05/05/21 21:10:24 dvclTEhJ
コピペ。
牽引定数とは、その機関車が停止した位置から引き出せる列車重量(牽引重量)の事で鉄道用語では10トン=1車で表示するのが一般的。(50系客車の場合は空車3車(30トン)、積車(満席時)3.5車で計算する)
牽引重量とは、その機関車の牽引力を抵抗(走行抵抗、曲線抵抗、勾配抵抗などすべての抵抗)で割ったものであり、勾配抵抗が著しく大きい急勾配区間とか、車両の走行抵抗が増大する高速運転時には極端に低い値になる。
実例を上げて説明すると、C62重連で有名だった函館本線長万部~小樽間の「急行ニセコ」の場合、25‰の勾配を急行速度(67キロ以上)で走行するためC62形機関車の定数は25車(250トン)に抑えてあった、上り104列車(急行ニセコ)の換算32車を1両では牽けなかった。
この区間だけはC62が重連で運転していた。
高原のポニーで有名な、小型のC56形蒸気機関車の牽く「北びわこ号」(北陸本線米原~木ノ本間)は急勾配区間がないため、この区間の牽引定数は26車(260トン)だという。日本一の旅客機関車のC62形でも25‰の急勾配を60Km/h以上で走るためには250トンしか牽けなかった。