05/12/19 21:03:22 aMJn1AKM
俺もいい加減寒くなり、虐待なんかしてる場合じゃないので帰ろうとするのだが、
逃げるのかと言わんばかりにニャーニャー泣きながら足元にまとわりつく。
ここで逃げては人としての示しがつかないので、缶コーヒーを買い再びしゃがみこみ
持久戦に持ち込む。コーヒーは嫌いなのだが凍え死ぬよりはましなので口に流し込む。
持久戦と言っても何もしないわけではなく、何とか体力を消耗させようと様々な攻撃を仕掛ける。
中でも一番ダメージが大きいのが、俺の冷たくなった両手をやつらの背中に乗せる攻撃だ。
こんなもの効くかとしばらくは我慢をしているが、急にピクンと飛び跳ねる。ざまあみろ。
数十分後、やつらは限界を感じたのだろう、すっくと立ち上がり小走りで去ろうとしている。
ここで逃がしてなるものかと後を追っていくのだが、人が入れないところを通り道にしているため、
手をこまねいて見送るしかない。凍死はさせられなかったが、人としての威厳を保つことは出来た。
出没時間は分かっているので明日こそは凍死させてやるとこの胸に誓って帰路につくのだ。