05/02/26 15:15:40 bjOq9Iyu
三ヶ月程前。
週末遊びに出掛ける際、よく立ち寄る道の駅(田舎だもんでね)に可愛らしいお嬢さんが。
野良にしては綺麗だし懐っこいので外飼いだろうと思っていた。
しかしその後何度か寄ったが、いつ行ってもその子が居る。
朝でも、昼でも、夜中でも。
「人間と暮らす事が必ずしも猫にとって幸せとは言えない」と考えていたので撫でることはあっても連れて帰ろうとはしなかった。
ある寒風が吹く夜中、トイレのためにその道の駅に寄ると、その子はやはり居る。
寒いのかしゃがんだ私の膝によじ登り、顔を埋めてくる。
それまで動物を飼ったことはなかったが猫が寒さに弱いということは知っていた。
周囲を見渡してもダンボールハウスすら見当たらない。
コートを着込んだ人間ですら五分もすれば震えてくる寒さに耐えられるだろうか。
…。
気付いたら拉致ってました。
幸い一軒家で一人暮らし。
懐けばいいな、そうでなかったら冬の間だけでも預かろう。
そう思って一緒に暮らし始めたお嬢さんは、今、私の膝の上でお休み中です。
たまに猫砂の掃除を忘れて仕事に行ってしまうダメ下僕だけど、これからも一緒に居てね、さくら。