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このうち、ブルーの目は白ネコとシャム系のネコ(ポイントのあるネコ)に多く、白ネコの場合は高い割合で
聴覚障害をもっている。また、白ネコの場合はオッドアイといわれる、左右の目の色が違う場合も多い。
この場合、ブルーの目の側の耳に聴覚障害をもつといわれる。シャム系のネコの場合、立体視力に問題が
ある場合があるが、品種改良の結果、このようなネコは多くない。
これらの目の色の違いは、虹彩におけるメラニン色素の量で決まり、色素が多い順にカッパ-、ヘーゼル、
グリーン、ブルーとなる。(これは、人間など他の哺乳類の目でも同様である。)色素の量の違いは、
元々生息していた地域の日光の量の違いに由来するといわれる(日光量が多い地域では色素が多くなる)が、
交雑の結果、現在では地域による違いはほとんどなくなっている。なお、シャムネコのブルーの目は
北アジア由来といわれ、熱帯のタイ原産のシャムネコであるが、先祖の目の色に由来するらしい。
また、生まれて間もない子ネコの場合、虹彩に色素が沈着していない場合が多く、ブルーの目に見える
ことが多い。これを「キトゥン(子猫)・ブルー」という。生後7週間くらいから虹彩に色素がつき始め、
徐々に本来の目の色になっていく。