04/10/04 21:49:23 FaVI1F7w
金太郎型の鉞は道具というより、武器じゃありませんか?
ただ刀や鑓ならまだしも鉞はよほどの豪傑でなくては扱えないから廃れた、とか。
しかし近世の版画や絵画では、明らかに脚の長い和斧じゃなくて金太郎型の鉞で木を伐っている場面があるし。
もっとも絵師は樵の仕事風景を見たことが無く、想像で描いたのかもしれない。
ちなみに和斧の側面には片側に三本。もう片方には四本の筋が刻まれている。
これは「山の神と鉄の神に仕事の安全を祈る」意味であるといいます。
中には「斧が木に吸い付かないための空気抜き」という解説があるが、これは正しいとはいえない。
筋の無い洋斧でも充分使えるし。
西部劇はあまり見ないのでよくわかりません。今度見てみます。
遠藤さんの本の中の一文に「西部劇の中で、大男が両刃斧で薪割りしている場面がある」とあったが、
両刃斧は薪割には不便ですね。反対側で楔打てないし。
そういえば伐採のとき、受けは斧で刻み、追いは鋸で挽き伐る。最後に楔を打って倒す。
しかし両刃斧は楔打ちには使えない。楔打ち専用の片刃斧持っていったのかな?