06/07/02 09:49:49
小学生の頃、体育館で長座して前屈する時に、誰かに背中を押してもらうのが常識でしたよね。
「痛いっ!」、「そんなに強く押さないで~!」などと大騒ぎしながら・・・これって、冷静に考えれば良いわけないですよね。
今は、これに代わってストレッチが常識となっています。
でも、負荷をかける柔軟運動は、完全に悪いというわけでもないようです。そんな研究が発表されました。
Swank他(J Strength Cond Res 2003)は、ストレッチに負荷をかけた場合の効果について観察しています。
43人の55~83歳の試験参加者に、通常のストレッチをさせた場合と、0.45~1.35kg程度の弱めの負荷をかけて
ストレッチをさせた場合で、首、肩、股関節、膝、足首の可動域(動かせる範囲)に差がでるかどうかを観察しました。
実験は、10週間続けられました。その結果、負荷をかけたグループの方が、関節可動域が広がりました。
研究者達は、高齢者において、少々負荷をかけてストレッチを行った方が効果的であると結論しています。