06/12/15 20:29:54 /vqCqTjE
今までの鉄道は、フェールセーフでシステム構築していた。
これは、「異常時には、安全側に機能停止」という発想で、
とにかく重大事故を避けることに重点がおかれる。
飛行機の場合は「機能停止」自体が墜落を意味する「危険側」である為、
性能が落ちても必要最小限の機能を維持するようにシステム構築する。
これは、「フォルトトレラント」といわれる。
今までは鉄道における故障の頻度はそれ程高くなかったor問題になるケースが少なかったので、
フェールセーフ・システムでよかった。
ところが束が故障による運休を頻発した為、フォルト・トレラントなシステムを
構築せざるを得なくなったわけだね。
機械(施設・設備)で対策するのも一つの方法としてありだが、
運用とかヒューマンエラーとかを含めた「システム」で対処するのが本筋ではないかと個人的には思うが。
「メンテナンスフリー」を錦の御旗にして、とにかく手抜きが横行しているような印象を受ける。
ラインでリアとか、いつ見ても誇りだらけの印象だし。
機械ってのは完全にメンテナンスをなくせるものじゃないので、「メンテナンスフリー」なんて夢物語をほざかずに
必要なメンテが簡単・確実にできる「イージー・メンテナンス」で作ってもらいたい物だ。