェンソー用斧の柄は湾曲がきつ過ぎ、柄も短くて使いにくいです。

>>675
あなたはどんな得物持ってますか?

678:おのじい
05/10/15 20:28:22 T2Pq8uNC
今でも刃と柄は別の業者が作っていて、刃を作る業者が柄を買ってすげるのが一般的なようですね。

前にも書きましたが、アメリカでも同じ刃に曲線柄と直線柄の2つのバージョン(直線柄といっても
太さには変化があり、ノブが付いていて日本式の直線柄とは異なる)を用意しているメーカーが多く、
同じサイズの刃にいくつかの長さの柄を揃えているメーカーもあります。
柄の形や長さは使用者の好みや使用目的によってさまざまである、ということでしょうか。

679:ムカル
05/10/15 21:25:12 iSmhamr2
以前読んだリンカーンの伝記か何かに、リンカーンが使っていた斧の柄の写真が載っていました。
湾曲は浅かったように記憶しています。
ただ残念なのは、サイズが書いていなかった事。身長190cm以上で斧使いの名人だった彼の
愛用の柄の長さが知りたかった。

680:ムカル
05/10/18 00:24:21 DadmDSZC
NHKで、北米のビーバーの生態を放映していました。

ビーバーは歯を使い、直径30cmくらいの樹は一時間で倒してしまうとのこと。
切り株は、まるでノミで削ったようなきれいな歯の跡がついていました。
しかしもちろん、受けと追いをいれて倒すのではなく、周囲全体から均等に齧り取り、
倒している様子。これでは倒す方向をコントロールできず、ビーバー自身が下敷きになる
危険性大であります。

681:名無しの愉しみ
05/10/18 01:58:15
実況スレでも「倒れる木の下敷きになった奴もいるんだろうな」っていわれてましたね。

682:おのじい
05/10/20 21:08:01 55iQmxwi
高山地帯の山羊もよく崖から落ちて死ぬようなので、ビーバーもしくじる者がいるかも知れませんね。

ムカルさんは正しい知識を得た後に初伐採を行ったので受け口、追い口とちゃんと作られたようですが、
私の場合、初めの頃は何も知らずにやみくもに切り倒そうとしていたので、自然とビーバー式、つまり
周囲から均等に切り込んでしまい、倒れる方向は予測できないことが多かったです。

683:ムカル
05/10/20 22:03:05 syjG62dR
うわ・・・それは・・・最初はどれくらいの大きさの樹を倒したんですか?
直径20cm以上で倒し方間違ったら、命にかかわりますからね。
北海道の開拓時代でも、士族出身の入植者はなれない伐採作業のため、下敷きになって
死ぬ者も多かったと聞きます。

幸い北海道の図書館には開拓時代の生活を書いた本も多かったので、
それ読んで受け口と追い口は覚えました。
おのじいさんの周囲に、伐採に詳しい人、又は詳しい書物は無かったのですか?


684:おのじい
05/10/21 18:49:37 o2f4C3RU
いや、大昔のことで、せいぜい直径20cmくらいの木をやみくもに切っていただけです。
しばらくしてから受け口、追い口のことを知りましたが、いい加減に切っていたので
倒れる方向は依然として予測付かず。
伐採に詳しい人?いなかったです。書物?無かったです。
外国に行くようになって、現役の斧使い達に出会うまでは正しい切り方は知りませんでした。

685:ムカル
05/10/21 22:10:46 Q6IrA8fO
童話なんかの挿絵で木を切っている場面でも、大抵はただ一つの向きに切り込んでますね。
これでは倒れる前に裂けてしまう・・・

ところで、追い口と受け口を切り込んで倒す方法は、世界共通なのでしょうか。


686:名無しの愉しみ
05/10/21 22:59:00 o2f4C3RU
追い口と受け口を作るのは石斧を使うニューギニア高地人でもやっていたので、
世界共通とみて間違い無いんではないでしょうか。

切った木が倒れる時、一番怖いのは、木の上のほうの枝に太い蔓が絡んでいて
バレリーナのようにくるくる回りながら倒れること。
こうなったらまさに倒れる方向が分からなくなてしまいます。

687:おのじい
05/10/21 23:03:04 o2f4C3RU
次に怖いのはやはり蔓が絡んでいて、隣の木をへし折りながら一緒に倒れること。
倒れる方向の予想を誤って、根元が逆戻りしながら倒れるのも怖いですね。

688:ムカル
05/10/21 23:03:36 Q6IrA8fO
かかり木も怖いし、受けの方向に正常に倒れたとしても、いきなり切り口が
自分の方に突き出してくることもある。それも怖い。

689:おのじい
05/10/22 18:54:22 mPATpGV4
今日、最近柄付けした5.5ポンド(2.5kg)の斧で以前切り倒した栗の切り株を根際から切ってみました。
5ポンドまでは何とか使えたのですが、5.5ポンドになると重さに振り回される感じで使いこなせませんでした。
もっとも、5ポンドなら使えると言っても、それは2時間以内の話で、1日中使えるのはぜいぜい4ポンドまでです。

消防斧や競技用斧が巨大なのは、それらを長時間振るい続けることは無いからなのでしょうね。
欧米各国の斧メーカーのカタログにラインナップされているのが普通最大5ポンドまでで、大型伐採斧としては
3.5ポンドが一番よく見られるサイズであることから考えてもそう思います。

690:ムカル
05/10/22 20:51:05 C/Z1vZia
栗の樹は腐りにくいから大変でしょうね。白樺はすぐ腐り、伐って数年で腐りはて、
蹴っただけで引っこ抜けます。

そういえば、斧の葉の反対側が鍬になった道具がありますがそれは持ってますか?
こんなの。
URLリンク(www.engei-leevalley.jp)

691:おのじい
05/10/22 22:26:47 mPATpGV4
pulaksi axe ですか?
オーストラリアを旅行したときに売っているのを見たことがありますが、買いませんでした。
これは斧がメインでそれに鍬が付属した形ですが、鍬がメインで反対側が小さな斧になっているのもあります。
日本製ではハンマーの反対側が小さな斧になっているのを見たことがあります。

692:ムカル
05/10/22 23:05:49 C/Z1vZia
グレンスの「薪割り槌」も、刃の反対側が楔打ち用の槌になっていましたね。

樹の伐採法に話を戻すと、甲州には樹に大穴をあけて貫通させ、それから
左右の残っている部分を伐って倒す方法があったとのこと。これも芯が抜けるのを防ぐ工夫です。


693:おのじい
05/10/23 15:15:52 D7vwKkld
大木をその方法で伐るには物凄く足の長い斧を使わないといけませんが、それでも直径2mくらいになると
もう不可能でしょう。足の長さが1mもある斧など想像できませんし、あっても普通の方法で振れる訳が無い。
やはり長い柄を付けた大きな鑿か何かを使ったのでしょうか。

日本の初期の鉄斧は刃の反対側がソケット状の袋になっていて、それに長い柄を嵌めてその端を叩いて使う、
巨大な鑿のような物だったらしいですが、甲州の伐採法はその古代式伐採法の変化したものかも知れませんね。


694:ムカル
05/10/23 21:35:40 OYOstxfj
まあ、鼎伐りのようにして、2方向から何とか伐りこんでいたんでしょうね。

ところで、巨大なノミのような斧とは、二年ほど前あなたが始めて登山板に現れた頃に
語っていた、法政大学出版局の「ものと人の文化史」に載っていたものですか?
あの本には、古代の斧を復元して、それで杉の樹を倒す実験が載っていましたね。
秋葉原から総武線に乗って実験地の千葉に向かったとか、血糖値が高くて体力面で
不安があったとか・・・

695:おのじい
05/10/24 20:19:24 QOKczjsM
そうです。
ところで、私が不思議に思うのは、石斧や古代斧を研究した文化人類学者は何人もいるのに、どういうわけか
和洋の各種現代斧、古代斧、石斧を一堂に集めて伐採効率などを比較した人は1人も居ないということ。
多くのバリエーションがある現代斧のうち1種だけと、これまた多くの種類がある石斧のうち1種だけを取り上げて
比較実験した報告なら結構あるのですが。

関根秀樹氏はある著書で、生木なら鉄斧は石斧の約4倍の効率で切れるという通説通りだが、枯木相手だとその差は
10倍はある、と書いていましたが、他の学者はその辺のことは考えないのでしょうか?

ついでに言えば関根氏の本に出ていた枯木とはダグラスモミで、柔かい木に属します。
これが樫の枯木やコクタン、鉄木など本当に堅い木を切って比較するとどうなるんでしょうか。
石斧や軟鉄だけで作られていた古代斧との差は100倍あるいはそれ以上になるのでは?
当然のことながら、各地各種の現代斧同士での比較も全く行われたことは無いようですね。

696:名無しの愉しみ
05/10/24 21:22:07
ブッチャケ
それが一体何の比較になるか、意味があるのか、でそ?
斧に限らず生活刃物は、植生や樹そのものの差で
その地域や用途に適した物に分化して行った物でしょう

照葉樹主体の山、落葉樹主体の山、沖縄の斧、北海道の斧、それぞれ使われていた物を
一同に集め信州とか、和歌山とかの森で伐採効率の比較をして何の意味や意義が?
石斧も同様では?

697:おのじい
05/10/24 21:50:24 QOKczjsM
言いたいことは分かりますが、比較が無意味とは思いませんな。
斧の比較研究の成果が現代において経済的に有意義な効果をもたらすか、と言う意味ならもちろん
無意味な実験ですが。

偏った比較が無意味なのは分かります。だから公平に検証するためにツンドラから熱帯地方までの
各地の色々な樹種の、生木と枯木で実験して比較したらいい。
用途に適しているか否かでそのような形になったのか、たまたまその地方ではその形が
伝承されただけなのか、など色々なことが分かる。

ある地方に伝承している道具がその地方での用途において最も効率が言い形、と決め付けるのは早計。
よそから入ってきた違う形の道具がより良いとして歓迎され、元の形が徐々に廃れるのはよくある話。
(鉄斧が石斧を淘汰した、などという極端な話ではない)

地方によって用途の差がほとんど無い出刃包丁に片刃の地方(日本では主流)と両刃のものがあるのも
「地域や用途に適して分化」した結果と言い切れるのか?
たまたまその地方ではそういう形が伝承していた、と考えるのが自然では?

698:ムカル
05/10/24 21:54:55 9SWEB3mk
まあ・・・

石斧と鉄斧との威力の差実験で使われる石斧は、大抵は「磨製石斧」ですね。
石を研いで作ったもので、柄には埋め込むようにして装着する。
縄文人が使っていたもので、ニューギニアの高地人が使っているのもこれと同じ。
石を打ち欠いて作った物とは違い、石斧の中では一番威力があるはず。
以前NHK特集でやっていた実験では、栗の樹も松の木も鉄斧のほうが四倍の速さで
伐れるとの話でした。
ただ、冬季は樹が締まって堅くなるので、柔らかい夏季が伐採シーズンだったとのこと。
栗の樹は堅くて腐りにくいので、家の土台や枕木によく使われていましたね。
やはり冬に石斧では、歯が立たなかったようです。

堅い樹や巨木は、根方で火を焚いて焦がしながら伐ったのではないでしょうか?

699:名無しの愉しみ
05/10/24 23:08:04
>>697
>だから公平に検証するためにツンドラから熱帯地方までの
>各地の色々な樹種の、生木と枯木で実験して比較したらいい。
はっきり言っちゃえば、その金は何処から出るの?誰がやるの?と
国内に限らず、材木を輸出して外貨を稼いでる所ならとうの昔にチェンソーにその座を譲り
斧は発展途上国の田舎で残ってるのが現実でしょ?
比較するのはいい、比較したデータを反映する市場も下地もすでに無い今の時代に
やる意味と意義は?ってコト

>ある地方に伝承している道具がその地方での用途において最も効率が言い形、と決め付けるのは早計。
>たまたまその地方ではそういう形が伝承していた、と考えるのが自然では?
それは当然、そういう所もあるだろうし実際多かったカモしれんね
でもこういう考えは、昔は地方毎に独立して他地域との交流がほとんど無く
選択肢が無いまま使い続けていたに違いない
って幻想が前提になってる場合が多いんだよね
300年前にすでに沖縄に北海道からコンブが輸入されてたり
四国土佐で作られた刃物が信州辺りまで流通してたり
人も物も全国規模で動いていたのだし

>出刃包丁
出刃は元々は両刃が原型、片刃になったのは江戸中期~後期辺りらしいです
それ以外のおおまかな形状、バランス、重心位置等が全国区で似通っているのは
北から南、太平洋、日本海を問わず採れるサイズの差はあれど
魚の形状、捌き方の手順が大差無いからでしょう
地域毎に尻尾が二本あるとか、足が付いてるとかの差があれば
包丁の形状も変わったのでは?
両刃、片刃は、研ぎ直しの手間と、使用頻度、食生活の中における魚の占める割合ナドナド
で取捨選択されたのでは?



700:おのじい
05/10/25 18:34:11 vYBPbxp0
こういう展開苦手ですなあ。
もともと私にも意見の違う相手を納得させる材料など無いのでこれ以上の議論は不毛。
面白くて有意義な話のタネが見つかるまで当分休みますわ。

701:名無しの愉しみ
05/10/25 20:25:35
やっぱ洋モノのほうがかっこいい。
こいつを持っていれば大概の人間は黙るでしょ。
あと無敵アイテムとしてはウォーターポンププライヤー
これも持ってるだけで屈強な大人でも黙る。

702:701
05/10/25 20:29:42
手斧をマトに投げつける術を教えてくれるところあるかな?
あれはスポーツのように見えて実は殺人術なんだぜ。

703:名無しの愉しみ
05/10/25 20:42:23
>ウォーターポンププライヤー
何かハゲシク勘違いしてるヨカーン

704:701
05/10/25 21:52:14
しかしこのスレひどいな。

705:ムカル
05/10/26 00:44:32 C9Z0AMuk
>>702
ナイフ投げのスレならばあります。
スレリンク(hobby板)l50
斧投げは、とりあえずグレンスフォシュ社の両刃投げ斧でも買ってみたら?
柄の長さ90cmはニッチ・キャッチでは売りきれましたが、75cmのならばまだ在庫がある。
ついている「斧の本」に、斧投げ競技も載っているはず。
13日の金曜日にも、彼方から飛んできた斧で胸を抉られるシーンがありましたな。


とりあえず耳寄りな情報
「原田物産」と言う会社が、アメリカスタンレー社の工具を輸入して販売しているとのこと。
URLリンク(www.harada-bussan.jp)
もしかしたら、ジョブマスターアックスが手に入るかもしれません。

706:名無しの愉しみ
05/10/27 00:29:38
>>705
そのジョブスマスターってのは殺傷能力他界?

707:名無しの愉しみ
05/10/27 00:32:57
>>706

通報しますた

708:名無しの愉しみ
05/10/27 20:02:35
>>706

とりあえず、切断力、破壊力はあるから殺傷能力も同等だと思う。

709:名無しの愉しみ
05/10/27 23:27:30 w4zIuKzB
>>284
一年前のお話にレスするのもなんですが・・
薪割りシーズンごとに現れる、ってことでご容赦。

ネジキは芯まで均質、また太いものも少ないので、
丸太のまま、使っていいと思いますよ。
なにより、簡単に はげない樹皮は滑り止めとして有効ですから、
なるべく残したい・・

となると、なるべく自然の形そのままで使えれば最高、と思い
探してはいるのですが中々見つかりません。
シーズンが終わると意欲は失せますが。

やっぱり斧の柄は曲がりでは無いほうがいいと思い直し、
通直で、グリップエンドが枝分かれ部分でちょっと太くなってて、
斧刃をすげる部分も枝分かれで太くなっている、
その間隔がちょうど良い長さのものがないかと
キノコ採りをしながら探してますがハードルは高そうです。



710:名無しの愉しみ
05/10/28 20:57:32
>シーズンが終わると意欲は失せますが。
夏に環状剥皮して立ち枯れさせてから乾燥させないと割れてくるよ


711:名無しの愉しみ
05/10/28 22:25:43
丸太のまま割れさせずに乾燥させる簡単な方法は、木口に厚く木工用ボンドを塗って、
なるべくゆっくり乾燥させること。特に最初の2,3ヶ月は乾燥を急いではいけない。
樹皮はもちろん付けたままにしておくこと。
環状剥皮しないなら、伐採時期は今ごろから2月までがいいと思う。

712:名無しの愉しみ
05/10/28 22:28:11 ESNHHGv6
>>710
そうですね。

でも
ネジキの場合は、5cmも余裕をみればだいじょぶ。
非常に割れが入りづらい

713:名無しの愉しみ
05/10/28 22:43:01
割れにくいのは、細いせいもありますからね。

でも、短く切ってて日向に置くなど急激に乾燥させるとだめかも。

714:名無しの愉しみ
05/10/30 20:51:49 qoDsfHEn
うちの裏山にはネジキの群生地になっている一角があるから今度探してみようかな。
気に入った形に削るのもいいが、自然の形をなるべくそのまま使う、というのも楽しそう。

715:名無しの愉しみ
05/10/30 21:12:01
しかし、西洋斧の柄にぴったりな曲りを見つけるのもムツカシイな。

716:名無しの愉しみ
05/10/30 22:20:45
>>715
いや、曲がりの柄の方が見つけやすいと思う。

まっすぐの方が見つけられなくて、今に至る。

717:名無しの愉しみ
05/10/30 22:27:34
>>714
樹皮付きは最高ですよ。
まん丸ではなく、扁平なものもあるので、
斧の柄にも最高のものがあるはず。
ああ、これが**だったら・・と・・思うのは多いよ。

ゆえに悩むし見つからない。

718:名無しの愉しみ
05/10/31 18:26:06 3GJxxm5G
今日、裏山に行ってみた。数百本のネジキを見てみたが、真っ直ぐなものは無かった。
西洋斧の柄くらいのゆるやかな曲がりのものはいくつかあったので、冬になったら採ってこよう。

719:名無しの愉しみ
05/10/31 18:58:31
やはり冬が伐採に最適だよね。
夏に伐るとカビる。

720:名無しの愉しみ
05/10/31 23:49:34
>>718
やはり、自然樹形では通直なものは少ないですよね。

やや混んだ森で、萌芽更新で株立ちしてるものに通直なものが多い。
問題はこの場合、斧の柄に向くほど太いものが少ない・・

鎌や捕虫網の柄なら簡単に見つかるのですが。

721:名無しの愉しみ
05/11/08 15:14:34 n4ujNsnx
ネジキ以外でいい樹は?

722:名無しの愉しみ
05/11/08 19:48:41
カシ、グミ、ヒサカキ
寒い地方のは知らん

723:名無しの愉しみ
05/11/08 23:17:46 QOu1e3ek
ヒサカキもいいの?近くの山に群生地があるから形のいいのを探してみよう

724:名無しの愉しみ
05/11/09 00:51:01
あんたら、どんな得物もっているの?

725:名無しの愉しみ
05/11/10 00:21:28 VaNujTVV
ヒサカキ、確かに丈夫なようだ。
しかし太さと長さが十分で形が素直な幹のものを見つけるのは至難。
ネジキよりずっと幹の形がひねくれているし、小さい。

726:名無しの愉しみ
05/11/11 19:55:39
そのヒサカキの林がまだ若いからでしょ
ウチの辺りは太ももより太い物もあれば真っ直ぐな物も多いよ
農家は鍬や鎌の柄に普通に使ってますもの

727:名無しの愉しみ
05/11/19 19:20:45 OZLxRF/E
あげ

728:名無しの愉しみ
05/11/27 21:06:54 xO8y1OvK
スカンジナビアフォレストを愛用しとります。
素晴らしいバランスが売りです。


729:名無しの愉しみ
05/11/27 21:20:09
切れ味はやはり最高ですか?

730:728
05/11/27 23:31:52
>729
私への質問でしょうか?
薄刃のため、うまく使えるようになればかなり使えます。
切れ味といわれましてもナイフではないので・・・
食い込みと扱いやすさは他に多々ある所持斧のなかでもピカイチです。


731:ムカル
05/11/29 22:19:04 eRaj5xDk
関東圏の刃物マニア、斧マニアの方へ。

世田谷のボロ市が12月15、16日。明けて来年の1月15日、16日、
開催される予定です。中古のマシェットや桑きり包丁、鉈、斧の掘り出し物が
見つかる可能性もあるので是非行くべし。
最寄り駅は東急世田谷線の上町駅か世田谷駅。開催時間は午後零時過ぎから夜八時ごろまで。
刃物以外にも缶に詰め放題の静岡茶、揚げソーセージなどで充分楽しめると思います。


732:名無しの愉しみ
05/12/14 19:01:45
その帰り
銃刀法違反で逮捕されましたとさ

733:名無しの愉しみ
05/12/14 19:24:50 BJAGf+vi
長くて思い、格闘選手がよく使うハンマーを探してるんですが、いいのありますか?

734:名無しの愉しみ
05/12/15 00:35:55
>>733
こっちで聞きなさい。

【斧・鉞・錘】鈍器術【鉈・金槌・メイス】2撃目
スレリンク(budou板)l50


735:ムカル
05/12/15 21:44:33 DE5JVID9
今回はいい出物がなかったので、かわりにTシャツ買って帰りましたよ。
よって、タイーホの心配は無し。

736:きこり
05/12/17 19:40:10 lLb8+t6J
このあたりでも、ビシャコ(ヒサカキ)や榊を柄に使っている人がいます。
昔、筏流しや川舟があったころは裂けにくく弾力があるので(水に沈みやすいという理由もあるけど)ので、川下りの突き棒に使われたそうです。

上の方で、伐倒方向や「噛まれる」話がありましたが
「追い口を先に切る」はガイシュツですか?

木を伐倒方向に引き起こすのに、直径2、30cmの杉檜なら、本職の使うチルホールでなくとも、ホームセンターの荷締め機とホイストロープでなんとかなったりします。

で、私の方から質問なのですが、欧州では「枝打ち斧」というのは、バイエルン型片手斧になるのでしょうか?
※「枝払い」ではありません。
まあ、米には「枝打ち」斧はないような気がします。日本に視察にきた米の林家団体が、吉野杉を見て「こんな節が全くない木をどうやってつくったんだ?」と、質問したそうなので。

737:きこり
05/12/17 19:57:23 lLb8+t6J
おのじい、ムカル氏には頑張って欲しいです。
私ですら、斧は片手斧をチェンソー救出・ヤー(クサビ)打ち以外は、猪や鹿の解体調理にたまに使うだけ。両手斧は倉庫で眠り続けるのみ…

最近は、ほとんど15cmぐらいまでの木を伐りまくる現場にいるので、片手斧すらビニールにくるまり、山でチェンソーと仲良く寝ておりますです…

738:きこり
05/12/17 20:33:24 lLb8+t6J
で、いまちょうど伐りまくっているのが、
サカキ・ヒサカキ・ヤブツバキ・ヒメシャラ・モッコクなどの「ツバキ科」と、ツツジ・ネジキ・アセビなどの「ツツジ科」の木が7割

「ツバキ科」は西南日本では昔から道具の柄として良く使われており、「ツツジ科」も日本だけでなアジア欧州でも器具材(ゴルフのウッドやパイプに使われる「パーシモン」は柿ではなく、別種の、確かツツジ科の植物)に使われているようです。

器具材には、「クルミ・カバノキ・ブナ科」の木が使われる―樫・ヒッコリー・ハンノキミズメ・カバシデ類―が一般的ですが

木目の目立たせない柄や、原木のまま手に馴染む柄ならば、「ツバキ・ツツジ科」もよいかと。前者より柔らかい分、折れ裂けしにくいです。

739:ムカル
05/12/18 00:38:14 40Jh4a9i
ああ木こりさんお久しぶり。

追い口を先に切る?なんていう話は初耳ですな。裂けたりしませんか?
西洋には鉈はなくても、(藪刈り用のマシェット除く)鉈鎌という刃物があったはずですよ。
しかし植林していちいち枝打ちは流石にしないはずですが。
西洋の広葉樹は日本のように曲がりくねって枝分かれして延びるのではなく、
ある程度まっすぐ伸びるとのこと。だからオークの木を樽材に使えるのですね。

西洋のパイプは、ブライヤーというツツジ科の木の根株を彫って作るんでしたね。

740:名無しの愉しみ
05/12/18 15:16:34 udbt+iei
斧で刃が2つついてるやつはない?
あと手斧で刃渡りが特に大きいのは何cmぐらいまでならある?

741:名無しの愉しみ
05/12/18 18:08:30
>斧で刃が2つついてるやつはない?
伐採用じゃ見た事が無いね

>あと手斧で刃渡りが特に大きいのは何cmぐらいまでならある?
15cmくらいまでじゃ?
大きいと使いにくいから


742:名無しの愉しみ
05/12/18 19:21:46 udbt+iei
>>741
ありがとうございます。15cmぐらいのでお勧めのある?
菊重によさそうなのあったけど鋼材は分からないしどこのものか
分からない。菊重自体無名?

743:ムカル
05/12/18 23:06:02 8W517Sy8
>>740

刃が二つあるのって両刃斧ですか?それならここのスローイングアックスがある。
大型の両刃斧は売り切れ状態ですが。
URLリンク(www.no-muhiroba.com)
両刃斧のこと差しているのじゃなかったらゴメン。

なお、上のリンクのブロードアックスは、刃渡り17cmはある。
柄の長さが50cmなので、切り詰めれば手斧として使えるかもしれない。
多少値が張るが。菊重はあいにく良く知りませぬ。


744:名無しの愉しみ
05/12/19 18:42:07
>>742
手斧は地域限定が大半、全国区で流通してるのなんて数本あるか無いか
ウチの辺りで買える物はタブン貴方の周りじゃ買えないよ

地元の金物屋で聞いて、評判のいい物を買いなされ


745:名無しの愉しみ
05/12/19 19:39:49 nL/qWdLj
>>743
有難うございます。両刃でいいのか。両刃って刃がナイフの表裏についてるものだと思ってた。
>>744
なるほど。地元にはないなあ。買うなら通販ですね。

746:ムカル
05/12/20 00:24:01 WDiJe3kS
こちらの両刃斧ならば、まだ一本売れ残っております。
URLリンク(www.rakuten.co.jp)
すね毛が剃れるほどの切れ味ではありませんが。

しかし鉈の両刃と、斧の両刃は意味を取り違えやすいですな。

747:おのじい
05/12/22 18:49:20 7NplbS1r
お久しぶりです!
久々に商売でインドネシアに出かけていました。
枯木ではありますが、直径50-80cmくらいのを5日間で23本切り倒して爽快な思いをしました。
熱帯の木は堅くても粘りが無いのが多いので切るのが楽です。
持って行った斧が短く(65cm)、雨期で正午くらいには雨になるので、巨木には手を出しませんでした。
1本は直径180cmくらいあったのですが、雨が降り出したのと、落ちてきそうな枝があったので4分の1くらい
切ったところで中止しました。

748:ムカル
05/12/22 19:45:15 zLEWT3H+
ああこれはお久しぶり!
5日で23本と言うと相当なペースじゃありませんか?
一日5本の割合。一本に一時間としても、体力は相当消耗する。
自分には想像もつかない。

しかし枯木では鋸のほうが良くはありませんか?斧ならば、震動で大枝が折れる可能性があって
危険だし。

749:おのじい
05/12/23 15:41:39 jZbaRaIN
いやいや、全体が堅かったのは6,7本で、あとは半分朽ちかけているものでしたから、
時間が掛かったのは堅いもののうちの太いもの3本だけです。

それに堅くても粘りが無いので1回の切り込みで手の平大から下駄大の木っ端が剥がれるので
日本の松や檜より楽に切れるものが多かったです。

落ちてきそうな枝は同行者に見ていてもらうし、複数の枝があちこちの方向に残っている立ち枯れは
さすがに危ないので手を出しません。
それに、切っている最中に枝が折れて落ちてきた、という経験は今の所ありません。

倒れる時にその木自身が折れて色々な方向に落ちること、巻き添えを食ったほかの木の枝が思わぬ所へ
落ちることが危険で、いつも最大の注意を払います。
倒れてから10分以上も経ってから隣の木の大枝が落ちてきたことがありました。

750:ムカル
05/12/23 23:08:09 G8sU64d1
ところで、伐採法は普通の、二方向から受けと追いを伐り込む方法ですか?
鼎伐りは試してみましたか?

751:名無しの愉しみ
05/12/24 12:06:01
おのじいさんとムカルさんは仕事で斧を使ってるのですか?

752:ムカル
05/12/25 00:21:15
仕事では使っていません。
斧は観賞用です。

753:名無しの愉しみ
05/12/25 10:11:00
なんでこのスレのコテハンって初心者ばかりなの?
他のスレだと、常駐コテはある程度デキる奴が多いのに。


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch