06/05/21 01:25:28
コンセプ制作についてこんな事書いてる人もいる。
抜粋だけどどぞー。
恋月姫自身について言えば、これまでもこれからも、人形を作り追求・探求
していく事と確信している。
人の手による仕事を、恋月姫はいとおしく信じてもいるのだろう。
バトンを渡す人間の在り方を、彼女はしっかりと捉え、理解している。
素材に魂が宿るのではなく、手仕事によって魂が座し立ち上がっていくこと
を恋月姫は知っている。
知識としてではなく、彼女の魂が、命が、深くふかく頷き、獲得しているの
だろう。
恋月姫の目線は常に天を透かし見ている。
足元の雑事をはなれ、肉体の束縛をもふりほどき、彼我の境界をも超え、何
か言葉ではくくりきれない光のようなものと語らっている。
自由でいて軽やかに、やはり女の子であるところの恋月姫より始まった100体
をこえる器達に、それを個として向かい合い触れたものだけが注ぐことを許さ
れる水蜜は、いかなる味わいなのか期待をこめて見守っている。